商品番号:10256
国名:スイス
時代:第一次大戦
種類:ボルト・アクション
複数在庫有り

シュミット・ルビン IG11 歩兵銃 (代表ページ)

¥132,000
税抜 ¥120,000
商品番号
10256
発売日
2026/07/18 11:50:00
在庫
各個体からお選びください
英名
Schmidt-Rubin IG11 Infantry Rifle
国名
スイス
時代
第一次大戦
全長
1,310mm(実測)
口径
7,5mm×55
装弾数
6発
【シュミット・ルビン IG11 歩兵銃 について】

1889年スイス軍制式となったシュミット・ルビン IG89 (M1889) 小銃の改良型であるIG89/96 小銃の設計を基に、新型のGP11弾に合わせてさらなる改良を行い、1911年に制式採用された、ストレート・プル式のボルト・アクション・ライフルです。
ベテェーリ小銃の後継として1889年にスイス軍の制式となったシュミット・ルビン小銃は、シュミット大佐 (銃担当) が設計した機関部と、ルビン大佐 (弾薬担当) が開発した専用の弾薬を組み合わせた独自のシステムを採用するストレート・プル式ボルト・アクション・ライフルです。 最大の特徴であるストレート・プル方式は、同じ方式を採用するオーストリアのマンリッヒャー方式とは異なり、ボルト・ハンドルを直線的に前後させるだけで、ボルト・スリーブ内のボルト部分のみが90度回転して閉鎖と開放を行う独特な構造になっています。
最初のモデルである IG89 (M1889) 小銃 では、本体下部から大きく突出した着脱式の箱型弾倉 (マガジン) 内に7,5mm×53,5 GP90弾を12発装填可能でした。 このGP90弾の弾頭は、先端に鉄製被帽を備えた鉛製であり、銃身内への鉛の付着防止やガスの密閉性を高める目的から、弾頭の鉛露出部が保護用の紙パッチで巻かれていました。 弾倉は着脱が可能でしたが、実際の装填操作は主に機関部上部からクリップを使用して行われました。 また、弾倉の右側面には多機能な切り替えレバーが設けられており、レバーを下げた状態では弾倉からの給弾が停止されるマガジン・カットオフ機能として作動しました。 さらに、このレバーを内側に押し込みながら下方に押し下げることで、弾倉自体の取り外しが可能となる構造でした。
その後、IG89 小銃の後継モデルとしてIG89/96 (M1889/96) 小銃が開発されました。 このモデルは、ロッキング・ラグの配置をボルト・スリーブの後部から前部へと移した点が最大の特徴であり、これによりレシーバーの全長が若干短縮されたほか、ボルトおよびレシーバーがより高い圧力に耐えられるようになりました。 この前部ロッキング・ラグへの改良は、当初シュミット大佐によりIG89 小銃をベースに行うことは不可能であるとして却下されましたが、その後フォーゲルスガング大佐および彼の助手であるレブホルツにより研究が進められ、1896年にスイス軍の制式歩兵銃となりました。
1911年にスイス軍が新型のGP11弾を採用したことに伴い、この高圧な新型弾薬の運用に対応できるよう既存のIG89/96 小銃をベースとして開発されたのがIG96/11 (M1896/11) 及びIG11 (M1911) 小銃です。 試験の結果、IG89/96の銃身のままでは薬室が広すぎて、尖頭弾に対する精度が出ない事が判明し、適合する薬室を備えた新しい銃身への交換が改修内容の中心となりました。 新型の高圧弾薬 (のちのGP11) を運用するにあたり、1907年~1908年にかけて、まずは既存のIG89/96に新しい銃身やピストル・グリップを組み込んだ試作銃が開発され、この試作中はModell 1889/1908あるいはOrd. 89/08と呼ばれました。 この試作銃を用いて部隊試験を重ねた結果、弾道特性や戦闘能力の向上が確認され、1911年11月には軍により、既存のIG89/96からの改修型にGewehr 96/11 (IG96/11)、新規製造したモデルにGewehr 11 (IG11) の制式名称が与えられました。 その後、1912年9月にベルン造兵廠にて、「IG89/96からIG96/11への改造」と「IG11の新規製造」が同時に開始されました。 尚、シュミット・ルビン 小銃の最初のモデルであるIG89 (M1889) は、ガス圧の高い新型のGP11弾に耐えられなかったため、IG11仕様への改修は見送られました。
IG96/11及びIG11では、銃身のライフリングが3条から4条へと変更されたほか、リア・サイトもGP11弾の特性に合わせたより近代的なタイプへと変更されました。 外観上の大きな特徴としては、IG89/11では銃床の銃把下部に木材を継ぎ足してピストル・グリップを形成しており、後付けされた木材の継ぎ目が明確に確認できる点が挙げられますが、IG11では銃床が当初からピストル・グリップ付きとして新規に製造されているため、木材の継ぎ目は一切見られません。 バット・プレートについても、IG96/11ではベースとなったIG89/96に装備されていた、やや丸みを帯びた古いタイプがそのまま残されているケースが多く見られますが、IG11ではバット・プレート側面に反りのない、フラットな形状のタイプが当初から採用されています。 また、IG89系小銃の銃床下部から大きく飛び出していた12発用弾倉は6発用の小型なものへと改良され、銃床からの突出量が抑えられたことで操作性が向上しました。 この新型弾倉は、IG89系小銃の物に比べて遥かに容易に着脱が可能となっています。 なお、これらの近代化に伴い、IG89 小銃で装備されていたマガジン・カットオフ機能は完全に廃止されました。

【本ロットの説明】

本ロットの金属部はやや打ち傷や擦れのほか、若干の表面錆痕や経年による褪色等が見受けられるものの、目立った破損や欠損等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 尚、個体によりコッキング・ハンドルの樹脂部分にひびや欠けが見られる場合がございます。 木製のハンドガードや銃床についても、やや打ち傷や線傷の他、個体により僅かなヘアライン・クラックや欠けが見られる場合がございますが、いずれも強度的には概ねしっかりとした状態が保たれています。 傷み易いバット・プレート部については、やや打ち傷や個体により若干の朽ち込みや変形が見られる場合がございますが、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。 リア・サイトの調整やマガジンの着脱については問題なく行う事が可能です。 尚、付属のマガジンは一部が固定されています。
ボルトの先端と下半分を切除して、ボルト・ハンドルを閉じた状態で溶接固定した新加工品です。 (KK)

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【その他の情報】

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