- 商品番号:8833
国名:日本
時代:第二次大戦
種類:ボルト・アクション
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【三八式型教練銃 について】
戦前・戦中にかけて日本の学校等における軍事教練用に製造された小銃で、木製の完全な取り回し練習用から平玉火薬で音だけを出す物、空砲もしくは狭窄弾(プライマーと微量の火薬で弾を飛ばす短射程訓練弾)を発射できる金属製、あるいは旧式の実物小銃を改造した物など様々な品が作られました。
旧式となった軍用小銃の内、海外に放出品として輸出されなかった品は教練銃として学校等に支給されました。 これらの教練銃にはしばしば教練用である事を示す刻印がレシーバー上面に打刻された他、学校名を示す記号が刻印や焼き印によりバット・ストックに入れられている個体も存在します。 1905年から1921年に掛けて約1万挺の三十年式歩兵銃が教練銃に改造さたと言われています。 これらの品では銃身内のライフリングを落としてスムース・ボアとし、空砲専用である事を示す刻印がレシーバーに打刻されました。 また、大部分の品で元々のシリアルNo.が削り落とされており、新たなシリアルNo.が打ち直されていますが、オリジナルのシリアルNo.がそのまま残った個体も一部に確認されています。 三八式歩兵銃やその他旧軍小銃についても上記の三十年式と同様に教練銃に改造したものが存在します。
当時製造された教練中のバリエーションは多岐に渡っており、三八式や九九式の形状を模して当初から教練銃として製造された品や、三八式・九九式の両方の特徴を備えた教練銃も作られました。 これらの教練銃は一般的に銃身がスムース・ボアで、全体に鋳鉄などを多用しており作りが粗く、バット・ストックが一体型であるといった特徴が見られます。 また、菊花紋章や刻印が入っておらず、シリアルNo.のみが入っている品も多く見られる他、平和式、金山式、井澤式とモデル名が薬室に刻印してある銃も存在します。 教練銃の中には他にも、主に国民学校(現在の小・中学校)高学年の軍事教練向けに、全長を三八式歩兵銃の7/8にスケール・ダウンした少年用教練銃も作られました。 これらの少年用教練銃では特殊な全鉄製の専用銃剣を使用しました。
大戦後半になると物資の欠乏などにより教練銃もより構造を簡素化した物が作られるようになりました。【本個体の説明】
本品は三八式型の教練銃で、装弾数が5発のモデルとなっています。 機関部の左側面にはシリアルNo.の「62」、安全子の側面には「24」が打刻されています。 銃床右側面には「豊橋 NO 4 金山納」と入った銘板が取り付けられています。
本品は全体に使用感が見受けられ、金属部にはやや打ち傷や表面錆のほか、経年による褪色や擦れによって仕上げが落ちて金属の地肌が表れている部分が散見されますが、大きな腐食や損傷は見られず、概ねしっかりとした状態です。 銃床などの木部には全体に打ち傷や線傷、ニスが落ちている箇所が見られるものの、割れや深い傷は見られず、構造的にしっかりとした状態が保たれています。傷みやすい床尾板については表面錆や褪色のほか、中央付近に打ち痕と思われる凹みが見られますが、大きな欠けや腐食は見られません。 また床尾板下部周辺の木部が少々痩せており、下部の取り付けに若干の遊びが見られますが、固定自体はしっかりとしていて脱落の様子はありません。
負革止 (スリング・スイベル)はスムーズに動き、照尺の起倒・調整や弾倉底板の開閉についても問題なく行う事が可能です。 安全子についてはバネによるテンションがあり、回転が可能です。 弾倉内の弾受 (フォロワー) 及び弾倉バネは入っています。 尚、さく杖は付属いたしません。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (SN)
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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