DTマガジンの新事実?(後編)

こんばんは、レナートです。 前回に引き続き、布ベルトと輪っかの付いたDTマガジンの正体を探っていきたいと思います。 


解決の糸口がコレ、とあるDTマガジンに「tgf」というキリル文字ではない刻印を見つけました。
マガジンの他の箇所にはキリル文字の検査刻印が見られるので、後に第三国で打刻されたものと思われます。 この文字列、どこかで見た覚えが...。 


(販売済みの個体ですが) DTの機関部側面に「ZTD tgf」と打たれた個体があったのを思い出しました。 かなり薄くなっていますが、チェコスロバキア軍でお馴染みのクロスソード刻印が!


これらのDTは戦後チェコ製という訳ではなく、WW2中にソ連のコブロフ第2工場(マガジン・キャッチ・レバーに隠れて見えませんが...)で製造された個体でした。 なので、戦後チェコに供与され再整備された個体だったんでしょうね。 よってマガジンも同様にチェコで再整備されているものと見られ、リベットの頭を飛ばして分解、再組立て時にスポット溶接で仕上げたものと思われます。 
このZTDですが、1950年代初頭にチェコ軍内でDT車載機関銃の名称が変更され、「ZTD」と呼ばれるようになったそうです。 
「tgf」に関しては諸説ありますが、Tschechische Gewehr Fabrik=チェコ小銃工場(つまりブルノ)を意味するドイツ語の略とされており、チェコ製で東ドイツ向けの製品に見られる刻印とのこと。 全てが東ドイツに送られたわけではないそうですが、あのDTマガジンも東ドイツに行く予定だったんでしょうか...? 
ということで、なんかいろんな国が関わっていたと思われる、DTマガジンでした。 
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