国名:アメリカ合衆国
種類:連発式拳銃

コルトM1862 ポリス リボルバー 4 1/2" 銃身モデル (銃砲刀剣類登録証付古式銃、#19781)

¥3,850,000
商品番号
9847
発売日
2025/12/05
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
US Colt M1862 Police Revolver, 4 1/2 in. Barrel
種類
連発式拳銃
国名
アメリカ合衆国
全長
264mm
口径
10mm (.36 Cal.)
装弾数
5発
【コルト M1862 ポリス リボルバー について】
サミュエル・コルト社 (Colt Patent Firearms Company、現在のColt Firearms社) で1861年から1873年にかけて約28,000挺が製造された、.36口径の管打式 (パーカッション式) シングル・アクションリボルバーです。
本銃の外観及び基本構造は、M1849 ポケット リボルバーやM1851 ネービー リボルバーといったコルト社製リボルバーとほぼ同様となっています。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むような構造となっており、バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。
コルト M1862 ポリス リボルバーの全体のデザインは、コルト M1861 ネービー リボルバー (ベルト・ピストル) を小型化したようなデザインとなっており、銃身下部にはM1860 アーミー リボルバーやM1861 ネービー リボルバーと同様の、回転軸のネジが不要な "Creeping Lever" と呼ばれるタイプのローディング・レバーを備えています。 このローディング・レバーは、当時コルト社の製造監督であったElijah King Rootによりデザインされたものです。 尚、M1862 ポリス リボルバーのフレームは、M1849 ポケット リボルバーのフレームを基に設計されており、グリップ・フレーム及びトリガー・ガードは、ベースとなったM1849 ポケット リボルバーと同様のサイズ及び形状となっていました。 シリンダーの装弾数は5発で、シリンダーは表面に溝が設けられたフルーテッド・シリンダーとなっています。 尚、シリンダーは.36口径に対応する為、前部の2/3を肉厚にして、ボア・アップが行われています。 また、これに伴い、フレームとシリンダーが干渉するのを避ける目的で、フレームの一部 (シリンダー下部と接する部分) が一段低くなっています。 本モデルのように前半部のみにフルートが施されたシリンダーを米国ではハーフ・フルーテッド・シリンダーと呼んでおり、数あるコルト社製リボルバーの中でも本モデルが唯一のハーフ・フルーテッド・シリンダーを備えたモデルとなっています。 M1862 ポリス リボルバーの銃身は流線形の流れるようなラウンド (丸型)・バレルとなっており、銃身長は3 1/2インチ、4 1/2インチ、5 1/2インチ、6 1/2インチの4種類のバリエーションが用意されていました。
尚、コルト社では1865年頃からM1862 ポリス リボルバーと同サイズで.36口径 5連発のコルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーと呼ばれるモデルの製造も行われました。 同モデルもM1862 ポリス リボルバーと同様に、M1849 ポケット リボルバーのフレームをベースに設計されていましたが、より生産性の高いオクタゴン・バレルとフルートのない円型シリンダー、そしてM1849 ポケット リボルバーと同様のローディング・レバーを備えたモデルとなっていました。 尚、コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーのシリンダーには、M1849 ポケット リボルバーと同様、駅馬車 (Stagecoach) 強盗のロール・エングレービングが施されていました。
M1862 ポリス リボルバーとほぼ同サイズでありながら、生産性の高いモデルが開発された背景として有力視されているのが、1864年に発生したコルト社の工場火災です。 この火災はコルト社の銃器生産に壊滅的な影響を与えましたが、被災したのはリボルバーやリボルビング・ライフルの製造施設でした。 火災発生後、コルト社が小型フレームの.36口径リボルバーの生産を迅速に回復する為、コルト ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーが設計されたと考えられています。
尚、1867年時点において、M1862 ポリス リボルバーの価格は、ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーより$0.75高くなっていましたが、これはより複雑な加工が必要だったためであると考えられています。 この価格差は1872年までに$2.50まで拡大しました。 コルト社内では、M1862 ポリス リボルバーは、「Police」または「Police 36 cal.」、ポケット・モデル オブ ネービー・キャリバー リボルバーは、「New Model Pocket 36/cal」もしくは「N.M. Pkt.36/cal,」と呼称されていましたが、時折「36/cal」が省略される事があり、これらのモデルがしばしば混同される原因となりました。 (KK)(MM Updated)

【本個体の説明】
本品の銃身上面には「ADDRESS COL SAML. COLT NEW-YORK U.S. AMERICA」のメーカー・アドレス刻印が一行で比較的ハッキリと入っています。 また、フレーム左側面前部に「COLTS PATENT」の刻印が「PATENT」部分はやや薄くなっていますがハッキリと入っています。トリガー・ガード左側面後部には「36CAL」の口径表示刻印もハッキリと残っています。 その他、シリンダーには「PAT SEPT 10TH 1850」のパテント刻印が非常に小さく打刻されていますが、ハッキリと確認出来ます。 本品のシリアルNo.19781は、銃身、トリガー・ガード、バック・ストラップ、シリンダー、シリンダー軸、バレル・ウェッジがマッチしています。フレームにはシリアルNo. は入っていません。
本品は古式銃としては比較的良好な状態が保たれており、銃身、フレーム、シリンダーには若干の打ち傷や経年による褪色、僅かな時代錆が見られるものの、目立った欠損等は見られません。バレル・ウェッジ周辺にはウェッジを抜く時の叩いた小さな傷があります。真鍮製のトリガー・ガードについては、適度な時代が付いた良い雰囲気となっており、僅かな打ち傷は見られるものの、現状目立った腐食や変形等は見られず良い時代色がついています。オリジナルの木製 (ウォールナット製) グリップについては、やや打ち傷や線傷、角の部分の若干の擦れは見られるものの、大きな破損等は見られず、オリジナルの艶も良く残っています。グリップ・フレームへの取り付けもがたつきもなくしっかりとしています。
作動については完全で、ハンマーを起こした際のハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 コルト系リボルバーの持病とも言える銃身とフレームの取り付けの遊びについては、殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びについても十分許容レベルです。 ローディング・レバーは左右に僅かに遊びが見られるものの、機能的には正常で、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、錆等も少なく、ライフリングも深くはっきりと確認出来ます。 シリンダーのパーカション・ニップルについても、現状目立った欠けや変形等は見られません。

本品はオリジナル性が高く、作動も完全なM1862 ポリスです。昭和46年に米国から輸入されてから、ワンオーナーで大切にされてきた希少品です。オリジナル刻印に拘りを持たれていた優品コレクションの中の一挺で、M1862 ポリスとしてはお値打ち価格になっています。(MM)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 26.4cm、銃身長: 11.4cm、口径: 1.0cm、銘文: ADDRESS. COL.SAML. COLT NEW-YORK U.S.A.

【その他の情報】
昭和46年10月8日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


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