国名:イギリス
種類:連発式拳銃
備考:松本零士先生旧蔵品

松本零士先生旧蔵品

コルト M1849 ポケット リボルバー 5" 銃身モデル (登録証付古式銃、ロンドン工場製、#1905)

¥3,190,000
商品番号
9721
発売日
2025/04/16
取扱店舗
東京店
在庫
1
英名
Colt M1849 Pocket Revolver, London Factory
種類
連発式拳銃
国名
イギリス
全長
245mm
口径
7,5mm
装弾数
5発
その他
松本零士先生旧蔵品
【コルト M1849 ポケット リボルバー について】
コルト M1849 ポケット リボルバーは、サミュエル・コルト社 (Samuel Colt、現在のColt Firearms社) で1850年より1873年まで製造されました。 南北戦争 (1861年-1865年) で主要拳銃として使用されたコルト M1851 ネービー・リボルバーよりも先に生産が始められました。 構造的にはM1851 ネービーと全く同じですが、一回り以上コンパクトになり、非常に引き締まった形をしています。 M1849 ポケット リボルバーは全て.31 口径ですが、5連発と6連発のモデルが存在します。 更にオクタゴン銃身の銃身長が3、4、5、6インチの異なるバリエーションも存在します。 コルト M1849 ポケット リボルバーは、M1851 ネービーが軍用として採用されたのに対して民間用として販売されました。 当時コルト社が生産したパーカッション・リボルバーの中で最も商業的に成功した品で、23年の間に約34万挺も製造されました。 コルト社のパーカッション・リボルバーの特徴として、銃身部分とフレーム部分がシリンダーを挟むように、前後に分解出来る構造になっています。 バレル・ウェッジと呼ばれる「楔 (くさび)」のような小さな部品を右から左に押し出す事によって、銃身部分とフレーム部分が容易に分離します。 尚、4インチ以上のバレルの下にはローディング・レバーが付いています。
銃身長と装弾数以外にも、下記の容易に判別が可能な四つのバリエーションが存在します。

#1 Two Line Hartford Address
#2 Two Line New York Address
#3 One Line New York Address
#4 London Made Pocket

銃身上の刻印の違いが大きなポイントですが、その中でも部品の多くに小差が見られます。 四つのバリエーションには特徴 (掟) があり、どれだけ本来の特徴に沿ったものであるかがその個体の価値を決めるものになっています。
コルト社のロンドン工場では、1853年から1856年頃にかけてM1849 ポケット リボルバーが製造されました。 ロンドン工場では、約11,000挺 (一説では10,755挺) のM1849 ポケットが製造されたとされています。 英国には当初米国ハートフォード工場製のM1849 ポケットが輸入されていましたが、早い段階で米国製の部品を英国で組み立てるノックダウン生産が行われるようになりました。 ロンドン工場で作られた部品を用いた完全な英国製のM1849 ポケットは、1854年2月以降に製造されるようになったと言われています。 ロンドンでの完全な生産体制が整うまでの間に製造された初期の生産品では、英国製や米国製の部品が混在した物も確認されています。 ロンドンで製造されたM1849 ポケットには米国製とは異なる特徴が見られ、殆どの個体では銀鍍金 (もしくはブルー仕上げ) が施された鉄製のトリガー・ガード及びバック・ストラップを備え、ネジの頭部はより丸みを帯びたドーム状になっています。 また、米国製のM1849 ポケットでは、多くの仕上げやグリップのオプションが存在しましたが、ロンドン製ではほぼ全ての個体がブルー仕上げの銃身とケース・ハードン仕上げのフレーム、ニス仕上げのウォールナット製グリップという仕様となっていました。 アダムス、トランター、ウェブリーといった、英国の他の大手銃器メーカーと競合する為、ロンドン製M1849 ポケットの銃身のブルー仕上げやフレームのケース・ハードン仕上げは、米国製に比べて丁寧に仕上げられていました。 尚、コルト社の英国ロンドン工場は1857年初頭に閉鎖され、英国におけるM1849 ポケットの生産もそれに合わせて終了しました。 (MM)(KK Updated)

【本個体の説明】
本品は銃身長5インチ、5連発モデルのコルト M1849 ポケット リボルバーです。 銃身の上に細かい文字で「ADDRESS COL. COLT, LONDON.」のメーカー刻印が二行にわたって入っており、銃身左側面やシリンダーには英国のロンドン・プルーフ刻印が入っている事から、コルト社の英国ロンドン工場で製造されたことが判ります。 本品のシリアルNo.は1905で、シリアルNo.から1855年製である事が窺えます。 トリガー・ガードは英国製で一般的な鉄製で、大型のタイプとなっています。 シリンダーの駅馬車 (Stagecoach) のロール・エングレービングや「COLTS PATENT」の刻印は、一部薄くなっている箇所は見られるものの、大部分がはっきりと残っています。 また、フレーム左側面の「COLTS PATENT」の刻印も比較的はっきりと確認出来ます。 シリアルNo.は銃身、フレーム、トリガー・ガード、バック・ストラップ、ローディング・レバー、シリンダー、シリンダー軸、バレル・ウェッジでマッチしています。 尚、左側グリップ前部に1297と読める番号が入っています。 ロンドン工場製のM1849 ポケットは、米国製よりも仕上げが丁寧で、当時の英国銃工の技術の高さが窺えます。
本品の銃身やフレーム、シリンダー、トリガー・ガードといった鉄部は、全体に仕上げが落ちて白磨きのような状態となっており、やや打ち傷や時代錆の他、若干の表面錆痕が見られるものの、目立った欠損等は見られず、概ねしっかりとした状態が保たれています。 木製のグリップについては、若干の打ち傷を除いて目立った破損等は見られず、オリジナルの艶の有る仕上げも良好に残っており、グリップ・フレームへの取り付けにもがたつきは見られません。
作動については完全で、ハンマーのハーフ/フル・コックはしっかりと掛かり、シリンダーも正常に回転します。 フル・コック位置でトリガーを引くと、ハンマーがスムーズに落ちます。 銃身内は銃口から銃身後部まで完全に抜けて (通って) おり、若干の表面錆は見られるものの、ライフリングは比較的はっきりと確認出来ます。 コルト系リボルバーの持病とも言える、銃身とフレームの取り付けのがたつきについては現状殆ど見られず、シリンダーの前後の遊びについても十分許容レベルです。 ローディング・レバーの左右の遊びについても最小限で、機能についても問題なく、前方に折り畳んだ際のキャッチもしっかりと掛かります。 シリンダーのパーカッション・ニップルについては、やや時代錆が見られるものの、現状大きな欠けや変形等は見られません。

本品は漫画家の松本零士先生のコレクションの中の一挺です。 (KK)

【登録証情報】
(種別: 管打ち式銃砲、全長: 24.5cm、銃身長:12.7cm、口径:0.75cm、銘文: ADDRESS COL.COLT LONDON COLTS PATENT)

【その他の情報】
令和5年8月10日に東京都教育委員会で交付された銃砲刀剣類登録証が付いた、可動する実物の古式銃です。 漫画家の松本零士先生の旧蔵品です。 無可動実銃ではありません。

古式銃は約150年以上前の古い機械物の骨董品であり、高価な品でございますので、出来ましたら現物をご確認の上、ご購入いただけますようお願いいたします。 無可動実銃とは異なり作動する機械物ですので、作動や仕上げの確認をご自身で行われる事をお勧めいたします。 通信販売でのご購入を検討される方は、詳細画像を十分ご確認いただいた上でご注文ください。


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