商品番号:8949
国名:日本
種類:細筒

火縄銃 国友細筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 江州國友九兵衛緑寿)(新)

¥440,000
商品番号
8949
発売日
2024/06/16
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Japanese Matchlock Musket, KUNITOMO Style
種類
火縄銃
国名
日本
時代
江戸時代後期、幕末、安政年間(1855-1860年)頃
全長
1,278mm
口径
11mm
装弾数
単発
【火縄銃 国友細筒 (在銘: 江州國友九兵衛緑寿) について】
本品は全長127.8cm、銃身長: 99.6cmと火縄銃の細筒 (小筒) としてはぼぼ標準的なサイズです (弊社調べでは細筒の平均全長は130-135cmに集中していますので、やや短めとも言えます) 。 口径は11mmですので二匁筒となります。 細筒は主に狩猟用や標的射撃用として使用されましたが、本品は出来が良い事から砲術を武道の心得の一つとして嗜んだ上級武士の持ち筒だったと思われます。 銃身は在銘品で、国友鍛治に注文した注文筒である事が判ります。

本品の銃身下面には「江州住國友九兵衛緑寿」の銘が見事に切られています。「江州住國友九兵衛緑寿」は「全国鉄砲鍛冶銘鑑」のP.105、及び「全国鉄砲鍛冶銘地域別分類」のP.◯◯に掲載されています。
江州住國友九兵衛緑寿 (ごうしゅう-くにとも-きゅうべい-りょくじゅ) 九兵衛家は江戸初期 (元和年間-1615年~1624年) から明治にかけて活躍した鍛冶師の名家です。江州住國友九兵衛の確認できる在銘品で最も古いのは元和三年間 (1618年) の年紀が入った品が現存しています。「九兵衛緑寿」の現存品の中に「宮下家 九兵衛子孫 安政二年」の年記が入った品が確認されていますので、江戸時代末期の安政年間 (1855-1860年) の鉄砲鍛治と考えられます。

本品の銃身は後方に向かってやや広がった形状の八角銃身で、銃口部は八角柑子で八つの角全てに丁寧な筋立が施されています。 柑子の後ろには玉縁=化粧飾りの輪と呼ばれる八角の輪は施されています。 先目当てはタンケン型で長方形の箱型で中央に一段高くなった刃が縦に入ります。 本品の刃は真鍮製と思われる基部とは別の金属で出来ており、箱の後ろに「蔓外シ」と呼ばれる1/4円形のアーチ状の部品が付いています。 「蔓外シ」の名称のごとく垂直に仕上げられた先目当後部に蔓などの植物が引っかからないように滑らすためのオプション装備ですが、この小さな先目当てに鉄で細い「蔓外シ」を付けるのはかなり手間のかかる作業のようで、「蔓外シ」が付いている火縄銃は百挺に一挺もありません。元目当は後ろ半分が筋割りで前半分が透しとなっています。 本品は目釘穴やカラクリの鋲裏金、用心金基部の15ヶ所を小さな梅の花弁を象った飾りで統一されています。 台 カブの左側に真鍮製の牡丹図の火縄消の穴が配されています。 火縄通しの穴は菊花です。 台かぶの右側面は獅子の図で、台かぶの左右で獅子牡丹を表しています。銃床下部には上手な矢型の飾り金具で引き金の穴周りは◯◯と珍しい図柄です。また芝引金は小振りですが、それを補うように庵の上部左右に○○を意匠化した飾り金具が取り付けてあります。 台かぶの下方の駒型には梅花の中央に穴を開けた珍しい○○があります。 矢袋金具は通常の長方形ではなく○○を形をした凝った作りです。 全ての真鍮金具の彫りは素晴らしく、台は上質の材料を角を巧みに面取りしてあり、全体的に滑らかな仕上がりになっています。銃床内部には台師銘が「吉田直藤」と墨書きされています。 幅の広い (◯◯mm) 胴金が付いています。 銃身は銃床に対して4か所の目釘により固定される構造となっています (目釘は二ヵ所付属しています) 。 目釘穴の飾り金具カラクリは外カラクリで、カラクリの蟹の目隠しは蛇目となっています。 引金は水滴型で、用心金が付いています。カラクリの地板金や火挟、火蓋、胴金、用心金といった部品については真鍮製となっています。 (MM)

【本個体の説明】
本品の筒 (銃身) を含む鉄部は黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身にはやや表面錆痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。
銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は4ヶ所とも一致しています。 目釘は二カ所だけ付属しています。 銃床については全く気にならない程度の僅かな打ち傷や線傷があるだけの極美品で台の材質も良さが判ります。 <<<<<<<銃身内は銃口から銃身後部まで抜けて (通って) いますが、火穴は抜けていません。 >>>>全体に銃床各部に取り付けられた飾り金具については現状目立った欠品等は見受けられません。 カラクリの地板や胴金、火挟、雨覆、火蓋、引金、用心金、そして全ての飾り金具といった真鍮部分についても、適度な時代が付いた良い雰囲気となっています。
カラクリの作動については完全で、火挟を起こした際のロックはしっかりと掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 火蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 尾栓はしっかりとしていますの取り外しは可能と思われますが、現状固着していますので取り外していません。 本歌のかるか (さく杖) が付属しています。 典型的な高級国友筒で、全体的にとても上品でしっかりとした後で手の加えたれていない非常に健全な品です。 金具の意匠も魅力です。 象嵌のない細筒にこの価格が付くのは千梃以上の火縄銃を扱った弊社が認める価格だけの価値がある逸品です。 金具の意匠も魅力です。 (MM)

※【本個体の説明】は現在作成中です。 後日、加筆/訂正が行われる可能性がございます。本品の程度/状態について詳しくは東京店までお問合せください。

【登録証情報】
(種別: 火なわ式銃砲、全長: 127.8cm、銃身長99.6cm、口径1.1cm 、銘文: 江州國友九兵衛緑寿)

【その他の情報】
令和5年6月13日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


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