- 商品番号:K10307
国名:ベルギー
種類:単発式拳銃
取扱店舗:東京店
- 【ベルギー 単発 ピン・ファイア ピストル (Pirlot Freres社製) について】
ベルギー・リエージュのPirlot Freres社で製造された単発のピン打式拳銃です。 Pirlot Freres(ピルロ・フレール) 社はリエージュのサン=ジル通り95番地に所在していた銃器メーカーで、リエージュのプルーフ・ハウスには1836年から1879年まで登録されており、1864年から1878年にかけて5件のパテントを取得した記録が残っています。 1879年以降は所在地はそのままに社名をPIRLOT and FRESART社に変更し、1890年まで存続しました。
本品にはPirlot Freres社のパテント刻印が打たれている事から、1864年以降に製造された事が分かります。 薬室後部には蝶番により開閉するローディング・ゲートが設けられており、ハンマーを起こしてゲートを開いた状態で装填が可能です。 ローディング・ゲートの蓋は板バネ状のロックにより、開いた状態で保持される構造となっています。 フロント・サイト及びリア・サイトは設けられていない事から、近距離における護身用として製造された品と考えられます。Pirlot Freres社はアダムズ式リボルバー (Adams) 、シャムロ・デルヴィーニュ式リボルバー (Chamelot-Delvigne) 、ピン・ファイア式の拳銃やライフル、ポケットピストルなどを製造しました。 Pirlot Freres社は南米など海外への大規模な銃器輸出を行っていたので、アジアにも輸出を試みたと思われます。(MM)
【本個体の説明】
本品のフレーム左側面にはベルギー・リエージュのELGのプルーフ刻印が見受けられる他、フレーム右側面には楕円形の中に「Pirlot Freres Brevetes」が刻されています。 また、フレーム全体に植物を象った彫刻が施されています。「Brevete (ブレベテ)」はフランス語で「特許取得済み (Patented)」を意味し、当時の銃器の刻印によく使われています。
本品の銃身やフレームといった金属部分は白磨きのようですが、部分的にパティナと呼ばれる歴史を感じさせる黒茶色の薄い表面錆に覆われています。 木製グリップは丸みを帯びたバグ・タイプ・グリップと呼ばれる形状となっています。 グリップ表面は艶の有る仕上げが全体に残っており、若干の打ち傷や擦れは見受けられるものの、目立った破損等は見受けられず良好な状態が保たれています。 本体への取り付けにガタはありません。
作動についても完全で、フル・コック、ハーフ・コック共にしっかりと掛かり、トリガーを引くとハンマーが落ちる事を確認済みです。 ブリーチの開閉もテンションがしっかりと効いて端切れがよくスムーズです。「明治二十一年 第二百八十三号大阪府」の刻印が入った同型品が以前入荷しているので、本品も幕末に輸入された品と思われます。 ヨーロッパ製のピン打式の単発拳銃は国内にあまり入っておらずに珍しい品です。
本品は澤田平氏著の「日本の古銃」のP219に掲載されている書載品です。
11mm口径ダミー薬莢対応品 (11mm口径のダミー薬莢が薬室に装填出来るのを確認しております。 なおダミー薬莢は本商品には付属しておりません。)(MM)
※【本個体の説明】は現在作成中です。 後日、加筆/訂正が行われる可能性がございます。本品の程度/状態について詳しくは東京店までお問合せください。
【登録証情報】
(種別: ピン打ち式銃砲、全長: 28.7cm、銃身長: 17.4cmm、口径: 1.1cm、銘文: 不明)
【その他の情報】
昭和48年9月12日に東京都教育委員会によって交付(令和8年に訂正済)された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 漫画家の松本零士先生旧蔵品です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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