商品番号:10358
国名:日本
時代:一次大戦前
種類:散弾銃

村田型散弾銃 (#47113103878)

¥330,000
税抜 ¥300,000
商品番号
10358
発売日
2026/09/12
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Murata Type Shotgun
国名
日本
時代
一次大戦前
全長
1,290mm(実測)
口径
28GA
装弾数
単発
【村田型散弾銃について】

村田経芳 (1838-1921) が設計し、明治13年 (1880年) に帝国陸軍制式となった十三年式村田銃に始まる一連のボルト・アクション・ライフルのシリーズが村田銃です。 最初のモデルである十三年式村田銃は口径11mmの単発式小銃で、村田経芳には銃器設計を学ぶ為に渡欧した経験が有った事から、十三年式村田銃の設計にもフランスのグラスM1874やオランダのボーモン M1871小銃からの影響が見られます。 十三年式村田銃の採用と同時に、東京砲兵工廠小石川小銃製造所では当時陸軍で使用されていたシャスポー銃に対して、村田銃の仕様に即した改修も行われました。 明治十八年 (1885年) に制式となった十八年式村田銃は、十三年式村田銃に小改良を加え使用弾薬や装弾数に変化はありませんでした。 十三年式でボルトを後退させた際に機関部から完全に抜けてしまわないようボルト右側面にネジ留めされていたラグに代わり、十八年式では本体左側面からマイナス・ネジ状のクロス・ボルト式の抜け止めを挿入する方式への変更が機構上の変更点です。 また、十三年式ではアッパー・タングは殆どなくネジで留める箇所もありませんでしたが、十八年式ではアッパー・タングが通常の小銃と同じように長く二本のネジで上部から下部 (トリガー・ガード・プレートとトリガー・ガード後部) で固定されます。 ボルトを閉鎖した状態で比べてもボルト上面後方の形状も異なります。 また銃口部左側面に着剣時の補強の為のガイドが設けられているのも外観上の特徴となっています。 十三年式村田銃は1885年までに少なくとも58,675挺が製造され、その後シリアルNo.を引き継ぐ形で十八年式村田銃の生産に移行したと言われています。
十三年式村田銃と十八年式村田銃は並行して使用されましたが、二十二年式村田銃が制式となった後は予備兵器となり、三十年式や三八式歩兵銃が制式となると軍から完全に姿を消しました。 多くの村田銃は学校教練や民間に払い下げられ、終戦まで使用されました。
また、軍から払い下げられた十三年式や十八年式村田銃の機関部を再利用した村田型散弾銃も生産されました。 村田型散弾銃は明治後期から大正にかけて猟銃としてポピュラーであり、川口屋林銃砲火薬店などの国産銃器メーカーにより狩猟用散弾銃として新規生産も行われました。 口径は多くが村田11mm実包の真鍮薬莢をベースとした30ゲージ (約12,3mm) 散弾を使用しましたが、他にも8ゲージから40ゲージまでの多くのバリエーションが存在しました。 (MM)(TK)

【本個体の説明】

本品の薬室部右側面にはシリアルNo.47113103878の刻印が見られ、薬室部上面には一部薄くなっていますが、口径を示す「二十八番」の刻印が見られ、これは本品の口径14mm (28ゲージ) と一致します。 本品は機関部などのサイズやボルトの造りは軍用の十八年式村田銃と近いものの、軍用刻印が見られないことや、十八年式の銃床左面に見られる2本のネジを用いたボルト抜け止めが見られないことから、当初から村田型散弾銃として製造されたものと見られます。
本品は全体的にやや使用感が見受けられ、金属部は経年による時代錆や朽ち込み痕が見受けられますが、現状では落ち付いた状態です。 薬室部上面には唐草模様のエングレーブが見られる他、銀線の象嵌装飾が施されており、こちらは一部欠落しているものの5割ほどの箇所で銀線が残っています。 トリガー・ガードの内側後方には、トリガー・ガード固定用のネジ穴部分の肉が薄くなり、小穴が開いている状態ですが、トリガーガードの取り付けにガタつきは見られません。 木部は一般的な村田型散弾銃と同じ猟銃用ハーフ・ストックとなっており、打ち傷が散見されるものの表面に適度な艶が残った状態が保たれています。 ストック先端下面及びバット・ストック右面下部に欠けが見られますが、断面に時代が付いているため大きな違和感はありません。 バット・ストックにはバット・プレートとの境目付近に複数のクラックが見受けられますが、現状広がっている様子は見られず、バット・プレートの取り付けにガタつきは見られません。リア・スイベル金具の後方に元々スイベルが付いていたと思われる穴が空いていますが、こちらも時代がついておりかなり古い改造跡と見られます。 また、スリング・スイベルは前後共にスムーズに可動します。 傷み易いバット・プレート部には細かな打ち傷や時代錆、擦れが見られますが、こちらも大きな腐食等は見られません。
トリガーテンションのある、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (TK)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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