- 商品番号:K10299
国名:アメリカ合衆国
種類:連発式拳銃
取扱店舗:東京店
- 【US コルト M1861 ネービー リボルバー (フルーテッド・シリンダー・モデル)について】
サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1861年頃から1873年頃まで製造された、管打式のシングル・アクション・リボルバーです。
本銃は.36口径のコルト M1851 ネービー リボルバーの後継モデルで、銃身がM1860 アーミー リボルバーと同様の流線形のラウンド・バレルとなり、ローディング・レバーもM1860 アーミー リボルバーと同様の回転軸のネジが不要な "Creeping Lever" と呼ばれるタイプとなっている以外は、従来のM1851 ネービー リボルバーと同等のスペックとなっています。 このローディング・レバーは当時コルト社の製造監督であったElijah King Rootによりデザインされたものです。 コルト M1861 ネービー リボルバーは、全て7 1/2インチ銃身となっており、銃身長の正式なバリエーションは存在しません。 トリガー・ガードは基本的に大型の真鍮製ですが、大型の鉄製トリガー・ガードもごく少数ながら存在します。 バック・ストラップについても大半は真鍮製ですが、こちらもごく少数ながら鉄製の物が確認されています。 尚、M1861 ネービー リボルバーの発売当初、シリンダー表面に肉抜きの溝が設けられたフルーテッド・シリンダーのタイプと溝のないラウンド・シリンダーの2種類が同時に製造されたと考えられていますが、フルーテッド・シリンダーの生産数は約100挺程に留まり、現存数は非常に少なくなっていますが、本品はその中の貴重な一挺です。 ラウンド・シリンダーのシリンダー表面には、M1851 ネービー リボルバーと同様に、1843年のカンペチェ海戦 (Naval Battle of Campeche) でテキサス海軍がメキシコ海軍を破る場面がエングレービングされており、M1851 ネービー リボルバーとM1861 ネービー リボルバーの間でシリンダーの互換性があります。 尚、大半のM1861 ネービー リボルバーでは、フレーム右側面のキャップ・カットアウトと呼ばれる切り欠きにキャップ・グルーブと呼ばれるパーカッション・ニップルの装着を容易にする為の溝が設けられていますが、フルーテッド・シリンダー及びラウンド・シリンダーの極一部の個体はキャップ・グルーブを備えていません。 また、ごく少数 (約100挺程度) ではあるものの、M1860 アーミー リボルバーと同様に、M1861 ネービー リボルバーにも着脱式のストック用の切り欠きを備えた個体も製造されました。
コルトM1861 ネービー リボルバーは、合計38,843挺が生産され、その内約28,000が南北戦争中 (1861年-1865年) に生産されました。 本銃は南北戦争中、合衆国陸軍及び海軍により調達・使用されましたが、調達数については文献によりばらつきが見られます。 また、イリノイ州やコネチカット州等の州民兵も相当数のM1861 ネービーを調達したと言われています。 (MM)
【本個体の説明】
本品のフレームのシリアルNo.は8539で、シリアルNo.から1862年 (文久2年) に製造された品である事が判ります。 シリンダーは希少なフルーテッド・シリンダーです。 トリガー・ガード及びバック・ストラップは真鍮製、フレームはストック用の切り欠きのないスタンダードなタイプとなっています。 銃身上面には「- ADDRESS COL. SAML COLT NEW-YORK U.S. AMERICA -」のメーカー・アドレス刻印が一行で入っているのがはっきりと確認出来ます。 本品のシリアルNo.は、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー軸、銃身、シリンダーについてはシリアルNo.8539でオール・マッチしています。。 生産数が約100挺と言われるフルーテッド・シリンダーで、シリンダーのパテント刻印及びシリアルNo.刻印や、フレーム左側面の「COLTS PATENT」の刻印、トリガー・ガード基部左側面の「.36 CAL」の刻印についてもはっきりと確認出来る程度で国内に現存するのは奇跡と言っても良いでしょう。
本品は全体に適度な時代が付いたコンディションとなっており、銃身やフレーム、シリンダーといった鉄部はやや打ち傷や時代錆の他、一部に時代錆や表面錆痕が見受けられますが、目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身は大部分に地金っぽく落ち着いた雰囲気です。 真鍮製のトリガー・ガードやバック・ストラップについても後世手が加えられた痕跡や目立った腐食等は見られず、時代が付いた良い雰囲気となっています。 同様に良い色合いとなったウォルナット製グリップは、経年使用の小さな当たり傷や摩耗が見受けられるものの、強度的にはしっかりとしており、グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに力強く落ちます。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームの取り付けのがたつきについては、現状殆ど見られません。 また、シリンダーの前後の遊びについてもほんの僅かに見られる程度で良い状態と言えます。 ローディング・レバーの左右の遊びについても十分許容レベルで、機能についても問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 シリンダーのパーカッション・ニップルは現状目立った変形や欠けは見られず、良好な状態が保たれています。 また、シリンダー後部のニップル間には、だいぶ摩耗していますがセーフティ・ピンが確認出来ます。
松本零士先生旧蔵品のコルト・コレクションの中でもトップクラスの希少価値がある品です。(MM)
※【本個体の説明】は現在作成中です。 後日、加筆/訂正が行われる可能性がございます。本品の程度/状態について詳しくは東京店までお問合せください。
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 32.9cm、銃身長: 18.8cm、口径: 0.9cm、銘文: ADDRESS COL SAML COL. NEW-YORK, U.S.AMERICA、備考: 8539M)
【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。 漫画家の松本零士先生旧蔵品です。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
- 詳細画像









