弊社は創業以来二十五年余り、膨大な数の無可動実銃を取り扱ってまいりました。その質、種類はまさに世界一と自負しております。中には銃器の発展史上避けては通れない歴史的な価値のある品、欧州の王家や貴族が所有した由緒ある品もございます。このコーナーでは弊社が自信を持ってお薦めできる逸品をご紹介いたします。「日本唯一の品」にこだわりを感じて頂ける方、ミュージアム・アイテムを所有されたい方必見のコーナーです。
【九二式七粍七機銃】
旧日本軍の航空機関銃です。英国で開発されたルイスガンの国産ライセンス・モデルで、横須賀と豊川海軍工廠で生産されました。陸軍の九二式重機との混同を避ける為に留(ルイス)式と呼ばれました。レシーバー上部に大きく豊川造兵廠の刻印が入っています。当初は航空機搭載機関銃として使用されましたが、地上部隊の機関銃不足を解消するためにバット・ストックを取り付け地上用に転用されました。旧軍の航空機関銃の多くは武装解除の際に真っ先に機体から外され処分された為、現存数は極めて少なく航空機コレクターにとっても羨望の逸品です。本品は英国最大の映画小道具会社Bapty’s(Gun誌1999年3月号P.42〜P.53参照)のコレクションより入手した由緒ある品です。
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【コルト M1895 重機関銃】
アメリカ最初のガス圧利用式機関銃です。遥か一世紀以上も前にJ.M.ブローニングが設計し、コルト社で生産された、ガトリング・ガンに代わる機関銃でしたが、銃身の放熱設計(当時では自動的に連続射撃できる火器はなく、それによって銃身が過熱されることは考えられませんでした)がされておらず、マキシム系の水冷式に地位を譲る結果となってしまいました。また多くは放熱装置を追加された改造型になった為、オリジナルの状態での現存数が極めて少なく銃器発展史上避けては語れない歴史的価値のある逸品です。欧米の銃器専門の博物館でも近代機関銃の原型として常に表舞台で展示されている、まさにミュージアム・アイテムと呼ぶにふさわしい品です。世界の銃器 P.156参照
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【S18-1100 (PzB785) 対戦車ライフル】
スイスのソロータン社で開発された20mmの自動装填式対戦車ライフルです。1936年に開発され輸出にも力を入れられましたが製造コストが高く商業的には成功しませんでした。しかしスイスのSolothurn社とドイツのRheinmetall社の関係とFlak30/38と共通の弾薬を使用する理由から、ドイツ軍によってPzB785の名称で少数が、またイタリア軍、ハンガリー軍など枢軸国軍によっても東部戦線で使用されました。大口径自動機関砲という特殊なカテゴリーに入るため、欧米でも所持許可を得るのは難しく、ヨーロッパのコレクター市場でも見ることの出来ない希少品です。もちろん国内唯一の品です。
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【GrB39 榴弾発射器】
ドイツ軍の榴弾発射専用ライフルで、対戦車ライフルとしては威力不足となったPzB39に小銃用榴弾発射器を銃口に取り付けた品です。本体が丈夫でMG34と共通の耐久性のある二脚が付いている為、小銃に装着したシースベッヒャーと呼ばれる榴弾発射器より精度が上がりました。しかし対戦車ライフルと共に戦後は予備火器としても保管されることもなく、少数のみが博物館等で資料として残されました。本品は武装親衛隊が実際に使用した品で、本体にSSの刻印が打たれています。銃本来の希少性に加え、更に歴史的価値までもが加味された申し分のない品です。
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【FA-MAS G2 自動小銃】
フランス軍の現用制式自動小銃です。フランスが自国の最新火器の放出を行っていない為に入手の最も難しい品の一つとなっており、弊社でも長年探し続けて昨年やっと1丁のみ入手に成功しました。今後の入手が全く望めない貴重な品です。Steyr AUGと同じ大きく掌がすっぽり入る大型のトリガー・ガードと、M16用マガジンが使用できるマガジン・ハウジングが特徴です。国内ではスーパー・バージョンと呼ばれているモデルです。
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【SIG MKMS 短機関銃】
スイスのSIG社で突撃銃が世に出る前の1937年に輸出用として開発された品です。弾薬こそ拳銃弾を使用しますが、そのコンセプトはMP44と共通する点が多く見られます。長銃身と小銃型銃床を持つため命中精度と遠射性に優れ自動小銃の代用として十分に対応しうる製品でした。残念ながら第二次大戦では主要各国では採用にならず、一部フィンランド軍によって対ソ連戦で使用されました。また第二次大戦後は突撃銃にその地位を譲り、量産には至りませんでした。そのため現存数が極めて少なく、欧米の銃器専門の博物館でも見ることが稀な品で、国内では唯一の品である事は言うに及びません。スイス独自で開発した短機関銃では極初期の製品で、本銃の特徴でもある折り畳み式マガジンはその後のスイス軍用短機関銃に受け継がれていきました。世界の銃器 P.597参照
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【ベルギー製 水平二連 カニ目打ち式 ショットガン/小銃】
ベルギーのBruxelle(ブルッセル)にあるAd.Jansen社で1850年頃に作られた、ベルギー王家伝来の由緒ある品です。グリップ上部にはレオポルド家の紋章を戴き、銃全体を飾る金具には神秘的なアラベスク模様が丹念に刻まれた触れ難い高貴な作りになっています。銃身は入念に鍛え上げられたダマスカス仕上げのショットガン用とライフル用の二本がセットになっています。撃発構造はカニ目打ち式(Pin Fire=ピン・ファイア)で、薬莢の後部側面にカニの目のようなピンが出ており、このピンをハンマー(撃鉄)で叩くことによって発火させます。弊社の約1,000丁の在庫の中でもクオリティーの高さは際立っており、弊社でも同じレベルの品の再入荷は不可能な逸品です。
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