- 商品番号:ARC0106
国名:スイス
時代:冷戦期
種類:自動小銃
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【SIG SG550 (Stgw.90) 自動小銃 について】
モデル概要
SIG SG550 自動小銃は、スイスのSIG社がSG540およびSG541を基に開発を行い、1990年にStgw.90 (Sturmgewehr 90) としてスイス軍に制式採用された、5,6mm×45弾 (GP90弾) を使用する自動小銃です。
開発およびスイス軍制式化の経緯
1978年にスイス軍は、重量があり旧式化しつつあったStgw.57 (SG510) 自動小銃の後継となる新型小銃の開発要求を策定しました。 ここでは射距離300mにおける高い命中精度を維持しつつ、銃全体の重量を軽減すること、さらに基本構造を保ちながらカービンなど様々な派生モデルを展開できる発展性が求められました。 新型小銃の競作には、ベルン造兵廠のW+F C42 自動小銃と、SIG社のSG541が候補として挙がりました。 トライアルにあたっては、両モデルともに6,45mm×48弾 (GP80弾) 仕様と5,6mm×45弾 (GP90弾) 仕様の2種類のバリエーションがそれぞれ製造され、比較試験が行われました。 その後1981年に、5,56mm×45 NATO弾と互換性を持ちつつ弾頭を独自の仕様としたGP90弾の採用が決定し、1983年2月にこれを使用するSIG社のSG541が正式に採用されました。 1984年10月にモデル名が標準型のSG550および短縮型のSG551へと変更され、1986年から量産が開始された後、1990年にStgw.90として部隊配備が開始されました。 なお、スイス軍に納入されたStgw.90 自動小銃の本体には「SG550」といったモデル名は打刻されていません。
作動方式および各部の特徴
SIG SG550 自動小銃は、作動方式として信頼性の高いロング・ストローク・ピストン方式とローテイティング・ボルト式閉鎖機構というAK系に似た構造を採用しながらも、スイス製品らしい極めて精密な加工技術で製造されており、一般的なアサルト・ライフルとは一線を画す作動のスムーズさと命中精度を誇ります。 レシーバーは鋼板のプレス加工により製造されています。 トリガー・グループに配置されたセレクターは、セミ・オートマチック、3点バースト、フル・オートマチック射撃が選択可能となっています。 さらにスイス軍用モデルであるStgw.90 自動小銃の特徴として、レシーバー左側面のセレクター・レバー付近には、平時において射撃モードをセミ・オートマチックのみに物理的に制限するためのロック機能が装備されており、誤操作を防ぐ独自の安全設計が取り入れられています。 外観上の特徴として、側面に折り畳むことが可能なスケルトン・ストック、残弾の確認が容易でマガジン・クリップなしで複数連結が可能な半透明の樹脂製マガジン、そしてハンドガード前方に収納される折り畳み式の二脚 (バイポッド) を標準装備しています。 また、ガス・ブロックにはライフル・グレネード発射時に作動機構へのガス流入を遮断するガス・カットオフ機能を持つガス・レギュレーターが備わっています。 銃身軸線とストックが一直線上に配置された直銃床構造に加え、専用のスコープ・マウントが低い位置に設計されているため、チーク・パッドを追加することなく自然な頬付けによるスコープ照準が可能となっています。
スイス軍への配備と運用
SG550 (Stgw.90) 自動小銃は、その圧倒的な命中精度と信頼性から、スイス軍の全軍に広く配備されました。 専用のGP90弾と光学照準器を組み合わせることで、中距離の狙撃銃としてそのまま代用できるほどの精度を発揮します。 アサルト・ライフルとしては極めて高価なモデルとなりましたが、スイス国内では国民皆兵制度に基づく予備役兵の射撃訓練や民間の射撃競技においても幅広く使用されています。
SG550をベースとした派生モデル
SIG SG550 自動小銃は、その優れた基本設計を基に、銃身長などを変更した多数の派生モデルが開発されています。 特殊部隊や警察機関での使用を想定して銃身を短縮したSG551 自動小銃では、二脚やライフル・グレネードの装着機能が省略されています。 また、輸出モデルであるSG551 自動小銃には銃身のライフリング・ピッチによって区分があり、米軍の旧制式弾 (M193弾) に適したSG551-2と、現用のNATO制式弾 (SS109弾) に最適化されたSG551-1が存在します。 SG551をベースに更なる短縮を行ったSG552 自動小銃では、構造上リコイル・スプリングの配置がガス・ピストン部からボルト・キャリア後方へと移されました。 しかし、後に開発された改良型のSG553 自動小銃では、作動の確実性を向上させるため、リコイル・スプリングの配置が再びSG550 自動小銃やSG551 自動小銃と同様のガス・ピストン部へと戻されています。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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