日本の猟銃、村田型散弾銃

こんばんは、レナートです。 

買取りで村田型散弾銃が入荷しました。 明治~昭和、(場合によっては平成まで) 日本の猟師さんに愛用されていた銃ですね。 


二十二年式村田銃の登場以降、旧式化し民間に払い下げられた十三年式や十八年式村田銃をベースにしたり、民間銃器メーカーで新規製造されたのが村田型散弾銃です。 当時の日本では結構普及していたようですが、招集されて兵役で使っていた村田銃と同じ操作感の猟銃があれば、そりゃ人気出るでしょうね~。 


軍用払い下げ品ベースの村田散弾銃には、機関部側面に「大日本帝國村田銃」「東京砲兵工廠小銃製造所」など軍用時代の刻印が残っているのですが、本品にはそういった刻印は見られません。 なので、民間銃器メーカーで新規製造された個体と思われます。 


フロント・サイトはポスト先端に視認性向上のためか銀色の板が嵌め込まれており、リアはバック・ホーン型のVノッチ。 如何にも昔の猟銃といった雰囲気で良いですね~。 


薬室上には口径の「二十八番」 (二の部分が殆ど消えかかっています) の刻印があり、村田散弾銃で一般的な30番や40番より少し大きめのようです。 唐草模様の円グレーブがなんか和風? シリアルNo.の桁がやけに多いのも面白いですね...(流石に471億挺も生産していないと思いますよ)。 


グリップにはチェッカリングも施されており、これも猟銃っぽいポイントですね。 ストックの前後には可愛らしいスイベルが付いています。 


そういえば、村田散弾銃の記述があるカタログがあったな...と思い、猟銃販売製造メーカーである川口屋林鉄砲火薬店 (後のK.F.C.) 定価表を持ってきました。 明治三十七年 (1904年) のお品です。 


文字だけのページですが、「新式村田形猟銃正価」という記載が。 ここに本品と同じ「二十八番径 九円」が載っています (当時の教員初任給 (8~9円) で考えると、現代で20数万~30数万って感じでしょうか?)
30番と40番口径は「普通製」とのことで、スタンダードモデルだったんでしょうね。 口径が大きくなるにつれ追加でお金が取られる感じのようです。 
川口屋製村田散弾銃は左側の説明欄を要約すると「銃身とストックにはスイベルが付いており、ストックには網目 (模様) が施されている」とのことで、今回紹介した個体と同じ特徴を持っていたようです (銃本体にメーカー刻印がないので、川口屋製かどうか判別できないですが...)。 ということで、村田型散弾銃でした。 
>>村田型散弾銃はこちら
>>川口屋林銃砲火薬店 価格表 (明治三十七年) はこちら

 


本日のワンポイント情報!!
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