- 商品番号:K10226
国名:アメリカ合衆国
種類:管打式
- 【マサチューセッツ・アームズ社製 ボーモント・アダムス ダブル・アクション・リボルバー について】
本品は米国製のボーモント・アダムス M1856 リボルバーです。 M1856 リボルバーは1856年に英国陸軍に採用された、.442口径 (54-bore、約11,2mm) の軍用大型ダブル・アクション・リボルバーです。 ロバート・アダムス (Robert Adams) が設計したAdams-Deane社のアダムス M1851 リボルバーのハンマーにはスパーがなく、現代で言う所の「ダブル・アクション・オンリー (DAO)」で作動するリボルバーでした。 1856年2月20日に英国工兵士官フレドリック・ボーモント (Frederick E.B. Beaumont) 中尉がアダムス リボルバーのダブル・アクション機能にシングル・アクションのメカニズムを加えた英国でのパテントを収得しました。 ボーモントのパテントは本当の意味でのダブル・アクションで、ダブルとシングルの両方が可能でした。 それまでのアダムス リボルバーはダブル・アクションだけだったので、「ダブル・アクション・リボルバー」とは呼ばれずに「セルフコッキング・リボルバー」と呼ばれていました。 ボーモン中尉は同年6月3日に米国でのパテントも収得しました。 1856年にロバート・アダムスはAdams & Deane社を離れLondon Armoury社に移りました。 そしてそこでボーモント・アダムス M1856 リボルバーが英国陸軍用に製造されましたが、英国のいくつかのメーカーと米国のマサチューセッツ・アームズ社でもライセンス生産がされました。
本品を製造したマサチューセッツ・アームズ社 (Massachusetts Arms Company) は当時AdamsやKerrなど、英国製リボルバーの複数のパテントに基づいて管打ち式リボルバーや後装式小銃などの銃器の製造を行っていました。 1849年頃に創業した同社は1866年に解散する事になりましたが、その後社名はT.W. Carterによって引き継がれ、メイナード小銃を製造しました。
本品はダブル・アクションのボーモント・アダムス・タイプのリボルバーで、口径は.36口径 (9mm) 、全長約32cm、銃身長15.2cm と英国製のM1856と殆ど同じサイズとなっています。 銃身左側面には英国製管打ち式拳銃の多くに採用されているJames Kerrのパテントによるローディング・レバーが装備されており、このレバーを引き上げる事によりラマーがシリンダーの中に入ってローディングを行います。 このレバーには各種のバリエーションがあり、一種類毎にパテントが付いていました。フレーム右側面にはスライド式のセーフティ・レバーが装備されており、レバーをスライドする事によりシリンダーがロックされる構造となっています。 フロント・サイトはアリ溝のブレード・タイプ、リア・サイトはVノッチ・タイプとなっています。フレームの前に出たシリンダー・バーは、右側面の小さなネジにより固定されており、このバーを前に抜くとシリンダーが簡単に外れます。 英国製は小ネジの代わりに手で回せられるノブ形になっています。 本銃は主に南北戦争で北軍将校によって使用されました。 また幕末には日本にも輸入されました。 (MM)
【本個体の説明】
本品は米国のMassachusetts. Arms Company社製の品で、フレーム右側下方には「PATENT / JUNE 3, 1856 」の刻印が、フレーム左側下方には「ADAMS, PATENT / MAY 3, 1858」の刻印が入っています。 また、本品のフレーム上面には「MANUFACTURED BY / MASS. ARMS CO. / CHICOPEE FALLS」の刻印が入っています。 Kerr型ローディング・レバーが装備されており、そこには「KERR’s PATENT / APRIL 14, 1857」の刻印が入っています。
本品の金属部はやや経年による小傷や擦れ、若干の時代錆等が見受けられるものの、大部分のオリジナルのブルー仕上げは残っていませんが、製造年代を考慮すれば良好な状態が保たれています。 木製グリップ部分についても、僅かな打ち傷は見られますが、目立った割れや欠け等も見られず、表面のチェッカリングも大部分にはっきりと残っています。 Massachusetts. Arms 社製の特徴でもあるランヤードを通す小孔がグリップ中央のやや下に貫通しています。 また、グリップ側面左右両方の上方に時代のある「十字架」が彫られています。 これは当時(1860年代頃)の持ち主の信仰上の証ではないでしょうか。 銃身内のライフリングはハッキリと残っている、非常にしっかりとした優品です。 (MM)
【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 32.0cm、銃身長: 15.2cm、口径:0.9cm、銘文: 無銘) 【その他の情報】
昭和49年3月29日に大阪府教育委員会によって交付された銃砲刀剣類登録証が付いた完全可動する実物の古式銃です。 銃口から薬室まで通っている事を確認済みです。
古式銃は約150年以上前の古い骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入頂けますようお願い致します。 無可動実銃とは異なり、作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身でされることをお勧めします。 通信販売でご購入される際は、詳細画像を十分ご確認いただき、またお電話で作動状態の説明を聞かれた上でご注文下さい。
古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。
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