- 商品番号:8584-1
国名:アメリカ合衆国
時代:冷戦期
種類:対戦車ライフル/グレネード&ロケット・ランチャー/無反動砲/迫撃砲
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【M203 グレネード・ランチャー について】
1960年代後半にアメリカのAAIコーポレーション (AAI Corporation) によって開発されたアンダー・バレル・グレネード・ランチャーです。
米軍では1960年代初頭からM79 40mmグレネード・ランチャーを採用していましたが、弾薬携行数が少ない点や自衛用火器が別途必要となる点など、運用上の制約がありました。 1964年にM16自動小銃のハンドガード下部に取り付け可能なXM148/CGL-4 グレネード・ランチャーがコルト社により開発され、米軍により試験採用されましたが、構造が複雑で信頼性が低かった事から、ベトナム戦争中に少数が運用されたに留まりました。 その後、1967年に米陸軍は新型グレネード・ランチャーの開発計画を開始し、AAI社により開発されたグレネード・ランチャーがXM148の改良モデルであるコルト社のCGL-5を下し、1968年にXM203のモデル名が与えられて試験採用されました。 1970年初頭には最初のM203が性能評価のためベトナムに送られ、現地での性能試験の結果、米陸軍はM203を正式に発注する事を決定しましたが、AAI社は大量生産のための設備を有していなかったため、製造についてはコルト社が受注する事となりました。
M203の銃身はアルミニウム製で、内部にはライフリングが設けられています。 射撃準備は銃身を前方にスライドさせて弾薬を薬室に挿入し、弾薬が装填された状態の銃身を後退させてレシーバーとロックします。 銃身とレシーバーとのロックはランチャーの左側に設けられたレバーを押す事により解除されます。 本体後部にはトリガー・ガードの付いたトリガーが設けられており、トリガー前方のトリガー・ガード内にはフラップ・タイプのマニュアル・セーフティが設けられています。 M203の照準器はハンドガード上部に設けられた250mまで対応したラダー・サイトに加えて、M16のキャリング・ハンドル左側に取り付け可能な最大400mまでのクアドラント・サイトが使用可能です。 M203にはM16A1やM16A2のハンドガードを置き換える形で取り付けるスタンダードなモデルの他、M4/M4A1カービン向けに迅速な着脱を可能とするQD機能を備えたM203A1といったバリエーションが存在します。【M16A1 自動小銃 について】
米国アーマライト社のユージン・ストーナーが設計し、コルト社が製造を行って1962年に米空軍が採用したM16 (コルト社内モデル名AR-15・M601) の改良型です。
1950年代以降、第一次・第二次世界大戦で蓄積された膨大な戦闘報告書を基にした、戦場における小銃の殺傷能力に関する米英の共同研究により、従来の遠距離からの一撃必中を基本とした戦法よりも、軽量で兵士一人が大量に携行可能な小口径弾を高速で連射した方が効率的であるという理論が確立されました。 この条件を満たす自動小銃の研究開発が各社で開始され、殆どの案が従来型ライフルの域に留まる中、ユージン・ストーナー設計によるアルミ合金や強化樹脂を多用したAR-15自動小銃がその軽量さと連射時の操作性で注目を集めました。 AR-15は1962年に米空軍においてM16として採用されましたが、陸軍でも採用が検討され、米陸軍仮制モデルであるXM16E1が1965年からベトナムで実戦投入されました。 しかしながら、設計の意図と異なる装薬の使用や、一部製造工程の省略等により、致命的な動作不良が続出しました。 紆余曲折の末、1967年2月にそれまでの仮制式名であるXM16E1に代わり、改良モデルがM16A1の陸軍制式名が与えられて採用されました。 M16A1 (コルト社内モデル名M603) は、仮制式モデルであるXM16E1 (陸軍向けM602) と同様にボルト・フォワード・アシストを備えており、マガジンから薬室への装填不良が発生した際にもボルトを手動で前進させる事が可能となっています。 M16A1ではマガジン・リリース・ボタンの誤操作を防ぐ為のリブが追加された他、ボルトを始め内部部品が強化されました。 また、薬室内のクロム鍍金処理に加え、銃と一緒にクリーニング・キットと漫画形式の取扱説明書が配給されるようになって、ようやく駄作銃の汚名を払拭するに至り、その後に続くアメリカ軍主力小銃の基本となりました。 M16A1はベトナム戦争拡大に伴う大量の需要に応える為、コルト社以外にもゼネラル・モータースのハイドラ・マチック・ディビジョン及びハーリントン&リチャードソン社でも生産が行われました。 また、輸出向けとしても大量に生産され、これらの輸出向けM16A1にはM613のコルト社内モデル名が与えられました。 M16A1はその後のM16A2やM4カービンといった発展型の開発に繋がる基礎となりました。 M16A1は現在欧米市場でも入手が困難なアイテムの一つです。 (KK Updated)【本個体の説明】
本品はコルト社製オリジナルのM203 グレネード・ランチャーとM16A1 自動小銃のセットです。 M203 グレネード・ランチャーのトリガー上部の本体左側面には、コルト社のロゴやメーカー刻印に加えて、「LAUNCHER, GRENADE 40 MM : M203」のモデル名やシリアルNo.が打刻されています。
M16A1については、コルト社が70年代後半から80年代前半にかけて製造した軍用M16A1の最終輸出仕様である事がわかります。 コマーシャル (民間用) 仕様ではないので、セレクターにフルオート・ポジションがあります。 マガジン・ハウジング左側面にはシリアルNo.の他、「COLT M16A1」のモデル名及び「CAL. 5.56 MM.」の口径刻印が入っています。 また、レシーバー左側面には「COLT'S FIREARMS DIVISION COLT INDUSTRIES HARTFORD CONN. U.S.A.」のメーカー刻印が入っています。 本品は適度に使い込まれたコンディションとなっており、金属部は打ち傷や擦れ、一部に仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見受けられるものの、目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 樹脂製のハンドガードやグリップ、バット・ストックは、やや打ち傷や線傷、若干の摩耗が見られる他、一部にクラックや若干の欠けが見られる場合がございます。 バット・プレート部についても、打ち傷や摩耗の他、個体によりM16A1の持病ともいえるクラック及び若干の欠けが見られる場合がありますが、現状では強度的に比較的しっかりとした状態が保たれています。 マガジンの着脱やリア・サイトの調整、エジェクション・ポート・カバー及びバット・プレート部コンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。 尚、マガジンは一部が固定されています。 ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。
M203 グレネード・ランチャーについては、若干の使用感が見受けられ、金属部は若干の打ち傷や擦れが見られるものの、目立った破損や欠損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 樹脂部についても若干の打ち傷や擦れを除いて目立った破損等は見受けられません。 照尺の起倒操作については問題なく行う事が可能です。 クアドラント・サイト及びサイド・スリング・アダプターが付属いたします。 クアドラント・サイトの調整機能についても問題ありません。 (KK)
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