国名:ドイツ
時代:第二次大戦
種類:対戦車ライフル/グレネード&ロケット・ランチャー/無反動砲/迫撃砲

パンツァーファウスト 100

¥1,100,000
商品番号
9833
発売日
2025/06/01
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Panzerfaust 100
種類
対戦車ライフル/グレネード&ロケット・ランチャー/無反動砲/迫撃砲
国名
ドイツ
時代
第二次大戦
全長
1,060mm
口径
42mm
装弾数
単発
【パンツァーファウスト 100 について】
パンツァーファウスト (Panzerfaust) は、第二次世界大戦中にドイツで開発された使い捨ての携帯対戦車擲弾発射器です。 発射筒は両端が開口した単純な金属パイプにより製作されており、弾頭は発射筒内に収められた黒色火薬を用いて無反動砲の原理で発射され、発射薬は発射筒内部で完全に燃焼しました。 また、撃発機構についても、板バネを用いた単純な構造となっており、安全ピンを抜いて照準器を起こした後、照準器基部と発射レバーの間に設けられた安全装置を前方にスライドさせて解除し、発射レバーを握り込む事により、撃針と一体となった板バネが解放されて発射される構造となっていました。 弾頭は大型の成形炸薬弾となっており、弾頭後部の板バネで製作された折り畳み式安定翼によって飛行を安定させていました。 照準器は折り畳み式のラダー・タイプで、フロント・サイトは設けられておらず、距離に応じて照準器に設けられた開口部のノッチと弾頭上部の突起を合わせて照準を行いました。 尚、発射筒は使用後に廃棄されました。
パンツァーファウストの開発は、HASAG社 (Hugo Schneider AG) のHeinrich Langweiler博士の率いるチームによって行われました。 最初のパンツァーファウストは、ファウストパトローネもしくはパンツァーファウスト 30 クライン (小型) と呼ばれるもので、1943年の夏までに生産に入りました。 同年末にHASAGではパンツァーファウスト 30と呼ばれる改良型が開発されましたが、これは基本構造は同じものの、より大きな弾頭を装備し、装甲貫通力を向上させていました。 1944年初頭には、次の改良型であるパンツァーファウスト 60が開発され、弾頭の威力を維持しつつ、より大径の発射管と強力な発射薬の使用により、有効射程距離を30メートルから60メートルに倍増させました。 1944年11月には、さらに改良されたパンツァーファウスト 100が登場し、推進剤をタンデム構造にする事により、有効射程を100mまで延伸しました。 大戦末期にはさらに有効射程を150mや200~250mに伸ばした改良型のパンツァーファウストも開発されました。 ドイツでは終戦までに数百万発のパンツァーファウストが生産され、連合軍戦車の撃破に貢献しました。 パンツァーファウストは、戦後ソ連の対戦車擲弾発射器であるRPG-2の原型となった他、他の多くの国もパンツァーファウストを参考に同様の兵器の開発が行われるなど、戦後の携帯式対戦車兵器の開発に多大な影響を与えました。

【本個体の説明】
本品の弾頭や発射筒は半光沢のオリーブ・グリーン塗装が施されており、塗膜の下やサイト裏面などに薄っすらとサンド・イエロー塗装が確認できる箇所があるほか、部分的に深い朽ち込み痕が見られます。 オリーブ・グリーン色の塗膜は比較的しっかりしており、現状大きな腐食の進行は見られません。 発射筒表面の赤ステンシル文字はリペイントと思われますが、非常に雰囲気があります。 弾頭表面の使用法を示したラベルは一部表面の印刷が剥がれている箇所こそ見られますが、大部分で残っています。 起倒式の照準器と発射レバーには欠品は見られず、照準器の起倒操作は問題なく行う事が可能です。 収納状態の照準器に差し込んで固定する安全ピンが付属します。 発射筒については点火薬や発射薬などの一切入っていない合法安全品です。 発射レバーのテンションは無くなっています (これは発射レバーの構造が一度しか機能しない、パンツァー・ファウストの設計によるものです)。 発射レバーが押し込まれていない状態で照準器根元にあるセーフティー・バーを安全位置にすることで、連動して発射レバーがロックされ、押し込むことができなくなります。 直径約15cmの成形炸薬弾頭の内部は空で、外装のみの状態となっています。 弾頭の前後の分割リブ部分には、炸薬を取り出した際に施されたと思われる折り返しの痕が見られます。 弾頭には木製軸と板バネ製安定翼が残っています。 弾頭に一部凹みが見受けられますが、全体としては概ねしっかりとした状態が保たれています。 弾頭についても信管、装薬などは一切入っていない合法安全品です。 (TK)
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