商品番号:2143
国名:イギリス
時代:冷戦期
種類:ボルト・アクション

リー・エンフィールド No.4 Mk 2 (F) 小銃 (#PF103169)

¥275,000
税抜 ¥250,000
商品番号
2143
発売日
2026/09/21
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Lee Enfield No.4 Mk 2 (F) Rifle
国名
イギリス
時代
冷戦期
全長
1,125mm(実測)
口径
.303 British
装弾数
10発
【リー・エンフィールド No.4 Mk2 (F) 小銃 について】

リー・エンフィールド No.4 小銃は、SMLE No.1 小銃の機構と運用上の経験を踏まえて再設計された改良型で、戦時の大量生産と整備性を重視して設計されています。 1941年頃から本格的な量産体制に移行し、第二次世界大戦中期以降のイギリス軍標準小銃として広く使用されました。
No.4 小銃では、SMLE No.1 からの重要な変更として、リア・サイトを銃身上からレシーバー後部に移し、ピープ・サイト (アパーチャー式) とする事で照準半径と実用精度の向上が図られました。 また、銃口部はノーズ・キャップを持たない構造となり、ストック前端より僅かに突出した銃身先端に装着するスパイク・バヨネットが採用されました。 さらに製造工程の単純化と部品の互換性向上が徹底され、戦時の外注・分業体制への適合性も高められています。 機関部はリー系特有の後部ロッキング方式を踏襲し、ボルトの回転角とストロークが短く抑えられているため、照準を維持したまま迅速に操作することができます。 この特性はイギリス陸軍の射撃訓練「Mad Minute (マッド・ミニット)」にも表れており、熟練兵は1分間に20~30発の精確な射撃を行う事が可能でした。 これは同時期のモーゼル系小銃と比較して、速射性において優位性を持っていた事を示しています。 弾薬は 7,7mm×56R (.303 ブリティッシュ) 弾を使用し、弾倉は10発を収容できる箱型弾倉で、レシーバー上部のチャージャー・ガイドを介して5発用クリップを2回使用して装填を行いました。
第二次世界大戦中には、量産と整備の観点から、No.4 Mk Iの生産と並行して、ボルト・リリース機構を簡略化したNo.4 Mk I*が導入され、これはカナダのロング・ブランチおよび米国のサベージ社で生産されました。 各仕様は制式図面・部品表に基づき互換性が確保され、戦場補給下での交換・整備に支障が出ないよう配慮されています。 戦後には改良型のNo.4 Mk 2が導入され、トリガーの取り付け基部をトリガー・ガードからバット・ソケット側へ移す変更が行われました。 あわせて、銃床材にはブナ材が用いられ、バット・プレートは戦時の亜鉛合金 (Zamak系) から真鍮製へ戻されています。 No.4 Mk 2の導入後、英軍は既存のリー・エンフィールド No.4 小銃を英国リヴァプールにあったRoyal Ordinance Factoryのファザカーリー (Fazakerley) 造兵廠などにおいてNo.4 Mk 2と同規格へ改修する作業を開始しました。 この改修作業はFTR (Factory Thorough Repair) プログラムと呼ばれ、1949年以降に本格化しました。 No.4 Mk Iからの改修型はNo.4 Mk I/2、No.4 Mk I* からの改修型はNo.4 Mk I/3として区分されました。 なお、戦時中に用いられたローマ数字の表記は、1944年以降、アラビア数字表記に統一されています。

【本個体の説明】

本品の機関部左側面には「No 4 MK2 (F)」のモデル名が手書きにより入っており、モデル名の (F) は、英国リヴァプールにあったRoyal Ordinance Factoryのファザカーリー (Fazakerley) 造兵廠を示しています。 機関部には他にも1949年5月に製造された事を示す「5/49」の他、「PF」から始まるシリアルNo.も入っています。 銃床についても機関部とマッチしたPF 103169のシリアルNo.が入っています。 また、バット・ストックの銃把下面にもFazakerley工場を示す「F」の刻印が入っている他、本体と同じ1949年製を示す「49」の刻印が見られます。 バット・プレートについては真鍮製となっています。 ボルト・ハンドルのシリアルNo.はL.6268となっており、サベージ社製を示すSの刻印が確認出来ます。 リア・サイトは200ヤードから1,300ヤードに対応した削り出し製のMk I タイプが付いています。
本品の銃身や機関部、トリガー・ガードといった金属部は、全体に黒色の焼付塗装仕上げとなっており、やや打ち傷や擦れが見られる他、一部表面仕上げの剥落や金属の地肌が表れている箇所が見られるものの、現状目立った破損や欠損等は見受けられません。 木製銃床やハンドガードについては、全体に色合いや時代感がマッチしています。 木部については、若干の打ち傷や線傷を除いて、大きな破損等は見られず、比較的良好な状態が保たれています。 真鍮製のバット・プレートについても、やや打ち傷は見られるものの、目立った腐食や変形等は見られず、ストック内コンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行うことが可能です。 マガジンの着脱やリア・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 トリガーは前後にやや遊びが見られます。 付属のマガジンはやや小傷や擦れが見られますが、現状大きな変形は見られません。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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