映画「太平洋奇跡の作戦 キスカ」視聴

皆様こんばんは。 涼しいような蒸し暑いような…実に微妙な気候ですね、ナベです。


本日は、こちら映画「太平洋奇跡の作戦 キスカ」でございます。 1943年に実際に行われたキスカ島撤退作戦を題材にした、1965年に公開された映画です。 軽巡洋艦阿武隈カッコイイな~。


今から61年も前の映画で、当然CGなんかも皆無ですが、海上自衛隊が護衛艦や潜水艦を貸し出したり、円谷の特撮技術が素晴らしかったりと、なかなか見どころが一杯。 俳優さんたちの所作もキビキビしていて心地良い(?)です。 参謀にビンタされても水兵は笑顔で感謝するというのは時代ですな~ (今なら良くて停職ウンヶ月?)。


撤退部隊の指揮官でこの作品の主人公は、三船敏郎さん(→)が演じる大村少将。 モデルとなったのは木村昌福海軍少将(←)です。 その木村少将、兵学校の卒業順位は118人中107番、と成績はアレだったものの、ソロモン海域で活躍したり、このキスカの撤退作戦を成功させたり、レイテ島への輸送作戦やミンドロ島突入作戦も成功させたりと凄い方だったそうです (しかも撃沈した敵船の乗員に配慮したりとヤサシイ)。 どうせなら三船さんにも木村少将のようなお髭を付けたらいいのに…とも思いましたが、三船さん+ヒゲは迫力が有り過ぎか?


他に撤退作戦なんか無駄!と主張する黄門様とは正反対なイヤ~な軍令部の参謀役で、西村晃さんも出演していますが、元海軍飛行予備学生で白菊特攻隊に所属していただけあって、何かこう…妙に生々しさと言いますかリアリティを感じてしまいます。


兵器に関しては劇中、大は巡洋艦、駆逐艦、海防艦、潜水艦、大発 (海自の運貨船?) B24重爆撃機、P38双発戦闘機、高角砲なんかが、特撮模型を含めバンバン登場します。


実物大のセットと思われますが、九六式二十五粍連装機銃も景気良く米軍機に向けて火を吹いてます。 しかしこの映画、何処の島で撮影したのかと思ったら富士山山麓で、海岸のシーンは本栖湖だったとは…。

(>> 海軍九六式二十五粍高角機銃弾薬莢を加工したオブジェはこちら)


海軍メイン (撤退する兵員5,200人中、半数は陸軍なのですが、陸軍の将兵は全く出て来ません) の映画ですので、小火器で出てくるのは海にポイ捨てされる三八式歩兵銃くらいです。 ところでキスカ島の陸海軍部隊は三八式装備だったそうですが、お隣の玉砕したアッツ島の陸軍部隊は九九式短小銃を装備していたとか (編成時期によって装備が異なったりしたのでしょうか?)。

(>> 三八式九九式を含む日本軍小銃はこちら)


ともあれ、日本の戦争映画では珍しくハッピーエンドで終幕する貴重な映画です。 切羽詰まってにっちもさっちも行かない際にご覧になるといいかも知れません。 それでは~。



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