- 商品番号:ARC0092
国名:ドイツ
時代:第二次大戦
種類:自動小銃
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【Kar.43 自動小銃 について】
モデル概要
Kar.43 自動小銃は、第二次世界大戦後期にドイツ軍が運用した7,92mm×57弾を使用する半自動小銃です。 前身であるGew.43 自動小銃と基本構造は全く同一であり、1944年に名称変更されて以降に生産されたモデルにKar.43の刻印が打刻されています。 米軍のM1 ガーランドやソ連軍のSVT-40といった敵国の半自動小銃に対抗すべく大量導入され、連合国側からは「ヒトラーズ・ガーランド」という異名で呼ばれる事もありました。
開発の背景および制式化後の名称変更
ドイツ軍における自動小銃の研究は早くから進められていましたが、ヴェルサイユ条約による開発制限もあり本格的な開発は再軍備後に持ち越されました。 ドイツ軍は自動小銃の開発にあたり、銃身にガス・ポートの穴を開けない等の厳しい条件を提示し、モーゼル社とワルサー社が競作を行いました。 モーゼル社開発のGew.41 (M) は不調に終わり、ワルサー社開発のGew.41 (W) が採用されて実戦投入されましたが、銃口部のガス・トラップを利用するバン・システムは泥や煤に弱く、前線で作動不良が多発しました。 これを受けたワルサー社は、独ソ戦において鹵獲したソ連軍のトカレフ SVT-40などのガス・ピストン・システムを徹底的に研究し、軍も銃身に穴を開ける事を承認した結果、1943年にGew.43 自動小銃として制式採用されました。 その後、1944年4月に名称がKarabiner (騎兵銃) を意味するKar.43へと変更されています。
作動方式と給弾機構の改良点
Kar.43は、SVT-40に強く影響を受けたショート・ストローク・ガスピストン方式を採用しています。 銃身上部に設けられたガス・ポートから燃焼ガスを導き、ピストンを短距離後退させてボルト・キャリアを後座させるこの方式により、Gew.41の弱点であった前線の過酷な環境下における作動信頼性が飛躍的に向上しました。 閉鎖機構はGew.41から引き継いだフラップ閉鎖方式を採用しています。 給弾機構については、Gew.41の固定式マガジンから着脱式の10連発箱型マガジンへと変更され、装填速度が大幅に改善されました。 ボルト・ハウジング前部には5発入りのストリッパー・クリップを直接装填するためのクリップ・ガイドも設けられています。
実戦投入と狙撃銃としての運用
Gew.43およびKar.43は合計で40万挺以上が生産され、主に東部戦線をはじめとする各戦線で実戦投入されました。 従来の主力小銃であったKar.98kを完全に置き換えるには至りませんでしたが、歩兵分隊の火力を底上げする重要な火器として重宝されました。 また、本銃のレシーバー右側面には標準でスコープ・マウントを取り付けるためのレールを備えており、ZF4 スコープを装着した狙撃銃としても約5万挺が運用され、優れた連射能力を持つ狙撃銃として活躍しました。
大戦末期の仕様変更と代替素材
Kar.43には、大戦末期の物資や労働力不足を反映した生産工程の簡略化や、代替素材の採用が見られます。 例えばレシーバーの製造工程においては、以前のような丁寧な表面研磨が省略されました。 金型で金属を圧縮成形する高度な熱間鍛造技術が用いられているものの、一見すると強度の劣る粗い鋳造肌のように見えるのは、工数削減のために鍛造肌や切削痕をあえて削り落とさず残しているためです。 また、ハンドガード部分には木材の代わりにベークライトやデュロフォルと呼ばれるフェノール樹脂を使用した代替素材が使用されるなど、戦争末期の窮状と、それに適応した合理的な量産体制の痕跡が随所に見受けられます。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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