- 商品番号:ARC0029
国名:イギリス
時代:第二次大戦
種類:対戦車ライフル/グレネード&ロケット・ランチャー/無反動砲/迫撃砲
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【ボーイズ Mk I 対戦車ライフル について】
制式採用と名称の由来
1937年に英軍で制式採用された対戦車ライフルで、モデル名はエンフィールド王立小火器工場 (RSAF Enfield) の銃器設計者であったH・ボーイズ (Henry C. Boys) 大尉に由来します。 本銃は当初「Stanchion」と呼ばれていましたが、同年11月、本銃が制式採用される直前にボーイズ大尉が死去した事から、その功績を称えてこの名称が付けられました。
独特な作動機構と強烈な反動への対策
作動はボルト・アクション方式で、前方にロッキング・ラグを備えたボルトを採用し、本体上部に装着される装弾数5発の着脱式マガジンから給弾します。 発射時の強烈な反動を軽減する為、銃身・機関部が後退してストック内のバッファーで衝撃を吸収する他、銃口にはマズル・ブレーキを装備しています。 また、ストックにはクッション・パッドが取り付けられています。 前後サイトはマガジンを避ける為、左側にオフセットされており、リア・サイトは300ヤード固定型もしくは2段階切替型 (300ヤード/300~500ヤード) が取り付けられていました。
各バリエーションの特徴と専用弾薬
本銃の製造はBSA社を中心に行われ、Mk I、Mk I*、Mk IIの3種類が存在し、生産総数は62,000挺に達しました。 Mk Iは英国製の初期型で、丸型のマズル・ブレーキとT字型の二脚を備えています。 Mk I*は主にカナダのジョン・イングリス社で製造されたタイプで、角型のマズル・ブレーキとV字型の二脚を装備しています。 Mk IIは空挺部隊用の短銃身型で、最も生産数が少ないモデルとなっています。 ボーイズ 対戦車ライフルは、通常は二脚から射撃されましたが、「ユニバーサル・キャリア」装甲車に搭載しての運用も行われました。 弾薬は本銃専用の.55 Boys弾で、薬莢長99mmのベルテッド薬莢に鋼芯徹甲弾もしくはタングステン芯弾が組み合わされており、戦車や装甲車の側面や後部、軽装甲車両に対して有効とされました。
実戦での運用
本銃はその巨大な口径から、兵士には「エレファント・ガン」と呼ばれ、1943年頃まで英軍で使用されましたが、戦争初期の段階で既にドイツ軍戦車に対する威力が不足していました。 戦争初期には軽戦車や豆戦車に対して有効でしたが、中戦車以上の装甲に対しては無力であり、戦中期にはPIAT 対戦車擲弾発射器に置き換えられました。 しかしながら、非装甲目標に対しては長射程で有効であり、コンクリートやレンガ壁、土嚢の破壊等に使用されました。 実戦では、ノルウェー、フランス、北アフリカ戦線等で初期のドイツ戦車に対して用いられた他、日本軍との戦闘では軽戦車を撃破した記録があり、シンガポール戦では市街戦で壁を破壊する目的等でも使用されました。 また、冬戦争でフィンランド軍がソ連のT-26 軽戦車に対して使用しました。 戦後もマラヤ危機での対ゲリラ戦に投入された他、フィリピン、ギリシャ、中国国民党軍など、世界各地において使用されました。 ボーイズ 対戦車ライフルは、反動軽減機構やクッション・パッドを備えてはいるものの、反動は極めて強烈であり、射撃時には射手が肩や首を痛める事が多かったとされます。 また、発射音やマズル・ブラストも激しく、重量と携行性の悪さ、整備の難しさといった欠点もありましたが、その大口径弾による破壊力は、第二次世界大戦初期の対戦車戦闘において重要な役割を果たしました。
※本ページ掲載品は弊社販売実績参考品 (非売品) です。
※本ページ掲載品は日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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