- 商品番号:10359
国名:アメリカ合衆国
時代:冷戦期
種類:対戦車ライフル/グレネード&ロケット・ランチャー/無反動砲/迫撃砲
取扱店舗:東京店
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【M79 グレネード・ランチャー について】
米国で1950年代に開発された口径40mmの中折式グレネード・ランチャーです。
米陸軍では投擲型の手榴弾と60mm迫撃砲の射程距離のギャップを埋める新型兵器の開発を1950年代初頭から始め、1952年から1953年にかけてピカティニー造兵廠で高低圧理論に基づいた40mm口径の新型弾薬が開発されました。 この方式では薬莢底部に厚みのある小さな隔壁を設けてその内部に発射薬が収められており、隔壁に開けられた複数の孔を介して薬莢内部の空洞部分と繋がった構造となっていました。 薬莢底部の小さな隔壁部分は高圧エリアとしてその内部で発射薬の適切な燃焼が行われ、それ以外の薬莢内の空洞部分は低圧エリアとして、発射ガスの圧力を下げて弾速を抑える機能を果たしました。 この方式を採用することにより、必要な弾道性能を維持しながらも弾薬や銃身を軽量化し、コストを抑えることが可能になりました。 この新型弾薬はM406 HE-FRAGの名称が与えられ、スプリングフィールド造兵廠ではこのM406弾を使用するランチャーの開発が進められました。 1960年までに一名で発射可能な単発のグレネード・ランチャーが完成し、M79の正式名が与えられました。 M79の最初の生産ロットは1961年に米軍部隊に支給され、1971年に米国での生産が終了するまでに、米国内の複数のメーカーによりにより合わせて30万挺以上が製造されました。
M79 グレネード・ランチャーの銃身は、レシーバーに対してヒンジで固定された中折式となっており、ブレイク・オープンさせた状態で薬室に弾薬を装填した後、銃身を戻すと内蔵されたハンマーが自動的にコッキングされる構造となっています。 トリガー・ガードは前後を軸として側面に回転させる事により、寒冷地でもグローブを嵌めたまま射撃が可能です。 M79用の40mm弾としては、当初開発されたM406 HE-FRAGに加えて、煙幕弾や照明弾、HE-DPと呼ばれる破片/対装甲弾、焼夷弾、近接専用のキャニスター弾といった様々なタイプが開発されました。 M79 グレネード・ランチャーはベトナム戦争中に米軍により多数使用され、歩兵1名で運用できる火器としては高い火力と精度により成功を収めました。【本個体の説明】
本品は米国製オリジナルのM79 グレネード・ランチャーです。 本体の下面には薄くなって判読が困難ですが、「LAUNCHER, GRENADE: M79」のモデル名刻印、シリアルNo.の「113519」、「TRW US」のメーカー刻印が確認出来ます。 また、本体下面のトリガーガードの前方に「M」、本体の上面後端にある突起部に「P」の刻印があります。
本品は全体的に多少の使用感が見受けられますが、大きな損傷や強度上の欠陥などは見られない、概ねしっかりとした状態の個体です。 銃身や機関部などの金属部には小傷や表面錆のほか、擦れや褪色により表面仕上げが落ちて地金が現れている箇所が散見されますが、大きな傷や腐食は見られず、大部分に表面仕上げが良く残っています。 木製のハンドガードには、擦れによってニスが薄くなっている箇所や1cm程度の打ち傷が散見されますが、割れや目立った欠けは見られず、がたつきも無くしっかりと固定されており、ニスによる仕上げが大部分に残っている状態です。 樹脂製のバット・ストックには擦れや線傷、塗膜の剥落が全体に見られますが、割れや大きな損傷はなく、概ねしっかりとした状態です。 また、バット・ストックの固定部に少々のがたつきがありますが、取り付け自体に問題はなく、脱落や破損の兆候は見られません。 傷み易いゴム製のバット・プレートについては、角部を中心に擦れや小傷が見られますが、裂けや目立った劣化は見られず、ゴムの柔らかさとがたつきの無いしっかりとした固定が保たれています。
リア・サイト・フレームの起立やトリガー・ガードの折り畳みについては問題なく行う事が可能です。 尚、リア・ラダー・サイトは欠品しています。 無可動加工により本体重量が重くなっており、テイクダウン操作はできなくなっています。
トリガーテンションのない新加工品です。 (SN)(KK)
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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