- 国名:ドイツ
時代:冷戦期
種類:短機関銃
- 【MP5A3 短機関銃 について】
ドイツのHeckler & Koch (HK) 社がGew.3自動小銃の技術を応用し、9mm×19パラベラム弾を使用する短機関銃として開発したのがMP5短機関銃です。
第二次世界大戦から戦後直後頃まで、短機関銃は一兵で機動的運用が可能な、拳銃弾をフル・オートマチックで連射する事に主眼を置いた物であり、元々精度を求められるものではありませんでした。 しかしながら、MP5はGew.3自動小銃譲りのローラー・ディレイド・ブローバックを採用し、セミ・オートマチック時の命中精度に加えて、フル・オートマチック時にもコントロールが容易であるという点で他の短機関銃と一線を画した性能を発揮しました。 その反面、短機関銃としては高価格であった事もあり、当初はその性能も「短機関銃としてはオーバースペック」という評価を受けていました。 その後、1977年のルフトハンザ航空181便ハイジャック事件でのMP5短機関銃を手にしたGSG-9の活躍により評価は一変し、特に警察特殊部隊向けとしては理想的な短機関銃と呼ばれるようになりました。 MP5はアサルト・ライフルが歩兵の主力小銃と短機関銃の役割を包括的に担うようになって以後の、最も成功した短機関銃と言えます。 評価と人気の高さからバリエーションが多いのも特徴で、マイナーチェンジ的改良型からMP5KやPDW、サウンド・サプレッサー装備のSDなど様々なバージョンが用意されました。
MP5はアサルトライフルが歩兵の主力小銃と短機関銃の役割を包括的に担うようになって以後の、最も成功した短機関銃と言えます。
【本個体の説明】
本品はHK社オリジナルのドイツ製部品を英国にて組み立てた品で、レシーバー上面には、「EN MP5」のモデル名やドイツのHK社所在地であるバーデン=ヴュルテンベルク州オーベルンドルフを管轄するウルム (バーデン=ヴュルテンベルク州南部) のプルーフ・ハウス刻印、「連邦共和国の鷲」と「N」を組み合わせた最終検査刻印、検査年を示す刻印が入っています。 本品はユーゴスラビア輸出向けに生産された品と考えられ、レシーバー上面にはユーゴスラビアの国章が打刻されている他、シリアルNo.の先頭にユーゴスラビアを示すと思われる「YU」のアルファベットが追加で打刻されています。 本品のマガジン・ハウジング左側面の口径表示は「Kal.9mm×19」のドイツ語表記となっています。 トリガー・ハウジングはセレクターが「S-E-F」のアルファベット表示で、グリップ前部にフィンガー・チャンネルの有るタイプとなっています。
本品は使用感も比較的少なく、金属部は若干の打ち傷や擦れ、一部表面仕上げの剥落が見られるものの、目立った欠損や錆などは見受けられず、オリジナルの仕上げも大部分に残っています。 ハンドガードやトリガー・ハウジングといった樹脂部についても、若干の打ち傷や擦れは見られるものの、概ね良好な状態が保たれています。 マガジンの着脱やリア・サイトの調整、ストックの伸縮操作については問題なく行う事が可能です。 セレクターの切り替えについても問題なく、セレクター・ポジションに応じてトリガーの引きしろが変化し、安全位置でトリガーがロックされます。 付属のマガジンは「MP5 HK 1/78」の刻印が入ったHK社製で、若干の小傷や擦れを除いて目立った凹みや変形等は見受けられません。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (KK)
- 詳細画像

























































































