- 商品番号:10393
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:軽機関銃/汎用機関銃
取扱店舗:東京店
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【BAR M1918A2 ブローニング オートマチック ライフル について】
BAR (Browning Automatic Rifle, ブローニング オートマチック ライフル) は、機関銃を配備した敵に対して分隊単位で対抗可能な小火器の必要性を受けて1917年に開発された、自動小銃と軽機関銃の中間的な特徴を併せ持った銃です。
1917年にアメリカの第一次世界大戦への参戦に先駆けて、ジョン・M・ブローニング (John Moses Browning) は後にM1917として採用される水冷式重機関銃のプロトタイプ、及び同じ.30-06 スプリングフィールド弾を使用するBMR (Browning Machine Rifle, ブローニング マシン ライフル) と呼ばれる自動小銃をワシントンD.C.に持参し、デモンストレーションを行いました。 このデモンストレーションの結果、BMR 自動小銃はすぐさま米軍制式となり、軍の最優先生産品となりました。 同時期に制式となったM1917 重機関銃との混同を避けるため、この自動小銃は「Rifle, Caliber .30, Automatic, Browning, M1918 (BAR)」と命名されましたが、初期生産品のBARでは銃本体に「BROWNING MACHINE RIFLE」のモデル名が打刻された品も見られます。 1917年7月にはブローニングのパテント権限を保有していたコルト社に12,000挺が発注されました。 しかしながら、当時コルト社は英国向けのビッカース機関銃の生産によりBARを製造する余裕がなかったため、工場拡張期間中はBARの納入期限を遅らせる事を要請しましたが、政府はこれを却下し、代わりにウィンチェスター社を主契約者に指名し、25,000挺のBARを発注しました。 ウィンチェスター社はBARの生産開始に先駆けて排莢方向を上方から右側面に変更するなど、BARに幾つかの改良を加えて1918年2月に製造を開始しましたが、初期生産品の1,800挺は個体間で部品の互換性が無いなど軍の仕様を満たすものではなく、軍の仕様が満たせるようになるまで一時的に生産停止を余儀なくされました。 その後、ウィンチェスター社によるBARの一カ月当たりの生産数は1918年6月には約4,000挺に達し、7月には月生産数が約9,000挺となりました。 ウィンチェスター社によるBARの製造が軌道に乗ってから程なくして、当初の主契約者であったコルト社及びマーリン・ロックウェル社によるBARの製造も開始されました。 マーリン・ロックウェル社による最初の生産ロットは1918年6月に納品され、同社による最盛期の生産数は一日当たり200挺であったと言われています。 BARの生産は1918年9月までに34,500挺に達し、1918年11月に第一次世界大戦が終結するまでに53,000挺のBARが納品されました。 この内約28,000挺がウィンチェスター社、約16,000挺がマーリン・ロックウェル社によるもので、コルト社が終戦までに製造したBARは僅か9,000挺程度に留まりました。
その後、1930年代に入ると、既存のBARを改修したM1918A1と呼ばれるモデルの開発が進められ、1937年6月24日に制式となりました。 M1918A1ではハンドガード前方のガス・シリンダー・チューブに折り畳み式の二脚が追加された他、元々のバット・プレートにヒンジ式のショルダー・レストが追加されました。 1938年に入ると、さらなる改良モデルであるM1918A2が開発されました。 M1918A2では二脚の取り付け位置が銃口付近に移されている他、ハンドガードが短縮され、ヒート・シールドが追加されました。 M1918A2では射撃機能がフル・オートマチックのみとなり、発射速度を低速もしくは高速で切り替える構造となりました。 また、1942年10月には当初木製であったバット・ストックが樹脂製に変更された他、1944年12月にはキャリング・ハンドルが銃身に追加されました。 M1918A2は従来のM1918やM1918A1の改修の他、ニューイングランド・スモール・アームズ (NESA) 社やIBM社によって新規製造も行われました。 尚、M1918A2のそれぞれのメーカーの新規生産数は、NESA社が168,363挺、IBM社が20,017挺となっています。
BARは戦後、M1 ガーランドやM1 カービンと共に我が国の自衛隊にも供与されていたため、日本でも馴染みのある銃とも言えます。【本個体の説明】
本品のレシーバーの上面には「BROWNING MACHINE RIFLE -U.S.MODEL OF 1918A2-」のモデル刻印、「-MAN'F'D BY WINCHESTER-」のメーカー刻印、「80960」のシリアルNo.刻印、及び「-PATENT APPLIED FOR-」の刻印があります。 モデル刻印の「A2」は追刻されており、バレルの上面前方には「W」、フレーミング・ボム、「10-18」の刻印があります。 これらから、本品はウィンチェスター社で1918年10月頃に製造されたM1918を基に、後にM1918A2に改修された個体であることが伺えます。 他にも、バレルの上面後部とレシーバー上面にもフレーミング・ボムの刻印があるほか、各部にいくつかの刻印が確認できます。
本品は全体的に適度に使い込まれたコンディションとなっていますが、大きな損傷や強度の問題は無く、概ねしっかりとした状態の個体です。 銃身や二脚、レシーバー等の金属部には擦れや小傷が散見され、全体に仕上げが薄くなっている箇所や表面錆が現れていますが、深刻な腐食や大きな傷は見られず、各部の固定や強度についても問題の無い堅牢な状態です。 ハンドガードやキャリング・ハンドルといった木部には全体に打ち傷や凹み、褪色や角部の欠けがありますが、割れや大きな欠けのような強度を損なう損傷はなく、取り付けにがたつきのほとんどないしっかりとした状態です。 樹脂製のバット・ストックには小傷や薄い汚れが散見され、全体に白く見える擦れがありますが、固定にがたつきは無く、割れや欠けの見られない頑丈な状態が保たれています。 傷みやすいバット・プレートやショルダー・レストは細かな打ち傷や表面錆の朽ち込み痕がありますが、こちらも大きな損傷や変形は見られないしっかりとした状態で、固定にがたつきはほとんどありません。
二脚の展開と伸縮、キャリング・ハンドルの回転、リア・サイトの起倒と昇降、マガジンの着脱、ショルダー・レストの折り畳みといった操作は可能です。 付属の20連マガジンも銃本体と同様に強い使用感が見受けられ、擦れや小傷、地金が現れている箇所や点錆痕があるほか、左側面の下部に指先程度の大きさの凹みがありますが、大きな損傷や変形は見られず、剛性のしっかりした状態が保たれています。 マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションのない、ボルトが開いた状態で固定された新加工品です。 (SN)
※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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