商品番号:9987
国名:アメリカ合衆国
時代:第二次大戦
種類:短機関銃
取扱店舗:東京店

トンプソン M1 短機関銃 (#168330)

¥385,000
税抜 ¥350,000
商品番号
9987
発売日
2025/09/01
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Thompson M1 Sub Machinegun
国名
アメリカ合衆国
時代
第二次大戦
全長
813mm
口径
.45 ACP
装弾数
20/30発
【トンプソン M1 短機関銃 について】

トンプソン M1A1 短機関銃は、第二次世界大戦中にアメリカ軍によって制式採用された、.45 ACP弾を使用する短機関銃です。 M1928A1などの従来型から量産性を高めるために各部を簡略化したM1を経て、さらなる改良を加えた最終生産モデルに位置付けられます。
本シリーズの開発の歴史は、ジョン・T・トンプソン (John T. Thompson) が第一次世界大戦に向けて「個人が携行できる機関銃」というコンセプトを考案したことに遡ります。 当初は第一次世界大戦には間に合いませんでしたが、戦後の禁酒法時代にM1921などのモデルがギャングやFBIなどの法執行機関に使用されて大きな知名度を獲得しました。 第二次世界大戦が勃発すると米軍やイギリス軍などにM1928A1が大量に採用されましたが、切削加工を多用する複雑な構造ゆえに製造コストが高く、戦時下の大量生産の要求に応えることができませんでした。 この問題を解決するため、構造を大幅に簡略化したM1 短機関銃が開発され、それにさらなる改良を施したM1A1が1942年後半に制式採用されました。
技術的な特徴として、M1ではM1928A1で採用されていた複雑なブリッシュ・ロック (遅延ブローバック) 機構を廃止し、単純なストレート・ブローバック方式へと変更されています。 コッキング・ハンドルはレシーバー上面から右側面へと移動し、銃身先端のカッツ・コンペンセイターや銃身の放熱フィンも省略されました。 マガジン装着部もドラム・マガジン用の横方向のスロットが廃止され、20連または30連の箱型マガジン専用となっています。 M1からM1A1への最大の技術的変更点はボルト構造にあり、M1で残されていた独立した可動式の撃針とハンマーを廃止し、ボルト本体と一体で削り出された固定撃針へと変更することで、部品点数の削減と信頼性の向上を図っています。 また、初期のM1はガードを持たない単純なL字型のピープ・サイトを標準装備していましたが、実戦での変形や装備への引っ掛かりを防ぐために三角形のリア・サイト・ガードを備えたタイプが開発され、M1の生産後期には工場出荷時からこのガード付きのリア・サイトが標準装備されるようになりました。 その後に採用されたM1A1でもこの仕様がそのまま引き継がれています。 また、当初M1として製造された個体がオーバーホールの際などにM1A1に準じた固定撃針のボルトへと改修され、レシーバーの刻印に「A1」が追加打刻された個体も多数存在します。
実際の運用において、.45 ACP弾の高いストッピング・パワーとフル・オートマチック射撃の組み合わせは、市街戦やジャングルなどの近接戦闘において絶大な威力を発揮しました。 アメリカ軍だけでなくレンドリース法によりイギリス軍やソ連軍などの連合国軍にも大量に供与され、ヨーロッパから太平洋戦線に至るまで幅広く運用されています。 重量約4,5kgと短機関銃としては重い部類に入りますが、その重量が反動をマイルドにし、フル・オートマチック射撃時のコントロールを容易にするという利点もありました。
トンプソン M1A1は、生産性を向上させつつも従来の切削加工による高品質な作りを維持しており、前線の兵士から高い信頼を集めました。 しかしながら、根本的な生産性の低さと重量の問題を完全に解決するには至らず、最終的にはプレス加工を多用したM3 短機関銃 (グリースガン) へ主力の座を明け渡すことになりました。

【本個体の説明】

本品はレシーバー左側面に「THOMPSON SUBMACHINE GUN CALIBER .45 M1」の刻印及びシリアルNo.が打刻されています。 また、レシーバー右側面には「AUTO-ORDNANCE CORPORATION BRIDGEPORT, CONNECTICUT, U.S.A」の刻印が入っています。 レシーバー上面のリア・サイト付近にはトンプソンのトレード・マーク刻印が入っています。 その他、レシーバー下面のマガジン・ハウジング前方とリコイル・スプリング・ガイド後端にサベージ製を示す「S」の刻印が小さく入っています。 また、ハンドガード後端にはイリノイ州モリーンの木製玩具メーカーであったStrombeck Becker社を示す「M」の刻印が入っています。 アッパー・レシーバー左側面にはオート・オードナンス社検査官のGEG (Geroge.E.Goll) 刻印の他、1942年から1946年にかけて陸軍のロチェスター兵站管区で調達を担当していたFrank J. Atwood中佐のイニシャルを示す「FJA」の検査官刻印、米国武器省 (Ordnance Department) の検査刻印であるクロス・キャノン刻印が確認出来ます。 薬室部左側面にも打刻が二重になっていますが、GEGの検査刻印が見られます。 尚、トリガー・ガード下に見られるシリアルNo.は800237となっています。 セレクター・レバー及びセーフティ・レバーはピン・タイプとなっており、スリング・スイベルはフロント/リア基部共に削り出し製となっています。 本品はレシーバー左面後端に小さく星印と「FAT51」の刻印が入っている事から、戦後イタリア軍で使用された個体と考えられます。
本品の金属部は適度な使用感が見られ、細かな打ち傷や擦れ、角部などに一部表面仕上げが薄くなっている箇所が見られますが、目立った欠損等は見受けられません。 ロア・レシーバーに比べてアッパー・レシーバーの色味が若干黒味がかった印象ですが、ほぼマッチしており大きな違和感はありません。 木部についても若干の打ち傷や擦れ、線傷等は見受けられるものの、大きな破損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 各部の取り付けについても現状目立ったがたつき等は見られません。 各木部には細かな線傷や若干の打ち傷が見られるものの、クラックや欠損等は見られず、しっかりとした状態が保たれています。 ハンドガード、グリップ、ストックの色味もほぼマッチしています。 傷み易いバット・プレート部については上下の角部を中心に擦れや表面仕上げの褪色が見られるものの、目立った変形等は見られず、ストック内コンパートメントの蓋の開閉についても問題なく行う事が可能です。 セーフティ及びセレクター・レバーの操作は問題なく可能です。 マガジンの着脱については問題なく行う事が可能です。 付属のマガジンはSEYMOUR PRODUCTS製の20連タイプで、若干の小傷や擦れが見られるものの、目立った凹みや変形等は見られず、オリジナルのブルー仕上げが大部分に残った概ね良好な状態が保たれています。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。 (TK)(KK)


※本ページに掲載の商品は、日本国内の基準に準じた加工が施された無可動実銃です。
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