商品番号:7688
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:自動小銃

M1 ガーランド ライフル (#5298427)

¥363,000
税抜 ¥330,000
商品番号
7688
発売日
2026/09/08
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
US M1 Rifle
国名
アメリカ合衆国
時代
第二次大戦
全長
1,105mm
口径
.30-06
装弾数
8発
【US M1 ガーランドについて】

M1 ガーランドは、1936年にアメリカ軍によって制式採用された半自動小銃です。 開発者であるジョン・C・ガーランド (John C. Garand) の名を取り、ガーランド小銃とも呼ばれています。 世界的にボルト・アクション式小銃が主力であった時代において、全軍の主力歩兵銃として配備された世界初の半自動小銃であり、当時のアメリカの強大な工業力を象徴する歴史的なライフルとして知られています。
開発の背景には、第一次世界大戦の戦訓から歩兵部隊の火力を向上させるというアメリカ軍の強い要求がありました。 ジョン・C・ガーランドは1920年代から数々の試作を重ね、1936年に本銃を完成させて採用を勝ち取りました。 1937年から最初の生産が開始されましたが、生産体制が整い本格的な量産軌道に乗ったのは1940年頃からです。
作動方式はロング・ストローク・ガス・ピストンによるガス圧利用式で、ローテイティング・ボルト式の閉鎖機構を備えています。 使用弾薬は当時のアメリカ軍標準である.30-06弾を使用します。 最大の技術的特徴は給弾機構であり、着脱式の箱型弾倉ではなく、8発の弾薬をまとめた金属製のエンブロック・クリップを上方からレシーバー内部へ直接押し込む方式を採用しています。 最終弾を撃ち尽くすと、空になったクリップが独特の金属音と共に上方に自動排出され、ボルトが後退位置で保持される仕組みとなっていました。 一方で、この独自のシステムゆえに、弾を撃ち切る前に追加の弾薬を途中給弾することが構造上難しく、自動小銃の進化の過渡期ならではの個性的なメカニズムと言えます。
実戦において、本銃がもたらす圧倒的な連射能力は、枢軸国側のボルト・アクション式小銃を装備した歩兵に対して絶大な戦術的優位性を誇りました。 第二次世界大戦中は主にスプリングフィールド造兵廠とウィンチェスター (Winchester) 社の2箇所で大量生産が行われ、1945年の終戦までに約400万挺以上が製造されました。
第二次世界大戦後、一時的に生産が終了していましたが、朝鮮戦争の勃発に伴い生産が再開されました。 この時期にはスプリングフィールド造兵廠に加え、新たにハーリントン&リチャードソン (Harrington & Richardson) 社やインターナショナル・ハーベスター (International Harvester) 社においても製造され、さらに約150万挺が追加生産されました。 また、狙撃銃仕様として専用の光学照準器を搭載したM1CやM1Dといった派生モデルも開発・運用されました。
M1 ガーランドは、第二次世界大戦におけるアメリカ軍の勝利に大きく貢献し、優れた火力と信頼性から前線の兵士に絶大な支持を受けました。 戦後は世界各国の同盟国に多数が供与され、創設期における日本の警察予備隊および自衛隊においても「M1小銃」の名称で広く使用されるなど、我が国でも非常に馴染み深い銃器として現在でも高く評価されています。

【本個体の説明】

本品はスプリングフィールド造兵廠で製造されたM1 ガーランドで、機関部後部上面にはシリアルNo.に加えて「U.S. RIFLE CAL. .30 M1」のモデル名及び「SPRINGFIELD ARMORY」のメーカー名が刻印されています。 本品はシリアルNo.5298427から1954年頃に製造された品である事が窺えます。 ボルトは「D28287-19SA」のドローイング・ナンバーが入ったスプリングフィールド造兵廠の戦中生産品で、オペレーティング・ロッドについても「35382 6 SA」の刻印が入ったスプリングフィールド造兵廠の戦中生産品となっています。 トリガー・ハウジングは左側面の穴がクローバー型となった後期タイプの戦中生産品で、ドローイング・ナンバーは「D28290-12-SA」となっており、トリガー・ガードは削り出し製となっています。 ガス・シリンダーはワイド・ベース・タイプ、ガス・シリンダー・ロック・スクリューは後期のポペット・バルブ・タイプ、ガス・シリンダー・ロックは面取りが行われておらず「M」の刻印が入った戦後のB7265959と呼ばれるタイプが付いています。 リア・サイトについては、T105と呼ばれる戦後タイプで、エレベーション・ノブは戦後型、ウィンデージ・ノブもDruge Brothers Manufacturing社製を示す「DRC」の刻印が入った戦後型となっています。
本品は全体に適度な使用感が見受けられ、金属部はやや小傷や経年による褪色、若干の表面錆痕が見受けられるものの、大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 レシーバー表面に無可動加工の溶接に伴う荒れがやや見受けられるものの、それほど気にならないレベルのもです。 木製銃床についてはやや打ち傷や線傷が散見されるものの、大きな破損等は見られず、各部の取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 バット・ストック右側面後部には黄色の塗料により手書きの数字が書かれています。 フロント・ハンドガードの前後にややヘアライン・クラックが見受けられますが、強度的には比較的しっかりとした状態が保たれています。 傷み易いバット・プレート部についても、やや打ち傷や表面錆痕が見受けられますが、大きな変形等は見受けられず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 ストック内コンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 リア・スイベルに僅かに歪みが見られますが、あまり気にならないレベルのもです。 セーフティ・レバーの切り替えについても問題なく、安全位置でトリガーがロックされます。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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