- 商品番号:1891
国名:フィンランド
時代:第一次大戦
種類:ボルト・アクション
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【フィンランド モシンナガン M91 歩兵銃 について】
帝政ロシアのセルゲイ・イワノビッチ・モシン大佐とベルギーのナガン兄弟が設計したボルト・アクション・ライフルです。 1891年にロシア帝国の制式小銃として採用されました。 当初、黒色火薬を装薬とした弾薬を使用する前提で開発されましたが、1908年に使用弾薬が無煙火薬使用の尖頭弾に変更されたことで、射程距離が飛躍的に伸びました。
モシンナガン小銃は、生産初期から、フィンガー・レストの削除やリア・サイトの形状変更、スリングの固定方法の変更など様々な改良を受けながら、第二次世界大戦や予備兵器として冷戦期まで使用され続けた大変息の長い小銃でした。 M1891の改良型であるM1891/30ではM1891で問題とされた点が改良されましたが、機関部の構造や使用弾薬など基本的にはM1891と同様です。 第一次世界大戦の経験から、各国では歩兵用小銃の短縮化が図られており、M1891/30もM1891に比べ銃身が10cm程短くなりました。 また、兵士の間では不評であったアルシン表記のリア・サイトをメートルに変更すると共に、リア・サイトとフロント・サイトが強化され、フロント・サイトに筒状のカバーが追加されました。 さらに生産工程の簡略化も図られ、機関部前方にある銃身受部が、八角形から円筒形へ変更されました。 M1891/30には新規製造された個体の他、既存のM1891からM1891/30仕様に改修された個体の2種類が存在し、M1891からの改修型は、銃身受部が八角形のままです。
フィンランドは1917年にロシアから完全に独立した時点で、国内の元ロシア軍の武器庫に約19万挺以上ものモシンナガン M1891 歩兵銃を保有していましたが、その後の戦間期にヨーロッパ各国が第一次世界大戦で鹵獲したモシンナガン小銃を購入する事により、さらなる調達を行いました。 それらのモシンナガン小銃の状態は、使用可能なものから部品取りコンディションのものまで様々でした。 フィンランドではそれらのモシンナガン M1891 歩兵銃を再整備してM/91の名称で採用した他、豊富な予備部品を利用して新たに小銃を組み立てる事も行われました。 1922年から1924年にかけてSAT Riihimakiで少数のモシンナガン M1891 歩兵銃の組み立てが行われた後、1925年からは1927年にかけてTikkakoski社 (Oy Tikkakoski Ab) で銃身製造が行われ、それらを用いたM/91歩兵銃の組み立てが行われました。 尚、1926年後半から1927年にTikkakoski社で製造された銃身はヘビー・バレルとなっており、銃剣を装着できるように銃口付近に段差が設けられたタイプとなっていました。 フィンランドでは継続戦争直前の1940年からTikkakoski社とVKT社により銃身が再び製造され、それらを使用して多くのM/91歩兵銃が製造されました。 尚、同時期にベルギーからもM/91歩兵銃用の銃身が輸入されましたが、ベルギー製銃身を用いたM/91歩兵銃の組み立ては戦後に行われました。 M/91歩兵銃には、製造された時期に応じて銃身の段差の有無やバレル・バンドの形状、スリング取り付け部の形状等に違いが見られますが、後期に再整備された品では時代の異なる部品が混在した個体も多く見られます。【本個体の説明】
本品は1940年にフィンランドで製造された銃身を用いて組み立てられたモシンナガン M91 歩兵銃で、薬室上面にはシリアルNo.に加えて、銃身を製造したフィンランドのVKT 社のロゴや年号が入っています。 また、薬室左側面には四角の中にフィンランド軍を示すSuomen Armeijaを示すSAの文字が入った刻印が打刻されています。 シリアルNo.は打ち直しですが銃身とボルトでマッチしており、銃身以外のM1891を流用した部品には、ロシアの刻印が複数打刻されており、それらの内に打ち消しによって判別できない刻印もみられます。
本品は全体に使用感と共に経年が感じられ、機関部や銃身といった金属部はやや打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、一部に表面錆痕が見受けられますが、大きな欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木部については仕上げ直しが施されており、やや打ち傷や線傷が見られますが、いずれも現状大きな破損等は見受けらず、仕上げの艶が鮮やかです。 傷み易いバット・プレートについても、全体に仕上げが落ちて、やや打ち傷や時代錆、表面錆が見られますががたつきなくしっかりと固定されています。 リア・サイトの数値はアルシン表記を打ち消して反対側にメートル表記が打刻されており調整や弾倉底板の開閉については問題なく行う事が可能です。 弾倉のスプリングとフォロワーは除去されています。
トリガー・テンションのある、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した旧加工品です。 (YS)
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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