商品番号:10128
国名:チェコ
時代:第二次大戦
種類:軽機関銃/汎用機関銃
取扱店舗:大阪店

ZB26 軽機関銃 (#2138L)

¥385,000
税抜 ¥350,000
商品番号
10128
発売日
2025/09/01
取扱店舗
大阪店
在庫
1
英名
ZB26 Light Machinegun
国名
チェコ
時代
第二次大戦
全長
1,165mm
口径
7,92mm×57
装弾数
20発
【ZB26 軽機関銃 について】

ZB26は1926年にチェコスロバキア陸軍が制式採用した軽機関銃です。 優れた作動安定性と堅牢な構造を兼ね備えており、戦間期から第二次世界大戦における最も完成された軽機関銃の一つとして評価されています。 チェコスロバキアのみならず世界各国に輸出およびライセンス生産が行われ、その後の軽機関銃の開発に絶大な影響を与えました。
第一次世界大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国から独立を果たしたチェコスロバキアは、国防の強化と兵器の国産化を推進しました。 当初は各種海外製機関銃を使用していたものの、独自の優秀な歩兵用軽機関銃の開発を求め、銃器設計者のヴァーツラフ・ホレク (Vaclav Holek) を中心に新たな機関銃の設計を開始しました。 1920年代前半に試作されたプラハ式機関銃のシリーズを進化させ、給弾方式の改良や構造の洗練を図ったモデルが採用され、1926年にチェコスロバキア陸軍にVz.26として制式採用され、ブルノ造兵廠にてZB26の名で量産が開始されました。
作動方式はロング・ストロークのガス圧利用式で、ボルト後端が上方へ傾いてレシーバーと噛み合うティルト・ボルト式の閉鎖機構を備え、オープン・ボルト位置から射撃を行います。 使用弾薬は当時の標準的な歩兵銃用弾薬である7,92mm×57弾を採用しています。 給弾はレシーバー上部に取り付ける20連マガジンにより行われ、発射済み薬莢は本体下部の排莢口から排出されます。 上部に装着されるマガジンによる視界の妨げを防ぐため、フロント・サイトと照尺式リア・サイトの照準線は銃本体の左側に偏って配置されています。 射撃はグリップ左側面のセレクター・レバーによりセミ・オートマチックとフル・オートマチックの切り替えが可能です。 銃身には放熱フィンを備えており、銃身基部のロック・レバーを解除してキャリング・ハンドルを用いて銃身を前方に引き抜くことで、戦闘中においても工具を用いることなく迅速かつ容易に過熱した銃身を交換できる優れた銃身交換機構を採用していました。 また、射撃時の安定性を高める二脚を備えるほか、対空銃架や三脚に固定した運用も可能でした。
1930年代に中華民国への大規模な輸出および現地での製造が行われ、日中戦争における中国国民党軍の主力機関銃として広く運用されました。 その高い射撃精度と極めて低い故障率は、前線で「チェコ機銃」や「ブルーノ機銃」の俗称で呼ばれ、交戦した日本軍から恐れられました。 日本軍は鹵獲したZB26をそのまま第一線で使用したほか、後の九六式軽機関銃や九九式軽機関銃の開発にも大きな影響を与えました。 1939年のナチス・ドイツによるチェコスロバキア併合後は、同軍におけるMG34などの機関銃不足を補うため、ドイツ軍によってMG26(t)の制式名称で接収され、主に武装親衛隊や後方警備部隊などで継続して運用されました。
チェコスロバキア陸軍における主力軽機関銃として配備されたZB26及びその派生型は、優れた信頼性から国際的にも高く評価され、ルーマニアやリトアニア、ユーゴスラビアなどヨーロッパ各国へ多数が輸出されました。 ZB26の成功を受け、ブルノ造兵廠では製造工程の合理化やガス・レギュレーター、内部構造の改良を施した発展型であるZB30などが開発されました。 さらに、イギリス軍による軽機関銃の採用トライアルを受験して高い評価を獲得し、イギリス軍標準の7,7mm×56R弾 (.303ブリティッシュ弾) に適合させた改良モデルがZB33として設計されました。 このZB33を基にイギリスのエンフィールド造兵廠とブルノ造兵廠の共同で開発されたのが、イギリス軍の主力軽機関銃となるブレン軽機関銃です。 戦後も中国などでは、7,62mm×39弾や7,62mm×54R弾、あるいは7,62mm×51弾に対応させた改造モデルが長期にわたって使用されました。

【本個体の説明】

本品の機関部左側面には、「CESKOSLOVENSKA ZBROJOVKA, AS BRNO.」のメーカー刻印が二行にわたって入っている他、機関部右側面には「KULOMET ZB VZ.26.」のモデル名刻印が入っています。 大きなライオンの国章とレシーバー後端上部に「E」と極小のライオン、製造年を示す「36」の数字を組み合わせた刻印が小さく入っています。 レシーバー上面にはシリアルNo.2138が入っています。 またレシーバー下面の後端には☆に69と思しき刻印が見られバット・ストック左側面には4311と打刻されています。
本品のレシーバーや銃身といった金属部は、若干の小傷や小錆、擦れ等は見られるものの、全体にオリジナルのブルー仕上げが比較的良好に残った状態が保たれています。 木製のグリップやバット・ストックについても、若干の打ち傷や線傷を除いて大きな破損や欠損等は見られません。 バット・プレート部についても、やや小傷や擦れ、若干の表面錆は見られるものの、目立った変形等は見られません。 排莢口後方のケース・ディフレクターについても、目立った経年劣化等は見受けられず、適度な弾力が保たれています。 マガジン挿入孔及び排莢口カバーの開閉、二脚やショルダー・レストの展開操作については問題なく行う事が可能です。 リア・サイトをカチカチと調整する際に目盛りの数字の一部が隠れ気味ですが機能に問題はありません。 また二脚の伸縮についてはスムーズで、捻じ込みによるロックは掛かります。 セレクター・レバーの切り替えについても問題なく行う事が可能ですが、トリガーとの連動はありません。 付属のマガジンは背面には〇にHKの刻印やケガキにより08979と書かれている他、フォロワー先端にはアムト刻印が確認出来ます。 マガジンは若干の小傷や擦れ、打ち傷等は見られるものの、目立った変形等は見られず、オリジナルのブルー仕上げも良好に残っています。 マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (AW)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
詳細画像