P1867 騎兵銃ってヤツが入荷しています。 パーカッション・マスケットなんてどれも似たり寄ったりジャンね……いやいやコイツはなかなか見どころがあるんですよ!!!!
機関部の逆側にはサドル・リングが備わっていて、いかにも騎兵用です。
また、さく杖は銃身に連結されていて、持ち手の部分はお皿のように大きくなっています。 馬上で扱いやすく、落としてなくさない工夫が施されています。
ここで気になるのが、さく杖ではなく銃口……。 やけに口径が大きくないですか??? 銃身自体の肉も薄く、ライフリングを刻む余地もないので、スムース・ボアなのが判ります。
ムムムとリア・サイトを見てみてると、非常にシンプルな一枚板となっています。
さかのぼって今回のP1867には、P1856というそっくりなモデルがあるのですが、こちらはライフリングが刻まれていて、リア・サイトも照準距離によって3段階を切り替えるとができます。 12年後のモデルのほうが性能的には低くなっている……変な感じですよね!
このP1867、実はイギリスの正規兵向けの装備ではなく、当時植民地であるインドで徴募したベンガル軽騎兵向けでした。
(在庫のP1858です)
以前キートンさんがブログで紹介しているのですが、植民地のインド傭兵が反乱を起こしたいわゆる「セポイの乱」以降、イギリス軍は植民地の戦力に、「イギリス兵の銃とそっくりだけど性能をガクンと落とした銃」をあえて装備させる事で、反乱を起こした際に鎮圧しやすくする対策を講じました。
画像のP1858もあえてライフリングを無くしたスムース・ボアの小銃で、有効射程は同時期のイギリス兵の装備に比べて10分の1……リア・サイトも今回のP1867同様、調整機能のない一枚板です。
P1867もあえてグレード・ダウンしたモデルの一つという事になります。 1867年、イギリス兵向けにスナイドル銃への切り替えが始まっていた一方、ベンガル軽騎兵にはスムース・ボアのマスケット銃を支給するなんてひどい話ですよね~~~~
ちなみにベンガル軽騎兵は、セポイの乱の先陣を切った部隊なんだそうですよ!!! ならしょうがない……か……(?)
>> P1867 騎兵銃 はこちら
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