意外と謎が多い、それがZK383

こんばんは、レナートです。 


ZK383はバトルフィールド5やCOD WW2などFPSゲームにもチョイチョイ出ているので、個人的には有名どころな戦間期SMGです。 
二脚が示す通り"重"短機関銃としての運用も考えられており、開発当初は100連弾倉、容易に着脱可能な銃身を装備するなど、けっこう欲張りな銃だったようです。 


リコイル・スプリングはストック内に収納されており、スプリングに錘を追加できる構造になっています。 これによって発射速度を500発/分or700発/分に変更することが可能です。 チェコ銃器って本当にレートリデューサー機能好きですよね...Vz.37重機とかVz.52/59軽機とかVz.61スコーピオンとか... 。
凝りに凝った銃なのですが、裏目に出たのかチェコスロバキア軍への採用は叶っていません。 なので他のチェコ製銃器のような名称 ("モデル"にあたるVz.) が付いておらず、生産を行ったブルノ造兵廠 (Zbrojovka Brno) と開発者のコウツキー (Koutsky) 技師のそれぞれの頭文字を取ってZK 383 (設計番号) となりました。 


(ドイツから供与されたIV号戦車に乗ってZK383を持つブルガリア兵)
採用されなかったZK383は南米への販売交渉が続けられますが、その頃にはドイツによる侵攻を受け、ブルノ造兵廠はドイツ資本の会社となります。 第二次大戦におけるZK383の最大のユーザーはブルガリアで、1942~44年までに4,000挺のZK383が納入され、1960年代まで使用されたとか。 


(二脚が省略された警察仕様の"ZK383P"と思われる銃を持つスロバキアの警官)
スロバキア軍/警察もZK383を採用し、1943年に190挺が納入されたあとに追加で800挺を注文していますが、戦局の影響か結局届くことはなかったそうです。 (元々の注文数が20,000挺だそうで全然足りてないですね...)。 


弊社の取り扱ったZK383はベネズエラ由来なのですが、これらは終戦後にブルノ造兵廠に残っていた2,695挺のパーツから製造されたものだぞうです。 ベネズエラへは1947~50年に1,200挺、ボリビアにも1948~51年に1,000挺のZK383が送られています。 意外とベネズエラ仕様ってレアなんですね...。 


(ブラジルで摘発されたZK383)
南米ではガサ入れの際にZK383が見つかることもあるみたいです...。 


ということで、ZK383でした。 有名(?)な割に情報が少ない銃ですが、戦間期&チェコらしい凝ったサブマシンガンに仕上がっています。 二脚も付いているので展示にも便利ですね。 それでは~
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