- アイテム説明【鉢金について】
鉢金(はちがね)とは、兜の頭を覆う鉢の後ろ半分を省略した防具です。 元は兜の鉢そのものを表す俗称でした。 数枚の鉄板を鉄鋲(てつびょう)と呼ばれる金具、韋(かわ)で結び合わせる韋威(かわおどし)、鎖繋(くさりつなぎ)などで作られた物、または1枚の鉄板を打ち延ばして作る物など様々な作りの物があります。 装飾の無いシンプルな作りですが、機能性や防御力は十分にりました。 兜と同様に、額を覆う眉庇(まびさし)や正面に向けて折り返し部分の吹返(ふきかえし)、鍬形を付ける台の角本(つのもと)が付いている場合もあります。
【本品について】
本品は鉄錆地四枚張鉢金と呼ばれるもです。 両蟀谷(こめかみ)に当たる部分に四枚のよく鍛えた鉄板を鉄鋲で重ねて留め、鉄板を弧を描くようにずらして開閉できる構造となっています。 着用時に額上部に来る、最上段の鉄板に形の良い眉庇を五個の鉄鋲で留めてあります。 目庇の両脇に、鉢金と同じ作りの鉄錆地の頬当が丈夫な蝶番によって取り付けられています。 鉢金の裏側には黒、頬当の裏側には紺の木綿の家地が取り付けられており、鉄が直接肌に触れるのを防いでいます。 頬当の付け根に、首に巻いて固定するための木綿布も縫い付けられています。 額に当たる部分の家地は破れています。
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