商品番号:10314
国名:アメリカ
時代:第二次大戦
種類:短機関銃
取扱店舗:大阪店

トンプソン M1928A1 短機関銃 (#S-392682)

¥308,000
税抜 ¥280,000
商品番号
10314
発売日
2026/06/29
取扱店舗
大阪店
在庫
1
英名
Thompson M1928A1 Sub Machinegun
国名
アメリカ合衆国
時代
第二次大戦
全長
855mm(実測)
口径
.45 ACP
装弾数
20/30/50/100発
【トンプソン M1928A1 短機関銃 について】

トンプソン M1928A1 短機関銃は、アメリカ陸軍によって1938年に標準調達品として制式採用されたアメリカの代表的な短機関銃です。 1920年代に海軍や海兵隊で限定調達されていたトンプソン M1928 短機関銃をベースに、軍の要求に合わせてフロント・グリップをバーティカル・タイプから水平のストレート・タイプへと変更し、ハンドガードおよびストック下部にスリング・スイベルを追加した軍用仕様モデルです。 第二次世界大戦時には、レンドリース法に基づきイギリスやソ連など連合国各国にも大量に供給されました。
トンプソン短機関銃の開発の歴史は、ジョン・T・トンプソン (John T. Thompson) が第一次世界大戦の塹壕戦に向けて「塹壕箒」として使用する「個人が携行できる機関銃」というコンセプトを考案したことに遡ります。 開発完了時には第一次世界大戦が終結していたため軍の大量発注は得られませんでしたが、戦後の禁酒法時代にM1921などのモデルが法執行機関やマフィアに使用されて大きな知名度を獲得しました。 その後、発射速度を抑えたM1928が軍の一部で採用されていましたが、第二次世界大戦の足音が近づく中、陸軍は自動火器の不足を急遽補うため、1938年に本銃をM1928A1として制式採用し、本格的な大量配備を開始しました。
技術的な特徴として、機関部にはブリッシュ・ロック (遅延ブローバック機構) と呼ばれる複雑な閉鎖機構を備えています。 ボルト・ハンドルはレシーバー上面に配置されており、銃口には銃の跳ね上がりを抑えるカッツ・コンペンセイターが標準装備されています。 マガジン装着部には横方向のスロットが設けられているため、20連および30連の箱型マガジンに加えて、50連や100連のドラム・マガジンを使用することも可能でした。 総じて切削加工を多用した非常に高品質かつ高コストな作りとなっています。 生産当初は銃身に連続射撃時の冷却を促すための深い放熱フィンが刻まれ、精巧なライマン式の可動式リア・サイトを備えていましたが、戦時下の生産性を向上させるため、生産後期には放熱フィンが省略されて平滑な銃身となり、リア・サイトも単純なL字型の固定式ピープ・サイトへと簡略化された仕様が存在します。
実際の運用において、大口径の.45 ACP弾がもたらす高いストッピング・パワーとフル・オートマチック射撃の組み合わせは、市街戦やジャングルなどの近接戦闘において絶大な威力を発揮しました。 重量に関しては空虚重量で約4.9kgと短機関銃としては非常に重い部類に入りますが、その重量が強烈な反動をマイルドに吸収し、フル・オートマチック射撃時のコントロールを容易にするという戦術的な利点も生み出しています。 アメリカ軍の各部隊だけでなく、イギリス軍のコマンドー部隊などにも愛用され、ヨーロッパから太平洋戦線に至るまであらゆる過酷な戦場でその高い信頼性を証明しました。
派生モデルおよび改良型として、戦時下の大量生産の要求に応えるため、M1928A1の構造をさらに根本から簡略化したトンプソン M1 短機関銃およびトンプソン M1A1 短機関銃が存在します。 切削加工を多用するM1928A1は、生産後期の仕様変更 (放熱フィンやサイトの簡略化) を経てもなお製造コストと時間がかかりすぎたため、M1では複雑なブリッシュ・ロック機構を廃止して単純なストレート・ブローバック方式へと変更し、ボルト・ハンドルを右側面へ移設しました。 さらにカッツ・コンペンセイターやドラム・マガジン装着用スロットも完全に省略されています。 M1のさらなる改良型であるM1A1では、ボルト本体に固定された固定撃針が採用されるなど、生産性は飛躍的に向上しました。

【本個体の説明】

本品のレシーバー左側面にはシリアルNo.の他、「U.S. MODEL OF 1928 A1」及び「THOMPSON SUBMACHINE GUN CALIBRE .45 AUTOMATIC CARTRIDGE」の刻印が入っています。 また、レシーバー右側面には米国のパテント刻印の他、「AUTO-ORDNANCE CORPORATION BRIDGEPORT, CONNECTICUT,U.S.A」の刻印が入っています。 尚、レシーバー上面にはトンプソンのロゴが入っています。 ロア・レシーバーのシリアルNo.はアッパー・レシーバーのシリアルNo.と打ち直しでマッチしています。 本品はシリアルNo.がSで始まる事からサベージ社製であることがわかります。 ハンドガード後端にはサベージ製を示す「S」の刻印が見られます。 バレル・フィンがあり、Lyman (ライマン) 社製の固ラダー・サイトが付いた仕様です。 カッツ・コンペンセーター表面の刻印についてもはっきりと残っています。 尚、セレクター及びセーフティはいずれも削り出しタイプの物が取り付けられています。 また、アッパー・レシーバー左側面には、オート・オードナンス社検査官のGEG (Geroge.E.Goll) 刻印が確認出来ます。
本品は全体に多少の使用感が見受けられ、レシーバーや銃身といった金属部については、若干の打ち傷や擦れの他、アッパー・レシーバー側面等に一部仕上げが薄くなっている箇所が見受けられるものの、全体に目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 しいて言えば、カッツコンペセイターの錆のあとが目立ちます。 木製のハンド・ガードやグリップ、バット・ストックについても、やや打ち傷や線傷が見られるものの、現状大きな破損等は見られません。 バット・ストックのやや艶のある仕上げとなっています。 尚、ハンドガードとグリップの取り付けはがたつきもなくしっかりとしています。 バット・ストックの取り付けは、若干の遊びが見られますが十分許容レベルで、着脱もスムーズに行えます。 バット・プレート部は、若干の打ち傷や擦れは見られるものの、目立った変形等は見られず、ストック内コンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 マガジンの着脱についても問題なく行う事が可能です。 また、トリガーとの連動は有りませんが、セレクター・レバーやセーフティ・レバーの切り替えも可能です。
付属のマガジンはSEYMOUR PRODUCTS製の20連タイプで、マガジン表面にはやや小傷や擦れ、一部表面錆痕が見られるものの、目立った凹みや変形等は見られず、オリジナルのブルー仕上げも比較的残っています。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 (YS)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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