- 商品番号:ARC0091
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:狙撃銃
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【スプリングフィールド M1903A4 狙撃銃 について】
モデル概要
スプリングフィールド M1903A4 狙撃銃は、スプリングフィールド M1903A3 小銃をベースとして、第二次世界大戦中の1943年に開発された狙撃銃です。
「M1903 小銃」の開発の背景
本銃の原型となったスプリングフィールド M1903 小銃は、1903年に米軍制式となったボルト・アクション・ライフルであり、第一次世界大戦における米軍の主力小銃です。 当時の米軍は米西戦争においてクラグ・ヨルゲンセン小銃を使用していましたが、敵対するスペイン軍が装備していたモーゼル M1893 小銃の優秀性を実戦で痛感した事から、M1903 小銃もモーゼル系小銃のメカニズムを徹底的に研究した結果を基に開発されました。 その過程において、M1903 小銃では撃針が2ピース構造となっているほか、マガジン・カットオフを兼ねたボルト・リリースの構造等に独自の改良が施されています。 このスプリングフィールド M1903 小銃の採用により、米軍はようやく世界水準のボルト・アクション・ライフルを手にする事になりました。 過去のクラグ・ヨルゲンセン小銃では歩兵銃と騎兵銃の二種類が存在していましたが、M1903 小銃では統合され、銃身長24インチのモデルのみが製造されています。 弾薬については、1903年の採用当初は円頭弾の.30-03弾が使用されていましたが、その後1906年に優れた弾道特性を持つ尖頭弾の.30-06 スプリングフィールド弾へと変更されました。
簡略化モデル「M1903A3 小銃」の登場
第二次世界大戦中の1942年、急速な兵器増産の要求に応えるため、M1903 小銃の生産性を高めるべく各部を簡略化したスプリングフィールド M1903A3 小銃が開発されました。 M1903A3 小銃では、トリガー・ガードやフロア・プレートが従来の削り出しからプレス加工に変更されたほか、リア・サイトが銃身上のリーフ・タイプのタンジェント・サイトから、ピープ・タイプ (アパーチャー・サイト) に変更され、レシーバー・ブリッジ側へと移設されています。 この省力化は銃身内のライフリングにも及び、M1903A3ではライフリングが4条から2条のみに減らされたタイプも製造されましたが、射撃精度の低下は殆どなかったとされています。 M1903A3 小銃の製造はレミントン・アームズ社 (Remington Arms Company) およびスミス・コロナ・タイプライター社で行われ、金属表面の処理は初期生産個体ではやや黒みがかったパーカー仕上げでしたが、1943年後半からは緑がかったパーカー仕上げへと変更されました。
「M1903A4 狙撃銃」の開発と特徴
このM1903A3 小銃をベースとして開発されたのが、M1903A4 狙撃銃です。 本銃の生産はレミントン・アームズ社のみで行われ、M1903A3用のレシーバーと銃身の中から特に射撃精度の高い個体を選別して組み上げる事により製造されました。 技術的な最大の特徴は、レシーバー上面にレッドフィールド (Redfield) 製のスコープ・マウントを取り付けた点にあります。 マウントの装着に伴ってM1903A3のリア・サイトは取り外され、本来は薬室上面にまとめて打刻されていたモデル名およびシリアルNo.刻印が、マウントに隠れないよう薬室の左右に分けて打刻されるようになりました。 装着される標準的なスコープは倍率2,75倍のWeaver 330もしくは330Cであり、これらは軍において「M73」および「M73B1」として制式化されました。 銃身については当初からフロント・サイトが取り付けられていませんでしたが、フロント・サイト・ベースを取り付けるための溝はそのまま残されています。 また、M1903A4 狙撃銃の銃身にもM1903A3と同様に4条と2条のタイプが存在しており、最初期に生産された6,000から7,000挺の個体では4条のライフリングを持つ銃身が使用され、その後2条のタイプへと切り替えられたと推定されています。
第二次世界大戦中および戦後の運用
実際の運用において、M1903A4 狙撃銃は1943年から第二次世界大戦の終結まで米陸軍および海兵隊における標準的な狙撃銃として使用されました。 スコープ・マウントがクリップ用ガイドを塞いでしまう構造であったため、5発のストリッパー・クリップを用いた装填ができず、射手は1発ずつ手動で弾薬を押し込む必要がありましたが、その高い精度から前線で重宝されました。 大戦末期の1944年3月に生産が終了するまでに、合計28,365挺が製造されています。 戦後も朝鮮戦争において第一線で使用され続けたほか、ベトナム戦争の時期に至るまで米海兵隊の一部で運用されるなど、長きにわたり米軍の狙撃任務を支え続けました。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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