今回は、前回のブログを書いている際に見つけた、謎の数字が打刻されているモシンナガンを調べてみようかと思います!
リア・サイトの数字は、アルシンの丁度半分の数字となっていますが、そんな単位はロシアには無く、勿論メートルでもなさそうです。
調べてみると、なんとオーストリア軍のモシンナガンにこの数字が刻印されている事が判明しました!
オーストリア=ハンガリー帝国では、ゴルリッツ=タルヌフ攻勢などでロシア軍からモシンナガンを大量に鹵獲しており、追加でドイツから送られてきたものを含めると、かなりの丁数を所持していたそうです。
そして、モシンナガンを自国の8mm×50R弾を使えるように改修する事になり、通称「タイプ1」と呼ばれる改造を、王室御用達のヨハン・シュプリンガー・アーバン社などに委託します。
この作業は薬室と銃身を再加工する必要があり、非常に時間がかかったようです。
そこで、ステアー社等が通称「タイプ2」と呼ばれる改修作業を行うことになります。
薬室は引き続き加工をしますが、銃身は加工せず、7,62mm×54R用の銃身でそのまま8mm×50R弾を撃つ、スクイーズボア型を製作します。
かなり危ない気がしますが大丈夫だったんでしょうか?
そして気になる照準器ですが、8mm×50R弾に適合するようにアルシン表記を削って、上からオーストリア独自の「シュリット」と呼ばれる単位を打刻しました。
1シュリットが1歩(約76cm)らしいので、この場合200シュリット (約152m) から600シュリット (約456m) まで狙えたことになります。
こちらの品はフィンランド軍が使用した「SA」刻印が入っており、恐らく本体はリバレルされていない通常のモシンナガンだと思われますが、照準器だけは帝政ロシア→オーストリア=ハンガリー帝国→フィンランド→日本と旅をしてきた可能性が高いです。 なんだか物語を感じる1挺ですね!
と言う訳で、以上「謎の数字が打刻されたモシンナガン」でした~。
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