商品番号:ARC0075
国名:日本
時代:第一次大戦前
種類:ボルト・アクション
アーカイブ品

三十五年式海軍銃 (無可動実銃アーカイブ品)

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商品番号
ARC0075
発売日
2025/01/13
在庫
本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です
英名
Type 35 Naval Rifle
国名
日本
時代
第一次大戦前
全長
1,275mm
口径
6,5mm×50
装弾数
5発
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【三十五年式海軍銃 について】

モデル概要

三十五年式海軍銃は、日本海軍が明治35年 (1902年) に制式採用した小銃で、主に海軍陸戦隊へ配備されました。 三十年式歩兵銃と全長や諸元はほぼ同じですが、僅か約36,000挺が生産されたのみであり、他の旧軍小銃に比べて圧倒的に生産数が少ない極めて希少なモデルです。

北清事変の戦訓と開発

開発の背景には、明治33年 (1900年) に勃発した北清事変 (義和団の乱) における戦訓があります。 当時最新鋭であった三十年式歩兵銃は優れた性能を持っていましたが、中国北部の乾燥した気候と特有の細かい砂塵により、機関部内に汚れが入り込み作動不良が多発しました。 この不具合を重く見た海軍の要請を受け、三十年式歩兵銃の開発メンバーであり有坂成章大佐の部下であった陸軍技術審査部の南部麒次郎砲兵少佐 (後に陸軍中将、東京工廠製造所提理などを歴任) が中心となって陸戦隊向けに改良が行われ、三十五年式海軍銃として完成に至りました。

各部の特徴

本銃の技術的な特徴として、リア・サイトの表尺板がスライド起倒式から扇転式 (タンジェント・サイト) へと変更されており、このリア・サイトは旧日本軍の小銃では三十五年式海軍銃のみに見られる特徴です。 また、最大の改良点として砂塵対策のために手動で開閉する独立した遊底覆 (ダスト・カバー) がレシーバー上部に追加されています。 操作性向上のため、ボルト・ハンドルの先端が球状から楕円状に変更され、撃茎後端のフック型安全装置も大型化してガス・シールドとしての機能が強化されました。 さらに内部構造についても、機関部の部品点数削減による合理化が行われています。

弾薬の変遷と生産

実際の運用において、弾薬は三十年式歩兵銃と同時に開発された円頭型 (蛋形) 弾頭を持つ三十年式実包 (6,5mm×50SR) を使用しました。 その後、明治40年 (1907年) に空気抵抗の少ない尖頭弾頭を持つ三八式普通実包が新たに制式採用されると、三十五年式海軍銃の運用でも主にそちらが使用されるようになりました。 陸戦隊の主力として配備されたものの、採用から僅か三年後の明治38年に更なる改良型である三八式歩兵銃が制式化されたため、製造期間は非常に短いものとなりました。

その後の小火器開発への影響

三十五年式海軍銃自体に大きな派生モデルはありませんが、その特徴的な設計は他の小火器に大きな影響を与えました。 特に独立した遊底覆の構造は、後に東京造兵廠で製造されてタイ王国へ輸出されたシャム・モーゼル 45式 (121式) 小銃へとそのまま流用されています。 また、この手動式遊底覆の運用経験は、その後の三八式歩兵銃においてボルトと連動して自動で開閉する遊底覆の開発へと繋がる重要な技術的布石となりました。

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※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
詳細画像
  • 日本海軍 三十五年式海軍銃の全体・側面ビュー
  • 日本海軍 三十五年式海軍銃の各部の詳細