商品番号:K10244
国名:アメリカ合衆国
種類:小銃/散弾銃

ウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービン 2nd Model (銃砲刀剣類登録証付、「茨城縣一百三十八番」、#15201)

¥4,400,000
税抜 ¥999,999,999
商品番号
K10244
発売日
2026/07/04
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Winchester M1866 Yellow Boy Carbine, 2nd Model
国名
アメリカ合衆国
時代
江戸時代
全長
1,004mm
口径
Cal.44 (登録証表示10mm)
装弾数
13発
【ウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービン について】
ウィンチェスター M1866 は西部開拓時代のアメリカにおける最も有名なライフルです。 1866年から98年まで1st~4thの4つのモデルが生産されました。
レバー・アクションと呼ばれる銃の機関部下方に付いた用心鉄兼用のレバーを下に引き、それをまた戻す事により薬室から空薬莢を排除すると同時に次弾を装填するという画期的な仕組みを持った銃です。 銃身の下に平行して付けられたチューブ・マガジン (管状弾倉) を備えたレバー・アクションはウィンチェスター社の商品の代名詞にもなっています。ウィンチェスター社はオリバー・ウィンチェスターにより創業された元繊維会社で、1857年に独自のレバー・アクション構造のパテントを持っていたボルカニック リピーティング・アームズ社の武器製造工場を買収したのが銃器産業に参入する切っ掛けとなりました。 当初はニューヘイヴン・アームズ社として創業し、ヘンリー ライフルとして知られるボルカニックの進化型であるレバー・アクション ライフルの製造権を取得すると、オリバーの息子であるウィリアムにより全米で販売を開始しました。 そして1866年にウィンチェスター社として改名後は、工場長であったネルソン・キングのパテントによりヘンリー ライフルの欠点であったマガジンを改良し、フレーム右側面のローディング・ゲートから弾薬を装填出来るようにしました。 更にハンドガードを追加する事により、連続射撃による銃身の過熱から手を守る工夫などの改良を施した「M1866」を発売しました。 この銃はフレーム全体が真鍮製 (砲金製="bronze alloy"または"gun metal") であることから「イエローボーイ」と一般的に呼ばれています。 一世紀半の時を経て金色に輝いていたフレームがまさに「イエロー」と呼ばれる色合いになった貴重な品も弊社には入荷しています。

M1866には銃身長が27インチのマスケット、24インチのライフル、20インチのカービンがありました。 本品はそのカービン (騎兵銃) ・モデルです。 特にフレームの左側面に鞍 (サドル) に銃を固定するリング (環) が付いているため「サドル・リング・カービン (Saddle Ring Carbine)」と呼ばれました。 バット・プレートはマスケットはカービン型と呼ばれる「なだらかなカーブを描いた形状で、ライフルはクレセント型 (三日月型) と呼ばれる強いカーブが特徴で、カービンにはカービン型とクレセント型の両方があります。 本品はクレセント型です。

本銃は幕末に日本にも少数が輸入されました。 日本語では「直動鎖閂式 (ささんしき) 銃」と呼び、同じレバー・アクション式の「底碪式 (ていがんしき) 銃」と混同されやすいが、遊底 (ボルト) が (回転することなく) 前後するので「直動鎖閂式」になり、ブリーチが上下する「底碪式」とは構造的には全く異なるものです。

【本個体の説明】
本品は米国ウィンチェスター社製オリジナルのM1866 イエローボーイ ライフル 2ndモデルです。 ウィンチェスター M1866 イエローボーイ カービンは、1stモデルから4thモデルへと改良されるに従って、ヘンリー ライフルから受け継いだ特徴が徐々にイエローボーイ独自の形状に変化しました。 ハンマー前方のフレーム後部のカーブは、ヘンリー ライフルでは一旦急なカーブを描いて落ち込み、顕著なくびれを経て銃把部分へと繋がるHenry Dropと呼ばれるデザインでしたが、イエローボーイでは改良されるに従ってHenry Dropの面影が薄くなり、次第になだらかな形状となります。 本品は2ndモデルで、フレーム後部の形状は1stモデルに比べてなだらかになっていますが、Henry Dropと呼ばれるヘンリーの面影は顕著に残っています。 特に本品のシリアルNo.が「15201」で1867年に製造された事を示しています。1866年から同モデルの製造が始められたので、本品は1867年に製造された極初期の生産品と言えます。 通常1st Modelの最後の番号が「15000」までと言われているので、その後n「201番目」の品で、2nd modelの最初期に作られた品と言えるでしょう。 弊社在庫の2ndモデルで最も初期に製造された品です。 本品のフロント・サイトは頂部が真鍮製となった鉄製のブレード・タイプで、アリ溝により固定されています。 リア・サイトはステップ・エレベーターにより調整可能なセミ・バックホーン・サイトが取り付けられています。 本品の銃身上面にあるメーカー刻印等は終身の表面錆の為確認できませんが間違いのない品です。
シリアルNo.はロア・タングに打刻されていますが、バット・ストックを取り外した状態でのみシリアルNo.の「15201」が確認出来るようになっています。 このような打刻方法は、シリアルNo.が概ね21,000までの個体に見られます。 尚、ハーフ・コック機能はシリアルNo.が23,000以降から導入されたため、本品もハーフ・コック機能を元々備えていない2nd modelの掟にに沿った品です。本品の銃身やアンダー・レバーといった鉄部は、表面的な時代錆は見られるものの、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 砲金製のレシーバーについては、極僅かな打ち傷等を除いて目立った腐食等は見られず、非常にウブイ時代食が付いたオリジナル性を醸し出した良い雰囲気となっています。 オリジナルのウォールナット製のハンドガードやバット・ストックについては、やや打ち傷や線傷が見受けられ、銃身との間に僅かな隙間が見られます (上部からからしか確認できません) が、それ以外に大きな破損等は見られません。 傷み易いバット・プレートについても、やや打ち傷は見受けられるものの、目立った腐食や変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉については問題なく行う事が可能です。
作動についても完全で、装弾レバーを下げると装弾エレベーターが上昇し、同時にボルトが後退してハンマーをコックさせます。 ハンマーのフル・コックはしっかりと掛かり、トリガーを引くとハンマーがスムーズに落ちます。 リア・サイトの調整についても問題なく行う事が可能です。 銃身内はやや表面錆痕が見られるもものの、銃口から薬室まで完全に通っており、ライフリングも比較的はっきりと確認出来ます。(MM)

【壬申刻印 について】 本品のレシーバー上面前方 (薬室の上) には「茨城縣」鏨彫りが、そして銃身基部後方左側(リア・サイトの左下)に「一百三十八番 」の鏨彫り刻印が入っています。 「壬申刻印」とは古式銃の一種の戸籍番号に相当します。 本品は「壬申刻印」の部分が判読できませんので「明治時代のいつに調査されたか」は不明です。 明治4年に明治陸軍は主力小銃の統一化を図る為、旧藩に残る銃砲の種類、挺数の把握が急務となりました。 翌明治5年 (1872年、壬申) 1月から、太政官布告第28号第五則の「銃砲取締規則」によって、私蔵されていた銃砲の「我が国初の管理統制」が始まりました。 廃藩時に旧藩は旧家臣に軍用銃を下付した事例が多く見られ、旧士族の家には一挺の軍用銃があったとも言われています。 それらの銃はその後市中に大量に出回り私蔵されていました。 銃砲取締規則ではこれらの私蔵されていた銃砲について、管轄庁 (東京と大阪は武庫司) に持参して改刻印式によって番号、官印を受ける (これが明治5年度であれば壬申刻印と番号) 事が義務付けられました。 同時に管轄庁は同人名と番号を管轄鎮台に届け出て、鎮台より武庫司にそれらが提出される仕組みになっていました。 この調査は明治20年代頃まで銃砲調査が行われましたが、明治5年 (1872年=壬申) の調査が最も大々的に行われ、今日この種類の刻印の内90-95%が壬申の年に行われた事から、古式銃に打たれた漢字の刻印をまとめて「壬申刻印」と呼ばれています。 本品は「茨城縣一百三十八番」 の刻印が入っている事から、明治前期に茨城県に届け出が行われた品である事が判ります。 幕末の日本でイエローボーイは最新型であり、非常に高価であったため、他の後装式銃に比べ遥かに国内での現存数が少ない品です。 弊社では複数挺のウィンチェスター M1866 イエローボーイを扱っていますが、弊社の企業努力によるもので、通常では入手が非常に困難な品です。M1866 イエローボーイは通常のモデルは税込み価格が500万円から600万円ですが、本品は全体的な状態は良いものの銃身上の刻印が表面錆の為に確認できないので「税別400万円」とお値打ち価格に設定してあります。 本品は最近になって茨城県下で発見された生(うぶ)な品で、コレクターが磨いていない150年以上手が付けられていない真鍮色が魅力です。(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打式銃砲、全長: 100.4cm、銃身長: 49.0cm、口径: 1.0cm、銘文: 無銘)


【その他の情報】
つい最近茨城県で派発見され令和7年2月18日に茨城県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証付きです。 登録証が付いて可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は160年ほど前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 通信販売でご購入される際は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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