- 商品番号:ARC0062
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:短機関銃
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【トンプソン M1A1 短機関銃 について】
モデル概要
トンプソン M1A1 短機関銃は、第二次世界大戦中にアメリカ軍によって制式採用された、.45 ACP弾を使用する短機関銃です。 M1928A1などの従来型から量産性を高めるために各部を簡略化したM1を経て、さらなる改良を加えた最終生産モデルに位置付けられます。
トンプソン・シリーズの開発経緯
本シリーズの開発の歴史は、ジョン・T・トンプソン (John T. Thompson) が第一次世界大戦に向けて「個人が携行できる機関銃」というコンセプトを考案したことに遡ります。 当初は第一次世界大戦には間に合いませんでしたが、戦後の禁酒法時代にM1921などのモデルがギャングやFBIなどの法執行機関に使用されて大きな知名度を獲得しました。 第二次世界大戦が勃発すると米軍やイギリス軍などにM1928A1が大量に採用されましたが、切削加工を多用する複雑な構造ゆえに製造コストが高く、戦時下の大量生産の要求に応えることができませんでした。 この問題を解決するため、構造を大幅に簡略化したM1 短機関銃が開発され、それにさらなる改良を施したM1A1が1942年後半に制式採用されました。
構造の簡略化とM1からM1A1への技術的変更点
技術的な特徴として、M1ではM1928A1で採用されていた複雑なブリッシュ・ロック (遅延ブローバック) 機構を廃止し、単純なストレート・ブローバック方式へと変更されています。 コッキング・ハンドルはレシーバー上面から右側面へと移動し、銃身先端のカッツ・コンペンセイターや銃身の放熱フィンも省略されました。 マガジン装着部もドラム・マガジン用の横方向のスロットが廃止され、20連または30連の箱型マガジン専用となっています。 M1からM1A1への最大の技術的変更点はボルト構造にあり、M1で残されていた独立した可動式の撃針とハンマーを廃止し、ボルト本体と一体で削り出された固定撃針へと変更することで、部品点数の削減と信頼性の向上を図っています。 また、初期のM1はガードを持たない単純なL字型のピープ・サイトを標準装備していましたが、実戦での変形や装備への引っ掛かりを防ぐために三角形のリア・サイト・ガードを備えたタイプが開発され、M1の生産後期には工場出荷時からこのガード付きのリア・サイトが標準装備されるようになりました。 その後に採用されたM1A1でもこの仕様がそのまま引き継がれています。 また、当初M1として製造された個体がオーバーホールの際などにM1A1に準じた固定撃針のボルトへと改修され、レシーバーの刻印に「A1」が追加打刻された個体も多数存在します。
実戦での運用と各国への供与
実際の運用において、.45 ACP弾の高いストッピング・パワーとフル・オートマチック射撃の組み合わせは、市街戦やジャングルなどの近接戦闘において絶大な威力を発揮しました。 アメリカ軍だけでなくレンドリース法によりイギリス軍やソ連軍などの連合国軍にも大量に供与され、ヨーロッパから太平洋戦線に至るまで幅広く運用されています。 重量約4,5kgと短機関銃としては重い部類に入りますが、その重量が反動をマイルドにし、フル・オートマチック射撃時のコントロールを容易にするという利点もありました。
評価と後継短機関銃への移行
トンプソン M1A1は、生産性を向上させつつも従来の切削加工による高品質な作りを維持しており、前線の兵士から高い信頼を集めました。 しかしながら、根本的な生産性の低さと重量の問題を完全に解決するには至らず、最終的にはプレス加工を多用したM3 短機関銃 (グリースガン) へ主力の座を明け渡すことになりました。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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