商品番号:9044
国名:アメリカ合衆国
時代:冷戦期
種類:自動小銃
取扱店舗:東京店

M14 ライフル (ウィンチェスター社製、ファイバー・ストック付、#1125535)

¥495,000
税抜 ¥450,000
商品番号
9044
発売日
2024/06/01
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
US M14 Rifle
国名
アメリカ合衆国
時代
冷戦期
全長
1,125mm(実測)
口径
7,62mm×51
装弾数
20発
【M14 ライフル について】

M14 ライフルは、第二次世界大戦および朝鮮戦争において米軍の主力小銃であったM1 ガーランドの後継として開発され、1957年に制式採用された自動小銃です。 従来のM1 ガーランドの基本設計を受け継ぎつつ、着脱式の箱型弾倉やフル・オートマチック射撃機構を備えた新世代の主力小銃として誕生しました。
開発の背景には、第二次世界大戦末期から進められていた歩兵用小火器の統合および近代化計画があります。 当時、米軍はM1 ガーランドの装弾数8発という制限と固定式弾倉による給弾方式の限界を認識しており、着脱式弾倉と連射機能を備えた銃器を模索していました。 使用弾薬を従来の.30-06 (7,62mm×63) 弾から、より薬莢長が短く同等の威力を持つ新型の7,62mm×51弾へと変更する計画が進められ、スプリングフィールド造兵廠ではアール・ハーヴェイ (Earle Harvey) らによる完全新規設計のT25 試作小銃 (後のT47) などのテストも行われました。 しかし最終的には、ジョン・C・ガーランド (John C. Garand) が大戦末期に試作したT20をベースに、ロイド・コーベット (Lloyd Corbett) ら造兵廠の技術陣が改良を加えたT44 試作小銃が採用され、トライアルにおいてFN社のT48 (FAL) を退け、M14 ライフルとして制式化に至りました。
技術的な特徴として、機関部の基本構造はM1 ガーランドの回転式ボルトによる閉鎖機構を踏襲していますが、ボルト前部右側にローラーを追加することにより、オペレーティング・ロッドとの摩擦を軽減する改良が施されています。 作動方式は、M1 ガーランドのロング・ストローク・ピストン式から、発射ガスをシリンダー内で膨張させてピストンを短距離だけ後退させるショート・ストローク・ピストン式 (ホワイト・システム) へと変更され、汚れの低減による作動の確実性の向上や反動の軽減、部品の長寿命化が図られました。 給弾は20発装填の着脱可能な箱型弾倉から行い、レシーバー上部にはクリップ装填用のガイドが設けられています。 リア・サイトには、M1 ガーランドから構造を引き継いだダイヤル調整式のピープ・サイトを装備しています。
M14 ライフルは1960年代初頭から部隊配備が開始され、ベトナム戦争初期における米軍の主力小銃として投入されました。 7,62mm×51弾の威力と長距離での高い命中精度は評価されたものの、全長が長く総重量がかさむため、密林地帯での取り回しには大きな困難を伴いました。 また、反動の強い7,62mm×51弾でのフル・オートマチック射撃はコントロールが極めて難しく、実戦では大半の個体がセレクター・ロックを取り付けられセミ・オートマチック専用として運用されました。 さらに、高温多湿なジャングル環境では伝統的な木製銃床が水分を吸って歪み、命中精度に悪影響を与えるといった重大な欠点が露呈したため、制式採用からわずか約10年という短期間で次世代の小口径ライフルであるM16 ライフルへ主力小銃の座を譲ることとなりました。
M14 ライフルの派生モデルとして、分隊支援火器としての運用を目的としたM14E2 (後にM14A1として制式化) が存在します。 これはフル・オートマチック射撃時の制御性を高めるため、直銃床型のピストル・グリップ式ストックや折り畳み式の前方握把、二脚 (バイポッド) を追加したモデルです。 また、本来の高い命中精度を活かし、ナショナル・マッチ・グレードの部品を組み込んでスコープを搭載したM21 狙撃銃が開発され、長らく米軍の制式狙撃銃として活躍しました。 近年では、近代的なアルミニウム合金製シャーシに機関部を搭載し、ピカティニー・レールによる高い拡張性を付与したMk14 EBR (Enhanced Battle Rifle) が開発され、特殊部隊などで運用されています。

【本個体の説明】

本品はウィンチェスター社で製造されたM14で、レシーバー後端上面にはシリアルNo.「1125535」の他、「U.S. RIFLE 7.62MM M14」のモデル名や「SPRINGFIELD ARMORY」のメーカー刻印、ヘブライ語の刻印が打刻されています。本品はファイバー・グラス製の銃床が装備された品で左側側面にはAA3744のモールドがみられます。
金属部は全体に多少の使用感が見受けられ、小傷や擦れ、僅かな表面錆のあとや部分的に仕上げが薄くなって金属の地肌が表れている箇所が見受けられますが、大きな破損や欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 樹脂製のストック部は、金属部に比べて使用感が目立ち、やや打ち傷や擦れ表面仕上げの剥落などが散見されるものの、こちらも特に大きな破損等は見られず、しっかりとした状態が保たれています。 特にアッパー・ハンドガードは傷によって荒れていますが、目立った破損はありません。 バット・プレート部のショルダー・レストやコンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 アッパー・ハンドガードには前後に若干のがたつきがみられますが、取り付け自体はしっかりとしています。 セーフティの切り替えについては問題なく行う事が可能で、トリガーとの連動はありません。 リア・サイトのウィンデージ及びエレベーション調整やマガジンの着脱についても問題なく行う事が可能です。 付属のマガジンは「HNR」の刻印が入った品で、僅かな使用感程度で良い状態を保っています。 マガジン・スプリングはありません。
トリガーテンションの有る、ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。(YS)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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