- 商品番号:10380
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:重機関銃
取扱店舗:東京店
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【ブローニング .30口径 M1919A4 重機関銃 について】
ブローニング M1919は、水冷式のM1917 重機関銃を空冷式に改良した上で軽量化した汎用機関銃で、通称.30口径とも呼ばれます。 M1919A4は三脚を装備した重機関銃モデルで、二脚を装備する軽機関銃モデルはM1919A6と呼ばれます。
原型となったM1917は、ジョン・M・ブローニング (John Moses Browning) が1901年に取得した反動利用方式の特許を基に設計および開発が行われました。 当時世界的に主流であったマキシム方式の機関銃と比較して、大幅な軽量化と機構の簡略化に成功しており、極めて高い信頼性を備えていました。 1917年のアメリカ軍によるテストでは、約48分間連続で21,000発以上をトラブルなしで撃ち切るという驚異的な性能を証明し、即座に制式採用されました。 第一次世界大戦時には米陸軍向けに数万挺が生産および納入されましたが、実戦に本格投入される前に終戦を迎えました。 1936年には、より高い完成度を求めてM1917A1と呼ばれるモデルが開発・採用されました。 M1917からM1917A1への主な改良点として、長距離射撃用のM1 ボール弾への移行に伴う新たな弾道特性に合わせたリア・サイトの更新や、給弾機構の改良が挙げられます。 さらに最大の改良点として、レシーバーのボトム・プレートの強化が行われました。 初期のM1917では激しい射撃の負荷によりボトム・プレートが破損や脱落する問題がありましたが、M1917A1ではレシーバー側面まで覆う補強用の鋼製ブラケットやリベット留めの大型プレートへと強化され、耐久性が飛躍的に向上しました。 M1917及びM1917A1は、銃身の周囲を覆う水冷ジャケットにより長時間の継続射撃能力を誇りましたが、その後、第一次世界大戦で登場した新兵器である戦車に搭載するため、M1917の構造を引き継ぎながらも嵩張る水冷ジャケットを廃して空冷化したM1919が開発され、これが後に歩兵用の中機関銃であるM1919A4等へと発展する事になります。 M1919の発射方式はフル・オートマチック射撃のみで、クローズド・ボルト位置から射撃を行います。 作動方式は反動利用のショート・リコイル式で、垂直にスライドするロッキング・ブロックにより閉鎖が行われます。 発射後にボルトと銃身が後退した後、ロッキング・ブロックが下降して閉鎖が解かれると、反動で後退した銃身がボルト・アクセラレーターと呼ばれる部品に衝突し、銃身後退時の運動エネルギーがボルトの後退運動を補助し、発射時の信頼性を高める構造となっていました。
第二次世界大戦中には、ドイツが多目的に使用可能なベルト給弾式の汎用機関銃であるMG34やMG42を採用し、二脚を用いた軽機関銃としての運用が可能であったのに対して、米軍はBAR自動小銃と重機関銃の間を受け持つような機関銃を持たなかった為、本モデルから三脚を外しただけの状態で使用する例も見られました。
米軍では第二次世界大戦から朝鮮戦争まで主要機関銃として使われ、大戦後は世界各国に貸与された為にその後も目にする機会は多く、第三国では現在でも使用が続けられている息の長い機関銃です。 また、我が国の自衛隊でも長く使用されました。【本個体の説明】
本品のレシーバー右側面にはシリアルNo.611251の他、「BROWNING MACHINE GUN U.S. CAL.30 M1919A4」のモデル名や、「MANF'D BY SAGINAW STEERING GEAR DIV. GENERAL MOTORS CORPORATION」のメーカー刻印が入っています。 レシーバー右側面には他にも、非常に薄くなっているものの米国武器省 (Ordnance Department) の検査刻印であるクロス・キャノン刻印や、1942年から1946年にかけてデトロイト兵站管区を指揮していたAlfred Bixby Quinton准将のイニシャルを示す検査官刻印であると考えられる「ABQ」の刻印も確認出来ます。 グリップは鉄製のタイプが取り付けられています。 バレル・ジャケット先端のブースターには「.718 DIA.」の刻印が入っています。
本品のレシーバーやバレル・ジャケットといった金属部は若干の打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、バレル・ジャケットに一部凹みが見られるものの、目立った破損や欠損、朽ち込み等は見られず、オリジナルのパーカー仕上げも大部分に残った比較的良好な状態が保たれています。 フィード・カバーの開閉やフロント/リア・サイトの既倒・調整については問題なく行う事が可能です。
付属の三脚は戦後のM122三脚で、三脚本体にはシリアルNo.の他、「MOUNT TRIPOD MACHINE GUN-M122」のモデル名や「US」の文字、メーカー名と思われる「PMC」の刻印及び製造年を示す「1964」の刻印が入っています。 三脚についても、全体にやや褪色や変色、若干の打ち傷や表面錆痕は見られるものの、機能については問題なく、展開やロック、銃本体の取り付け、T&Eギアの操作についても正常です。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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