- 国名:ドイツ
時代:第二次大戦
種類:短機関銃
- 【MP28II 短機関銃 について】
第一次世界大戦中に塹壕戦で活躍したMP18I短機関銃の発展型で、1920年代後半にヒューゴ・シュマイザーが開発し、ハーネル社で製造が行われました。
MP18Iでは100mと200mの切り替え式であったリア・サイトが100mから1,000mまで対応したタンジェント・サイトに変更された他、セミ/フル・オートマチック射撃の切り替えが可能となりました。 この為、トリガーの上方プッシュ・ボタン式のセレクターが追加されているのが特徴です。 また、MP18IではルガーP08と共用のスネイル・マガジンを使用しましたが、MP28IIでは専用の箱型弾倉を使用します。
MP28II短機関銃は、第二次世界大戦前には主にドイツ警察で使用された他、大戦勃発後は武装親衛隊や治安維持部隊等でも使用されました。 また、ドイツ国外のスイスやスペイン、ベルギーでもMP28のコピー品やライセンス品の製造が行われ、ベルギーではAnciens Etablissement Pieper S.A.社によってライセンス生産されました。
【本個体の説明】
本品のマガジン・ハウジング上面には、シリアルNo.の他、「MP.28,II」のモデル名や「SYSTEM SCHMEISSER PATENT」のパテント刻印が入っています。 また、マガジン・ハウジング前面には「C.G.HAENEL WAFFENFABRIK SUHL」のメーカー刻印が入っています。 その他、鷲の下にNの文字を組み合わせたニトロ・プルーフ・マークが、バレル・ジャケット前面、マガジン・ハウジング上面、レシーバー前部上面、レシーバー・エンド・キャップ上面に確認出来ます。 シリアルNo.は、機関部が18957、銃床が19127となっています。
本品のバレル・ジャケットやレシーバー、トリガー・ガードといった金属部は、全体にやや打ち傷や擦れ、経年による褪色の他、若干の表面錆及び一部朽ち込み痕が見られるものの、大きな欠損等は見られず、オリジナルのブルー仕上げも比較的残っています。 尚、バレル・ジャケット下面の前部及び後部には一部仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所が見られ、その上から黒色の塗装が施されています。 木製銃床についても、やや打ち傷や線傷の他、一部僅かな欠けが見られるものの、現状大きな破損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 バット・プレートについては、一部時代錆及び仕上げが落ちて金属の地肌が表れている箇所は見られますが、現状目立った変形等は見られず、銃床への取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
レシーバーのテイクダウンやタンジェント・サイトの調整については問題なく行う事が可能です。 セレクター・ボタンの切り替えについても可能ですが、トリガーとの連動等はありません。 テイクダウン時に、銃床で隠れているレシーバー下部にやや朽ち込み痕が散見されます。 付属のマガジンは、マガジン下部に「CAL.9 D.R.P. SCHMEISSER」の刻印が入っています。 マガジンは若干の表面錆は見受けられるものの、大きな変形等は見受けられず、比較的しっかりとした状態が保たれています。 尚、マガジン・スプリングは入っています。
トリガーテンションの有る、ボルトが閉じた状態で固定された旧加工品です。(KK)
- 詳細画像



























































































