- 商品番号:ARC0102
国名:ロシア
時代:冷戦期
種類:狙撃銃
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【ドラグノフ SVD 狙撃銃 について】
モデル概要
ドラグノフ SVD 狙撃銃は、エフゲニー・F・ドラグノフ (Yevgeny F. Dragunov) が設計し、1963年に旧ソ連軍に制式採用された、7,62mm×54R弾を使用する半自動狙撃銃です。 東側諸国における代表的な狙撃銃として知られており、分隊支援火器としての性格を持つマークスマン・ライフル (選抜射手用小銃) の先駆けとも言えるモデルです。
開発の背景と制式採用
本銃の開発に至った背景には、当時の旧ソ連軍における歩兵分隊の戦術的な要求がありました。 1950年代にAK-47 自動小銃が広く配備されたことで一般歩兵の火力は大幅に向上しましたが、有効射程が短くなったため、部隊レベルでの遠距離交戦能力が低下するという問題が生じました。 この300mから800mの射程を補完し、前線を押し上げる歩兵部隊に随伴して精密な支援射撃を行うため、過酷な環境下での信頼性と高い命中精度を両立させた半自動狙撃銃の開発が求められました。 複数の設計者による競作の結果、ドラグノフが提出した設計案が採用され、制式名称SVD (Snayperskaya Vintovka Dragunova) として部隊配備が開始されました。
ショート・ストローク・ピストン方式の採用と各部の特徴
ドラグノフ SVD 狙撃銃は、鍛造鋼のブロックから削り出されたレシーバーと長銃身を備えており、作動方式にはAKシリーズのロング・ストローク式ではなく、ショート・ストローク・ピストン式を採用しています。 これにより、発射時に後退するボルト・キャリアの質量を減らし、銃本体の重心移動や振動を最小限に抑えることで命中精度を向上させています。 また、ガス・ブロック部分には2つのポジションで調整可能なガス・レギュレーターが装備されており、通常使用ではポジション「1」を使用し、内部の汚れなどにより作動不良が発生し始めた場合にはポジション「2」へ切り替えることで、劣悪な環境下でも確実な作動を保証する仕組みとなっていました。 バット・ストックは軽量化と握りやすさを追求したサムホール・タイプのラミネート (合板) 製が標準装備されており、スコープ使用時に射手の視線を安定させるための取り外し可能な革製のチーク・パッドも装備することが可能となっていました。 なお、スコープ破損時に備えてリア・サイトなどのアイアン・サイトも備えられており、チーク・パッドを取り外すことでアイアン・サイトによる照準が可能となります。
使用される照準器と世界各地での使用
本銃の標準的な照準器としては、レシーバー左側面のサイド・レール・マウントに4倍率のPSO-1 スコープを装着することが可能でした。 初期のPSO-1 スコープには、敵の暗視装置から投射される赤外線サーチライトを検知するための赤外線検知フィルターが内蔵されていましたが、後に戦場で赤外線照射式の暗視装置が殆ど使用されなくなったため、この機能は省略されています。 また、1PN34などの大型の暗視スコープを装備することも可能となっており、これらの夜間戦闘用機材を装備した仕様はSVDNと呼ばれます。 実際の運用において、SVD 狙撃銃は各歩兵小隊に広く配備され、冷戦期を通じて旧ソ連軍の精密射撃能力を支えるとともに、アフガニスタン紛争などの実戦において旧ソ連軍の主力狙撃銃として大規模に投入されました。 さらに、ワルシャワ条約機構の加盟国や中東、アジアなどの親ソ連国家へも大量に供与・輸出され、世界各地の紛争で使用されました。
改良/派生モデルについて
本銃は長年にわたる運用を通じて、改良や派生モデルの製造が行われました。 後期生産型のSVD 狙撃銃では、木製のバット・ストックおよびハンドガードが、耐久性と生産性に優れた黒色のポリアミド樹脂製へと変更されています。 旧ソ連およびロシアにおける代表的な派生型として、空挺部隊や機械化歩兵向けに銃身を短縮し、右側面に折り畳めるスケルトン・ストックを備えたSVDS 狙撃銃が開発されました。 さらに諸外国においてもライセンス生産やコピー生産が盛んに行われ、中国で製造された79式狙撃銃や、その改良型である85式狙撃銃などのバリエーションが存在します。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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