- 商品番号:ARC0065
国名:ポルトガル
時代:第二次大戦
種類:軽機関銃/汎用機関銃
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【ポルトガル マドセン m/940 軽機関銃 について】
モデル概要
ポルトガル マドセン m/940 軽機関銃は、デンマークで開発された世界初の量産型軽機関銃であるマドセン軽機関銃をポルトガル軍が1940年に制式採用したモデルです。 当時のポルトガル軍の制式小銃弾であった7,92mm×57 モーゼル弾を使用し、歩兵分隊の主力支援火器として広く運用されました。
マドセン軽機関銃の開発と日露戦争における評価
マドセン軽機関銃の開発の歴史は、19世紀末のデンマークにおける自動小銃の研究に遡ります。 砲兵将校であったヴィルヘルム・ヘルマン・オルフ・マドセン (Vilhelm Herman Oluf Madsen) が「反動を利用してマルティニ・アクションを自動化する」という理論を考案し、王立造兵廠の技術者ユリウス・ラスムッセン (Julius Rasmussen) が実際の機械的な設計を担当してマドセン M1896 自動小銃などを試作しました。 当初はデンマーク海軍陸戦隊に採用されましたが、製造単価が高く、当時の軍内において自動小銃の運用法は確立されていませんでした。 その後、製造権を引き継いだDRRS社 (Dansk Rekyl Riffel Syndikat) の技術者イェンス・テオドール・スコウボー (Jens Theodor Schouboe) が機関部を強化し、バレル・ジャケットを装備して前線での銃身交換を可能とする大幅な再設計を行い、軽機関銃へと進化させました。 こうして完成した軽機関銃は、採用を強力に推し進めたマドセン (当時は陸軍大臣) の名を冠して1902年から1903年にかけてデンマーク軍に制式化され、その後の日露戦争においてロシア軍に運用されたことで、その優秀性が一躍世界中に知れ渡ることになりました。
構造とポルトガル仕様の特徴
マドセン軽機関銃の最大の特徴は、マルティニ・アクションの影響を受けた非常に精巧で複雑な機関部にあります。 作動方式は銃身の反動を利用するショート・リコイル式ですが、ボルトが前後するのではなく、上下に揺動して薬室を開閉する独自のヒンジ式ボルト機構を持っています。 給弾はレシーバー上部の箱型マガジンから行われ、空薬莢は下方に排出される仕組みとなっていますが、一般的な上部装填式機関銃とは異なり、フロント・サイトおよびリア・サイトを銃の中心線上に配置するため、マガジン装着部がレシーバーの左側へとオフセットされているのが構造上の大きな特徴です。 ポルトガル軍が採用したm/940 軽機関銃特有の仕様として、レシーバー側面にはポルトガル国章が打刻されているほか、通常のデンマーク製マドセンがブルー仕上げであるのに対し、防錆効果と耐久性を高めるための黒色の焼付塗装仕上げが施されている点が挙げられます。
高い信頼性と世界各国での採用
実際の運用において、高い工作精度による信頼性と上部マガジンによる伏射時のシルエットの低さは、各国の軍隊で高く評価されました。 ポルトガル軍においては、本銃はその堅牢さから過酷な環境下でも確実な動作を果たし、兵士たちから厚い信頼を寄せられました。 製造単価が高く複雑な構造を持ちながらも、ポルトガルのみならず世界34カ国以上の軍や警察で採用されたという事実は、本銃の実戦における圧倒的な有効性を証明しています。
ポルトガル軍用モデルのバリエーション
マドセン軽機関銃は基本設計の優秀さから、採用国の要求に合わせて多種多様な改良型や派生モデルが製造されました。 ポルトガル軍におけるバリエーションとしては、1940年制式のm/940 軽機関銃の前身として、1930年に制式化されたm/930 軽機関銃が存在しますが、こちらは当時の主力であった7,7mm弾 (.303 ブリティッシュ弾) 仕様として導入されていました。 その後、軍の制式小銃がKar.98k 小銃と同型のm/937 小銃へ変更されたことに伴い、新たに7,92mm×57 モーゼル弾仕様として設計されたm/940 軽機関銃が採用されました。 さらに1941年には、旧式化した7,7mm弾仕様のm/930 軽機関銃をFBP造兵廠 (Fabrica de Braco de Prata) にて改修し、m/940 軽機関銃と同じ7,92mm×57 モーゼル弾を使用できるように再設計したm/930-41 軽機関銃という派生型も製造されました。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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