- 商品番号:ARC0032
国名:ドイツ
時代:第二次大戦
種類:軽機関銃/汎用機関銃
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【MG34 汎用機関銃 について】
汎用機関銃としての設計思想と制式採用
MG34 汎用機関銃は、1934年にドイツ軍によって制式採用された、世界初の本格的な汎用機関銃です。 第二次世界大戦の全期間を通じて、ドイツ全軍および同盟国軍によって広く運用されました。 状況に応じて軽機関銃から重機関銃、対空機関銃、さらには車載機関銃に至るまで一つの銃で対応可能という設計思想は、当時の火器体系において極めて画期的でした。
開発の背景と「汎用機関銃」の誕生
MG34 汎用機関銃の開発の背景には、第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約による軍備制限が深く関わっています。 この条約によって重機関銃の開発と保有が厳しく制限されたドイツ軍は、歩兵の突撃に随伴できる軽量さと、三脚を用いた陣地防衛用の持続射撃能力を兼ね備えた「汎用機関銃」という新たな概念を生み出しました。 開発にあたっては、ラインメタル社に所属していたルイス・シュタンゲ (Louis Stange) が設計したMG30をベースとしています。 これをハインリヒ・フォルマー (Heinrich Vollmer) をはじめとする技術者たちが改良し、モーゼル社などが持つ技術や特許も統合して1934年にMG34として完成させました。
作動機構と構造
作動方式はショート・リコイルの反動利用式を採用し、ボルト先端が回転してレシーバーと噛み合うローテイティング・ボルト式の閉鎖機構を備えています。 使用弾薬は当時のドイツ軍標準である7,92mm×57弾を使用します。 給弾方式は非分離式のメタル・リンク・ベルトを基本としますが、フィード・カバーを交換することで航空機用の75連装サドル型ドラム・マガジンを使用することも可能でした。 照準器にはタンジェント式のリア・サイトを備えるほか、対空射撃用のスパイダー・サイトを装着するための基部も設けられていました。 トリガーは上下2箇所の窪みを備えており、上部の窪みを引くとセミ・オートマチック、下部の窪みを引くとフル・オートマチックでの射撃が可能です。 汎用性を支える重要な要素として迅速な銃身交換機構があり、ロックを解除しながらレシーバーをバレル・ジャケットに対して回転させることで、バレル・ジャケット後部を開放し、過熱した銃身を後方へと素早く抜き取ることができました。 一方で、構成部品の多くに高品質な鋼材の削り出し加工を用いていたため、非常に精密である反面、生産に多大な時間とコストを要するという課題も抱えていました。
実戦での評価と課題
実戦においては1936年からのスペイン内戦で初めて投入され、その高い発射速度と優れた命中精度により性能の圧倒的な優位性を証明しました。 その後の第二次世界大戦では、ヨーロッパから北アフリカ、東部戦線に至るあらゆる戦域でドイツ軍の歩兵分隊の火力支援を担いました。 専用の重三脚に搭載して光学照準器を用いれば長距離の持続射撃が可能であり、高い運用柔軟性を発揮しました。 しかし、その精密な構造ゆえに泥や砂などの汚れに対して敏感であり、過酷な前線環境では作動不良を起こしやすいという弱点も指摘されていました。
「MG42」への世代交代と車載機関銃としての運用
本銃の生産性の低さと汚れに対する弱さを克服するため、後にプレス加工を多用したMG42が開発され、歩兵用主力機関銃の座を譲ることになりました。 しかし、車載機関銃としては、四角いバレル・ジャケットを持つMG42が既存の戦車の銃眼 (ボール・マウント) に適合しなかったため、MG34の車載型バリエーションが重用されました。 このモデルはバレル・ジャケットを厚くし、冷却用の放熱穴を廃止するなどの改良が施されており、戦車の主砲同軸機関銃や車体前方機関銃として終戦まで生産と運用が継続されました。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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