商品番号:10375
国名:チェコ
時代:第二次大戦
種類:軽機関銃/汎用機関銃
取扱店舗:東京店

ZB26 軽機関銃 (#2445N)

¥297,000
税抜 ¥270,000
商品番号
10375
発売日
2026/10/22
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
ZB26 Light Machinegun
国名
チェコ
時代
第二次大戦
全長
1,165mmmm(実測)
口径
7,92mm×57
装弾数
20発
【ZB26 軽機関銃 について】

ZB26は1926年にチェコスロバキア陸軍が制式採用した軽機関銃です。 優れた作動安定性と堅牢な構造を兼ね備えており、戦間期から第二次世界大戦における最も完成された軽機関銃の一つとして評価されています。 チェコスロバキアのみならず世界各国に輸出およびライセンス生産が行われ、その後の軽機関銃の開発に絶大な影響を与えました。
第一次世界大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国から独立を果たしたチェコスロバキアは、国防の強化と兵器の国産化を推進しました。 当初は各種海外製機関銃を使用していたものの、独自の優秀な歩兵用軽機関銃の開発を求め、銃器設計者のヴァーツラフ・ホレク (Vaclav Holek) を中心に新たな機関銃の設計を開始しました。 1920年代前半に試作されたプラハ式機関銃のシリーズを進化させ、給弾方式の改良や構造の洗練を図ったモデルが採用され、1926年にチェコスロバキア陸軍にVz.26として制式採用され、ブルノ造兵廠にてZB26の名で量産が開始されました。
作動方式はロング・ストロークのガス圧利用式で、ボルト後端が上方へ傾いてレシーバーと噛み合うティルト・ボルト式の閉鎖機構を備え、オープン・ボルト位置から射撃を行います。 使用弾薬は当時の標準的な歩兵銃用弾薬である7,92mm×57弾を採用しています。 給弾はレシーバー上部に取り付ける20連マガジンにより行われ、発射済み薬莢は本体下部の排莢口から排出されます。 上部に装着されるマガジンによる視界の妨げを防ぐため、フロント・サイトと照尺式リア・サイトの照準線は銃本体の左側に偏って配置されています。 射撃はグリップ左側面のセレクター・レバーによりセミ・オートマチックとフル・オートマチックの切り替えが可能です。 銃身には放熱フィンを備えており、銃身基部のロック・レバーを解除してキャリング・ハンドルを用いて銃身を前方に引き抜くことで、戦闘中においても工具を用いることなく迅速かつ容易に過熱した銃身を交換できる優れた銃身交換機構を採用していました。 また、射撃時の安定性を高める二脚を備えるほか、対空銃架や三脚に固定した運用も可能でした。
1930年代に中華民国への大規模な輸出および現地での製造が行われ、日中戦争における中国国民党軍の主力機関銃として広く運用されました。 その高い射撃精度と極めて低い故障率は、前線で「チェコ機銃」や「ブルーノ機銃」の俗称で呼ばれ、交戦した日本軍から恐れられました。 日本軍は鹵獲したZB26をそのまま第一線で使用したほか、後の九六式軽機関銃や九九式軽機関銃の開発にも大きな影響を与えました。 1939年のナチス・ドイツによるチェコスロバキア併合後は、同軍におけるMG34などの機関銃不足を補うため、ドイツ軍によってMG26(t)の制式名称で接収され、主に武装親衛隊や後方警備部隊などで継続して運用されました。
チェコスロバキア陸軍における主力軽機関銃として配備されたZB26及びその派生型は、優れた信頼性から国際的にも高く評価され、ルーマニアやリトアニア、ユーゴスラビアなどヨーロッパ各国へ多数が輸出されました。 ZB26の成功を受け、ブルノ造兵廠では製造工程の合理化やガス・レギュレーター、内部構造の改良を施した発展型であるZB30などが開発されました。 さらに、イギリス軍による軽機関銃の採用トライアルを受験して高い評価を獲得し、イギリス軍標準の7,7mm×56R弾 (.303ブリティッシュ弾) に適合させた改良モデルがZB33として設計されました。 このZB33を基にイギリスのエンフィールド造兵廠とブルノ造兵廠の共同で開発されたのが、イギリス軍の主力軽機関銃となるブレン軽機関銃です。 戦後も中国などでは、7,62mm×39弾や7,62mm×54R弾、あるいは7,62mm×51弾に対応させた改造モデルが長期にわたって使用されました。

【本個体の説明】

本品のシリアルNo.は「2445N」で、レシーバー上面、スリング取り付け金具の基部、バット・ストックの左側面にマッチしている刻印が確認できます。 レシーバーの左側面には「CESKOSLOVENSKA ZBROJOVKA, A.S. BRNO.」のメーカー刻印、右側面には「KULOMET ZB VZ.26.」のモデル名刻印があります。 また、レシーバーの上面にはシリアルNo.の他に消されたチェコスロバキアの国章の刻印跡と「E3 ライオン刻印 39」の刻印があり、後者は1939年の製造であることを示しています。
本品は全体的に多少の使用感が見受けられますが、損傷や強度上の問題は無く、概ねしっかりとした状態の個体です。 バレルやレシーバー等の金属部には少々擦れや打ち傷が散見され、角部や可動部を中心に仕上げが薄くなって地金や表面錆が現れているところが所々にありますが、大きな損傷や変形はほとんど見られず、大部分に黒染め仕上げが良く残っています。 ガス・チューブも若干の擦れや線傷があるのみで、歪みやがたつきの無いしっかりとした状態です。強いて言えば、フロント・サイト・ガードに僅かな歪みが見られますが、サイトを邪魔せず機能的な問題はありません。 木製のキャリング・ハンドルやグリップ、バット・ストックに擦れや打ち傷、経年による褪色のほか、擦れや打ち傷が散見されますが、割れや目立つ傷は見られず、木材の質感やニス仕上げの様子が良く保たれた状態です。 キャリング・ハンドルのみ少し明るい色味になっていますが、グリップとバット・ストックは同様の暗い色味で大きな違和感はありません。 また、キャリング・ハンドルの固定には若干の遊びがありますが取り付けに問題は無く、グリップ及びバット・ストックの取り付けにはがたつきはありません。 傷みやすいバット・プレートについては擦れや褪色による表面錆や表面仕上げの摩耗のほか、直径5mm程の浅い凹みがありますが、大きな歪みや損傷は見られず、固定のがたつきもないしっかりとした状態です。
ダイヤル式リア・サイトの調整、セレクター・レバーの切り替え、二脚の展開と伸縮、キャリング・ハンドルの角度変更、ショルダー・レストの展開、マガジン挿入口及び排莢口カバーの開閉、マガジンの着脱については、一部が硬くなっているものの問題なく行う事が可能です。 付属の20連マガジンについても銃本体と同様に多少の使用感が見受けられ、小傷や脱着による擦れ、若干の表面錆や銀色の地金が散見されますが、歪みや大きな傷は見られず、形状や黒染め仕上げがしっかりと保たれています。 黒染め仕上げの色が銃本体より少々明るい色味ですが、大きな違和感は見受けられません。 マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションのない、ボルトが半分開いた状態で固定された、過渡期の新加工品です。 (SN)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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