無可動実銃とは、もともと実際に使用することを目的として製造された実銃に、発射機能を失わせるための加工を施し、鑑賞・収集を目的として流通しているものです。モデルガンやレプリカのように外観を再現して製造されたものとは異なり、実銃そのものを無可動加工していることが大きな特徴です。製造時の材質や仕上げ、メーカーや工廠の刻印などが残されているほか、軍や警察などで使用・管理されてきた個体には、その過程を示す刻印や改修、再整備の痕跡などが見られることもあります。また、同じモデルであっても製造年代や仕様、使用された国や組織、保存状態などによって一挺ごとに違いがあります。こうした実銃ならではの個体差も、無可動実銃を収集する魅力の一つです。
シカゴレジメンタルスでは、1993年に日本国内で無可動実銃の取り扱いを開始して以来、長年にわたりこの分野を専門としてきました。現在では日本唯一の無可動実銃専門店として、拳銃を除き、世界各国で製造・使用されてきたさまざまな銃器を取り扱っています。
弊社の品揃えを支えているのが、欧米を中心とする複数の国からの仕入れです。銃器、とりわけ軍用銃は、一般の商品と同じように自由に仕入れられるものではありません。取り扱うことのできる銃器や条件は国によって異なり、輸出入にはそれぞれの国の法律や規則、許可制度が関わります。そのため、海外から継続して銃器を仕入れるには、各国の制度と日本国内の制度の双方を理解し、必要な手続きを適正に行うことが欠かせません。
シカゴレジメンタルスでは、こうした取引を長年にわたり積み重ね、現在も海外の取引先を訪れ、実際に銃器を確認しながら買い付けを行っています。各国の法令や規則に沿った取引を継続してきた実績と、海外の取引先との信頼関係が、現在の仕入れを支える基盤となっています。そして、仕入れる国や市場が異なれば、そこで流通する銃器も異なります。欧米を中心に複数の国から仕入れを行ってきたことで、一つの市場だけでは揃えることのできない、世界各国の多種多様な銃器を取り扱う現在のラインナップにつながっています。
これまでに取り扱ってきた銃器は約2,000種類、22,000点を超えます。こうした幅広い取扱実績は、品揃えだけでなく、銃器そのものへの理解にもつながっています。銃は製造国や年代、設計によって構造や作動機構が異なります。そのため、適切な無可動化加工を行うには、それぞれの銃がどのような構造を持ち、どのように作動するのかを正しく理解することが重要です。長年にわたり多種多様な実銃を見て、触れ、比較し、取り扱ってきた経験は、こうした構造や機構を理解するための大きな蓄積となっています。
海外から銃器を仕入れるための制度への理解と取引先からの信頼、世界各国の銃器を取り扱ってきた実績、そしてそこから培われた銃器そのものへの知識。これらを積み重ねながら、シカゴレジメンタルスではさまざまな無可動実銃をご紹介しています。
無可動実銃は、同じモデルであっても製造年代や仕様、刻印、状態、来歴などにさまざまな違いがあります。また、それぞれの銃の構造を正しく理解し、適切に無可動化されていることも重要です。だからこそ、無可動実銃を購入する際には、外観や価格だけでなく、実銃についての知識と取扱経験を持ち、一挺ごとの特徴や状態を適切に確認・説明できる専門店から選ぶことが大切だと私たちは考えています。