- 商品番号:K10285
国名:アメリカ合衆国
種類:レバー・アクション
- 【US スペンサー M1865 騎兵銃 について】
スペンサー M1865 騎兵銃はスペンサー M1860 騎兵銃の改良型です。 M1860 モデルは南北戦争 (1861年-1865年) で主に北軍によって使用されました。 M1860は22インチ・バレルに.56-56 Spencer口径でしたが、M1865は2インチ銃身が短い20インチ・バレルの.50in.口径となりました。 本品は20インチ・バレルで.50in.口径のM1865 モデルです。 このM1865 モデルは南北戦争終結年 (1865年) に生産が始まり、実戦には実質的には間に合いませんでしたが、多くの南北戦争中に配備はされたので多くの文献にはM1865が南北戦争で使用されたように記載されています。 南北戦争後は、その多くがアメリカ合衆国騎兵隊に支給されました。 スプリングフィールド M1873 カービンが正式となるまで、スペンサー カービンは当時の最新型騎兵銃として合衆国騎兵隊の主要火器となっていました。 本体側面に騎兵隊が鞍に吊るす為のリング (サドル・リング) が付いており、そのためSaddle Ring Carbineと呼ばれています。
日本には幕末に佐賀藩によって約8,000挺が輸入されて戊辰戦争 (慶応4年/明治元年[1868年]~明治2年[1869年]) 等で使用されました。 大河ドラマ【八重の桜】で主人公の「新島八重 (新島襄の妻)」がスペンサー連発銃を使用して会津若松城 (鶴ヶ城) 籠城戦で奮戦する場面が多くあります。 実際は会津藩にはスペンサーはその1挺しかなく、攻撃をした新政府軍に多くのスペンサーが支給されていました。 当時日本国内でもスペンサーは最新兵器で「元込め7連発」と呼ばれて恐れられました。
バーンサイド社製スペンサー M1865 カービン (Spencer Model 1865 Carbine manufactured by Burnside Rifle Company) は、アメリカの南北戦争末期からインディアン戦争にかけて、米連邦騎兵隊に広く配備された歴史的に重要なレバーアクション式連続射撃銃 (騎兵銃) です。スペンサー社からバーンサイド社にライセンス生産品として製造されました。ロードアイランド州プロビデンスのバーンサイド・ライフル社(Burnside Rifle Company)によって1865年から1866年の間に、約34,000挺が製造されました。口径は同じく.56-50 スペンサー・リム・ファイアで、銃身長も20インチですが、最も大きな構造上の違いはライフリングが6条が3条(3-groove)に変更された事です。 また外見上の大きな違いはレシーバー上面に “SPENCER REPEATING RIFLE / PAT'D MARCH 6, 1860 / MANUF'D AT PROV, R.I. / BY BURNSIDE RIFLE Co” および “MODEL 1865” と刻印されている事です。 製造委託の経緯は1864年6月、米陸軍兵器局はスペンサー・カービンの圧倒的な需要に応えるため、バーンサイド社にライセンス生産を委託しました。生産性を向上させる為にスペンサー自社製モデルが6条のライフリングを持つのに対し、バーンサイド製は3条のライフリングになっているのが特徴です。また、後期のロットにはステイブラー・マガジン・カットオフ (Stabler cut-off) という装置が搭載され、弾倉の7発を温存したまま1発ずつの単発銃として射撃できるよう改良されました。本品は初期ロットですのでマガジン・カットオフは付いていません。(MM)
【本個体の説明】
本品はM1865モデルの特徴であるライフリングが3条の20インチ銃身及びロング・ブレードと呼ばれるエキストラクターを備えています。 レシーバー上面にはSPENCER REPEATING RIFLE / PAT'D MARCH 6, 1860 / MANUF'D AT PROV, R.I. / BY BURNSIDE RIFLE Co” および “MODEL 1865”のメーカー・アドレス刻印及びパテント刻印がハッキリと入っています。 また、レシーバー後部上面には19656のシリアルNo.が打刻されています。 本品は全体に適度な時代が付いた古式銃としては良い雰囲気となっており、銃身や機関部といった金属部はやや打ち傷や時代錆や表面錆痕が表れていますが、現状目立った欠損等は見受けられません。 木製のハンドガードやバット・ストックについては、両方の程度はマッチしており全体に黒っぽくなっており打ち傷や線傷、ひび等が見受けられます。 また、バット・ストック側面にバット・プレートから3cmのヒビが見られるものの、強度的には概ねしっかりとした状態が保たれています。 リア・スリング・スイベルには固着等は見られません。 傷み易いバット・プレート部については、時代錆や表面錆痕は見られるものの、目立った変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 リア・サイトの起倒・調整については問題なく行う事が可能です。 作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックについてはしっかりと掛かり、フル・コック位置でトリガーを引くとハンマーが力強く落ちます。 アンダー・レバーを操作してのブリーチ・ブロックの開閉についても問題なく行う事が可能です。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるものの、本品の最大の特徴とも言える3条ライフリングも深くはっきりと確認出来ます。 バット・ストック内のチューブ型弾倉の着脱についても問題なく行う事が可能で、マガジンの機能も完全です。(MM)
【登録証情報】
(種別: その他 縁打式銃砲、全長: 94.1cm、銃身長46.7cm、口径1.3cm、銘文: スペンサー銃 MODEL 1865)
【その他の情報】
平成28年5月12日に愛知県教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、完全可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。
本銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
※本コメントは現在作成中です。 後日、加筆/訂正が行われる可能性がございます。
- 詳細画像



