- 商品番号:A9992
- アイテム説明【櫛と笄について】
櫛 (くし) は髪の毛を梳 (す) いて埃や垢を落としたり、髪を整えるための道具です。 髪飾りとしての役割も持ち合わせており、ツゲ、竹、鼈甲 (べっこう) 、象牙などで作られ、日用品から工芸品まで様々な種類があります。 櫛の歴史は長く、縄文土器時代から存在しており、青森県八戸 (はちのへ) 市の是川 (これかわ) 遺跡から出土したものが最古と言われています。 古くは中央を曲げた細い竹を集め、蔓草 (つるくさ) で留め合わせた縦長のものを用いましたが、平安時代以降、木材、牙などを鋸 (のこぎり) で挽いたものが使用されるようになりました。 櫛が工芸化したのは、髷 (まげ) が結われるようになる江戸時代中期からで、蒔絵、象嵌、真珠、ガラス玉、瑪瑙 (めのう) 、珊瑚玉をあしらった高級品も作られました。 櫛を使った様々な結髪法も開発され、櫛、笄 (こうがい) 、簪 (かんざし) は日本髪の象徴的なものとして現在も知られています。
笄 (こうがい) は「髪掻 (かみかき)」が変化した言葉で、本来は髪を掻き上げるのに用いる細長い道具のことを言います。 江戸時代になると、櫛と同じように髷 (まげ) などに差す女性用髪飾りとして用いられるようになりました。 竹、金、銀などの金属、鯨の髭、鼈甲、水晶、瑪瑙などで作られ、様々な形状があります。 また、男性用の笄は刀装具の一つであり、鞘 (さや) の差表 (さしおもて) に挿しておき、髪を撫で付けたり髷を崩さずに頭を掻くのに用いました。 男性用の笄も、江戸時代以降の物はほとんど実用品ではなく、装飾品として小柄、目貫と組み合わされて用いられました。
【鼈甲台牡丹蒔絵櫛・笄について】
本品は鼈甲製の櫛と笄で、金漆塗地に金蒔絵で「牡丹」が描かれています。 笄は「中差し」と呼ばれる印籠継ぎで中央部から左右二つに分かれ、挿す時に髷の両側から差し込んで中で合わせる仕組みのもです。
櫛 横幅 約〇mm 縦幅 約〇mm 厚み 約〇mm
笄 長さ 約〇mm 横幅 約〇mm 縦幅 約〇mm
笄の芯に穴が開いています。 また、
時代物としては健全ですが、擦れや小傷、変色などがある場合がございます。 詳細な状態は画像でご判断ください。
