- 商品番号:ARC0086
国名:イタリア
時代:第二次大戦
種類:短機関銃
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【ベレッタ M1938/44 短機関銃 について】
モデル概要
ベレッタ M1938/44 短機関銃は、イタリアのベレッタ社が開発し、第二次世界大戦末期の1944年に登場した9mm×19弾を使用する短機関銃です。
M1938からの発展と生産の効率化
本銃のベースとなったベレッタ M1938 短機関銃は、ベレッタ社の技師であるトゥリオ・マレンゴーニ (Tullio Marengoni) が設計し、1938年にイタリア軍に制式採用された短機関銃です。 軽量かつ堅牢で命中精度も高い優れた品質を誇ったM1938および改良型のM1938Aは、前線で高い評価を得ましたが、削り出し加工を多用する複雑な構造ゆえに製造コストが高く、大量生産には不向きでした。 戦局の悪化に伴い兵器の急速な増産が求められる中、ベレッタ社は1942年にバレル・ジャケットを廃止し、各部にプレス加工を導入して工程を削減したベレッタ M1938/42 短機関銃を開発します。 しかし生産効率の追求は止まらず、さらなる工数削減を目指して1944年に誕生したのがベレッタ M1938/44 短機関銃です。
内部機構と外装の大幅な簡略化
M1938/44は、M1938シリーズ共通の特徴である2本の引き金 (フロント・トリガーがセミ・オートマチック、リア・トリガーがフル・オートマチック) を備えたユニークな発射機構を継承しつつ、内部構造と外装が大幅に簡略化されています。 M1938Aの特徴であったバレル・ジャケットは完全に廃止され、木製ストックのハンドガード部も短縮されています。 M1938/42の初期生産型で銃身に施されていた放熱用のフルート (溝) 加工も、M1938/42の後期生産型からは省略されており、M1938/44でもその単純な円筒形のラウンド・バレルが引き継がれました。 機関部においても、以前のモデルではボルト内部にリコイル・スプリングとガイド・ロッドを収める設計でしたが、M1938/44ではボルトをソリッドなブロック状へと簡略化し、その後方に大径のリコイル・スプリングを配置する構造へと刷新されました。 これにより部品点数が減少し、レシーバー後端のキャップ構造も大きく単純化されています。
第二次世界大戦中および戦後の運用
実際の運用において、本銃が開発された1944年の時点ではイタリアは既に1943年9月に連合国に降伏していました。 しかし、ベレッタ社の工場があるイタリア北部はドイツ軍の占領下に置かれていたため、本銃をはじめとする大戦中に生産された各種のベレッタ製短機関銃の多くはドイツ軍、およびドイツ側の傀儡政権であるイタリア社会共和国 (Repubblica Sociale Italiana) の軍によって使用されました。 ドイツ軍においては「MP739(i)」等のモデル名で運用され、その高い信頼性と扱いやすさから、第一線で重宝されました。 ルーマニアなどの枢軸国にも供給され、大戦末期の戦闘に投入されています。 戦後、M1938/44は「Modello 1」と改称されて再生産が行われ、その後も「Modello 2」から「Modello 5」までの更なる改良型が継続して製造され、イタリア軍や警察機関で運用されました。 結果的に、1960年代初頭に後継のベレッタ M12 短機関銃が採用され順次更新が進むまでの間、長きにわたり第一線で使用され続けました。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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