国名:日本
種類:短筒/馬上筒
備考:松本零士先生旧蔵品

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松本零士先生旧蔵品

火縄銃 堺二匁五分馬上筒 (銃砲刀剣類登録証付古式銃、在銘: 籃谷権右衛門作)

¥660,000
商品番号
9758
発売日
2025/05/08
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Japanese Matchlock Cavalry Pistol、SAKAI style
種類
短筒/馬上筒
国名
日本
全長
381mm
口径
10mm(実測11,7mm)
装弾数
単発
その他
松本零士先生旧蔵品
【火縄銃 堺二匁五分馬上筒 (在銘: 籃谷権右衛門作) について】
本品は馬の上から片手で射撃が出来るようにした小型の火縄銃です。 洋式銃ではピストルに相当しますが、火縄銃では馬の上で使用する意味で「馬上筒」と呼ばれました。 本品は全長が約381mm、銃身長が244mmと馬上筒の中でもやや小振りな品で、筒の太さに対して口径は二匁五分(実測約11.7mm)とやや大き目です。 小振りながら引き締まった上等な馬上筒です。

本品は在銘品で、銃身下面には「籃谷権右衛門作」の銘が入っています。 籃谷権右衛門(かごや ごんうえもん)は摂州堺の鉄砲鍛冶の一門で、全国鉄砲鍛冶銘地域別分類P.70及び全国鉄砲鍛冶銘鑑P.210に掲載されています。

本品の筒 (銃身) は鉄味の良い八角銃身(オクタゴン・バレル)で、作域の良い八角柑子と相俟って鉄砲鍛冶の腕の良さが伺われます。 柑子の後ろから八角形の銃身が見事な曲線で絞られて一旦細くなってから、その後ろから再び徐々に太くなります。先目当 (照星) は小さな三角形で、元目当 (照門) は溝形になっています。 筒 (銃身) は二ヶ所の目釘により銃床に固定されます。 台 (銃床) には目釘の飾り金具は桜花になっています。 カラクリは内カラクリで、カラクリの地板や胴金(幅7,7mm)、火蓋といった金属部は真鍮製となっており、鴨口形の引金には用心金は設けられていません。 引金の穴の飾り金具は長方形です。 雨覆は楔により銃身に取り付けられています。 火挟は鉄錆地で非常に上手な銀蝋流しで飾られています。 火挟の横鋲の頭は立体的な桜花になっています。矢倉鋲はない構造です。真鍮製の芝引金は剣先形になっています。台カブの鋲裏座金も目釘穴の飾りと同じ桜花で統一されています。

馬上筒は文字通り乗馬した侍が使用した品です。 足軽が使用した軍用筒や標的射撃、狩猟用の火縄銃とは異なり、馬上筒は武士が使用した兵器の中でも遥かに珍しく、欧米の将校用ピストルよりも希少価性の高い品です。本品は堺の鉄砲鍛冶が作った優品です。(MM)

【本個体の説明】
本品の筒(銃身)を含む鉄部は時代黒錆に覆われていますが、これは当時の日本における防錆方法であった錆付けによるもので、欧米のようにブルー仕上げがなかった日本では一般的なものでした。 銃身は大きな欠損等は見受けられず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 銃身下部の目釘金具と銃床の目釘穴の位置は二ヵ所とも一致しています。
台 (銃床) については、暗い色合いが渋い上手な作りです。経年使用の小傷や擦れが見られるものの、現状比較的しっかりとした強度も十分保たれています。 鋲裏座金等の金具についても欠品は見られず、総じてしっかりとした強度が保たれています。 カラクリの地板や火挟、弾金、胴金、雨覆、火蓋、引金といった真鍮部分についても、目立った傷等は見られず、良い時代色が付いています。台の内部にひび割れを補修した形跡がありますが強度的にも問題無く、外部には傷は出ていません。背割りに細いヒビが入っていますが全く気になりません。目釘は付属していません。火蓋の開閉は問題なく行う事が可能です。 尾栓は取り外しは可能で、真面目な尾栓が付いています。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、火穴も抜けています。 尾栓が簡単に抜けるので銃身内部の手入れも良くされています。カラクリの火挟を起こすとロックが掛かり、引金を引くと火挟がスムーズに落ちます。 先端が真鍮製の覆いが付いた木製のカルカ (さく杖) です。銀蝋流しの火挟が素晴らしい上等な品です。 松本零士先生収蔵品らしい在銘の渋い優品です。(MM)

【登録証情報】
(種別: 火縄式銃砲、全長: 38.1cm、銃身長:24.4cm、口径:1.0cm、銘文: 籃谷権右衛門作)

【その他の情報】
平成12年9月8日 千葉県教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 無可動実銃ではありません。漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


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