- 商品番号:ARC0057
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:重機関銃
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【ブローニング .30口径 M1917A1 水冷式重機関銃 について】
開発の経緯
ブローニング M1917A1は、第一次世界大戦時にアメリカ軍が採用したM1917の改良型であり、第二次世界大戦や朝鮮戦争、さらにはベトナム戦争初期にかけて広く活躍した、.30-06 スプリングフィールド弾を使用する水冷式重機関銃です。
原型となったM1917は、ジョン・ブローニング (John Browning) が1901年に取得した反動利用方式の特許を基に設計および開発が行われました。 当時世界的に主流であったマキシム方式の機関銃と比較して、大幅な軽量化と機構の簡略化に成功しており、極めて高い信頼性を備えていました。 1917年のアメリカ軍によるテストでは、約48分間連続で21,000発以上をトラブルなしで撃ち切るという驚異的な性能を証明し、即座に制式採用されました。 第一次世界大戦時には米陸軍向けに数万挺が生産および納入されましたが、実戦に本格投入される前に終戦を迎えました。 その後、これらをさらにアップデートし、より高い完成度を求めて1936年に開発および採用されたのがM1917A1です。作動方式
発射方式はフル・オートマチック射撃のみで、命中精度に優れたクローズド・ボルト位置から射撃を行います。 作動方式は反動利用のショート・リコイル式を採用しており、垂直にスライドするロッキング・ブロックにより閉鎖が行われます。 発射後にボルトと銃身が後退した後、ロッキング・ブロックが下降して閉鎖が解かれると、反動で後退した銃身がボルト・アクセラレーターと呼ばれる部品に衝突し、その運動エネルギーがボルトの後退運動を強力に補助することで、高い作動信頼性を確保する構造となっていました。 また、銃身の周囲を覆う水冷ジャケットにより長時間の継続射撃能力を誇りました。 水冷ジャケットのエンド・キャップやトラニオン・ブロックは初期のM1917では砲金製でしたが、後に新規製造されたM1917A1では鉄製へと材質が変更されています。 なお、既存のM1917からM1917A1へと改修された個体には、元の砲金製パーツがそのまま流用されています。
運用方法とM1917A1 三脚
実際の運用においては通常、射手、補助手、弾薬および冷却水運搬手などからなる数名のチームによって運用されました。 水冷式は長時間の連続射撃に優れる一方で、冷却水の確保や重量がかさむという運用上の欠点もあり、寒冷地での運用時には冷却水の凍結を防ぐために不凍液が使用される事もありました。 また、M1917A1用に標準採用されたM1917A1 三脚には、クレードル後部にT&E (Traverse and Elevation) 機構がユニットとして組み込まれており、間接射撃や遠距離での精密な射撃が可能となっていました。
M1917からの改良点とM1919シリーズへの発展
M1917からM1917A1への主な改良点として、長距離射撃用のM1 ボール弾への移行に伴う新たな弾道特性に合わせたリア・サイトの更新や、給弾機構の改良が挙げられます。 さらに最大の改良点として、レシーバーのボトム・プレートの強化が行われました。 初期のM1917では激しい射撃の負荷によりボトム・プレートが破損や脱落する問題がありましたが、M1917A1ではレシーバー側面まで覆う補強用の鋼製ブラケットやリベット留めの大型プレートへと強化され、耐久性が飛躍的に向上しました。 また、派生モデルとして、戦車や航空機に搭載するため、重く嵩張る水冷ジャケットを廃止して空冷化したM1919シリーズが開発されました。 この空冷モデルは後に歩兵用の中機関銃であるM1919A4等へと発展し、水冷式のM1917A1と共に第二次世界大戦時のアメリカ軍を支える主力機関銃となりました。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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