商品番号:ARC0089
国名:スイス
時代:第二次大戦
種類:短機関銃
アーカイブ品

SIG M1920 短機関銃 (無可動実銃アーカイブ品)

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商品番号
ARC0089
発売日
2025/03/11
在庫
本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です
英名
SIG Bergmann M1920 Sub Machinegun
国名
スイス
時代
第二次大戦
全長
840mm
口径
7,65mm×22
装弾数
50発
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【SIG M1920 短機関銃 について】

モデル概要

SIG M1920 短機関銃は、ドイツのベルグマン MP18/I 短機関銃を改良し、スイスのSIG社 (Schweizerische Industrie-Gesellschaft) でライセンス生産された短機関銃です。 1920年から1927年にかけて生産が行われ、マガジン・ハウジング上面にはベルグマンのパテントに基づいて生産された事を示す「Brevet Bergmann」のパテント刻印が入っています。

ヴェルサイユ条約の制限とMP18/Iからの発展

本銃が開発に至った背景には、第一次世界大戦後のドイツに対するヴェルサイユ条約の制限がありました。 大戦末期の1918年、ドイツのテオドール・ベルグマン (Theodor Bergmann) が経営するベルグマン社において、ヒューゴ・シュマイザー (Hugo Schmeisser) が設計した世界初の実用的な短機関銃であるMP18/Iがドイツ軍に採用されました。 しかし敗戦後のヴェルサイユ条約により、ドイツ国内での軍用短機関銃の製造や輸出が厳しく禁じられたため、ベルグマン社は1920年にスイスのSIG社へと製造ライセンスを供与しました。 SIG社はMP18/Iの設計をベースに、実用性と商業的価値を高めるための改良を加えてSIG M1920を完成させ、世界各国への輸出を開始しました。

ストレート・マガジンの採用と各部の改良

SIG M1920の作動方式は、原型のMP18/Iと同様のシンプルなブローバック方式を採用しており、オープン・ボルト位置から射撃を行い、射撃機能はフル・オートマチックのみでした。 円筒形のレシーバーには、ボルトを後退させた状態でコッキング・ハンドルを引っ掛けてロックするセーフティ・ポジションのL字型切り欠きが設けられています。 また、銃身の周囲には多数の円形空冷孔が開いたバレル・ジャケットが装備されています。 原型のMP18/Iからの最大の改良点は給弾機構にあり、構造が複雑で装填に手間がかかったルガー P08用の32連スネイル・マガジンを廃止し、信頼性の高い50連のストレート・マガジンへと変更されています。 また、リア・サイトもMP18/Iの100mと200mの2段階フリップ・サイトから、100mから1,000mまでの間で調整可能なタンジェント・サイトへと変更されました。 使用弾薬は7,65mm×22 パラベラム弾および7,63mm×25 モーゼル弾の2種類の口径のモデルが主に生産されました。

各国での運用

実際の運用において、SIG M1920はスイス本国よりも海外への輸出市場で大きな成功を収め、主にフィンランドや日本、中国へと輸出されました。 フィンランドでは1922年から7,65mm×22パラベラム弾仕様が主に市民防衛隊 (Suojeluskunta) や国境警備隊によって調達・運用され、1939年の冬戦争勃発に伴ってその大半がフィンランド軍へと移管されると、冬戦争や続く継続戦争において前線部隊や沿岸防衛部隊などで実戦投入されました。 また、大日本帝国海軍は7,63mm×25 モーゼル弾仕様を「ベ式自動拳銃」として導入し、上海海軍特別陸戦隊などに配備して第一次上海事変や日中戦争で実戦投入しています。 なお、日本軍では (中国軍からの鹵獲品も含め) ベルグマン系短機関銃を全てベ式と呼称しました。 また、帝国海軍では短機関銃を自動拳銃と呼称しました。 ベ式自動拳銃には、日本軍の三十年式銃剣を装着できるように、バレル・ジャケット前部に着剣装置を追加した個体が存在しますが、着剣装置は初期に日本に輸入されて運用された個体には装備されておらず、後期輸入品より装備されるようになりました。 中国においても各軍閥や国民革命軍が7,63mm×25 モーゼル弾仕様を多数購入したほか、中国国内の複数の兵工廠で独自にコピー生産も行われました。

改良モデル「SIG M1930」への発展

SIG M1920は本体左側に長いマガジンを取り付ける構造であったため、射手が射撃時にマガジンを左手で掴んでしまい、マガジン装着角度の変化から給弾不良を発生させる可能性がありました。 そのため、1930年にはマガジンの取り付け方向を右側へと変更し、銃床下部に着脱式のバーティカル・グリップを装備して保持性を高めたSIG M1930と呼ばれる改良モデルが開発されました。

同モデルや関連アクセサリー類はこちら
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
詳細画像
  • 第二次大戦期 スイス SIG M1920 短機関銃の全体・側面ビュー その1
  • 第二次大戦期 スイス SIG M1920 短機関銃の全体・側面ビュー その2
  • 第二次大戦期 スイス SIG M1920 短機関銃のマガジン・ハウジング上面のパテント刻印の詳細