- 商品番号:10382
国名:日本
時代:第二次大戦
種類:ボルト・アクション
取扱店舗:東京店
-
【九九式短小銃 中期型 について】
九九式短小銃は、三八式の後継銃として、大口径他様々な改良点を踏まえて開発・採用された大日本帝国陸軍の小銃です。 日本陸軍は昭和十四年(皇紀2599年)に世界各国の主力小銃短縮化に伴い、九九式長小銃を約140mm短くした短小銃を制式にしました。
最大の特徴は三八式からの大口径化ですが、三八式では現物合わせや調整が必要だった部品の規格化が行われ、弾薬の共通化なども考慮されました。 しかしながら、皮肉にも戦況による品質低下や仕様の簡略化、また新旧弾薬の混在などが起こりました。
当時の日本の状況を反映するように時期によって細かい部分の仕様が異なり、特に初期と末期のタイプでは品質や細部のパーツ仕様にかなりの差があります。
初期型は九九式小銃 (長小銃) の特徴をそのまま残し、対空用の高射表尺や一脚を標準装備した手の込んだ作りになっています。
中期型は一見初期型との違いが判り難いですが、各部を省略化したモデルとなっております。
末期型は当時の国状により各部の製造工程を簡略化された仕様で、初期型と比べると同じ九九式とは思えないような品質の違いがあります。 九九式の中では最多の生産数といわれており、正規工廠以外の民間企業で生産された九九式の多くが末期型です。 そのため、細部に多くの仕様があり、最もバリエーションに富んだモデルです。
弊社では、照尺 (リア・サイト) に高射表尺を取り付けられる仕様の品を初期型、照尺に高射表尺を取り付けられない仕様を中期型、照尺が固定式の仕様の品を末期型と定義しています。【本個体の説明】
本品は九九式短小銃 中期型 (小倉工廠製) です。 中期型の生産数自体が少なく、小倉工廠の生産品はシリーズにして約1シリーズ分となります。 小倉工廠は合計6シリーズを生産していますので、その希少性が分かります。
本品の機関部左側面には、シリアルNo.及び小倉工廠製を示す刻印が入っています。 シリーズ刻印については、<ム>と思われますが、元々薄くなっており判読が難しくなっています。 機関部上面の菊花紋章は削られていますが、「九九式」の刻印についてははっきりと残っています。
本品はフロント・サイトにガードが付いており、上帯 (フロント・バンド) はねじ3本で固定する初期の仕様で、下帯 (リア・バンド) についても一脚は付いていませんが基部が残っている初期のタイプです。 照尺は高射表尺を取り付けられない中期の仕様で、安全子は仕上げの粗いタイプとなっています。 銃床はさく杖止めのキャッチを備えていないタイプで、初期の銃床に見られる水抜き穴 (ドレイン・ホール) は開けられていません。 ボルト・ハンドルは楕円形のものが備わっています。
本品の金属部はやや打ち傷や擦れ、経年による褪色等の他、銃身や薬室等に一部に仕上げが薄くなり金属の地肌が表れている箇所が見られるものの、目立った欠損等は見られず、オリジナルの黒染め仕上げも比較的残っています。 木製銃床については、やや打ち傷や線傷、若干の表面的な欠けが見られるものの、大きな破損や欠損等は見られず、各部の取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 旧軍小銃特有の銃床上下の継ぎ目については、僅かに隙間が見られるものの、現状がたつきなどは見られません。 床尾板については、教練銃の物と思われる代用品が取り付けられており、やや表面錆痕や若干の朽ち込み痕が見られますが、現状大きな変形等は見受けられません。 照尺の起倒・調整や弾倉底板の開閉については問題なく行う事が可能です。 尚、弾倉内の弾受 (フォロワー) 及び弾倉バネは入っています。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
- 詳細画像





































































































